昨日は引き寄せがうまくいかない理由として「焦点」のお話をしました。
思い描いた現実がうまく引き寄せできない理由はいくつかありますが、今日はそのうちの一つ、「メンタルブロック」についてお話します。
メンタルブロックとは僕たちが無意識の領域(潜在意識)で感じている心理的ブレーキのことです。
例えばこんな経験ありませんか?
年収1億円手に入れたいと願うと、
心のどこかで「そんなの無理だろ」という声が聞こえる。
この心の声が潜在意識で、無意識のうちに自分の願望にブレーキをかけているのです。
どんなに自分のコントロールできる意識(顕在意識)で願望を思い描いたとしても、無意識の領域(潜在意識)でその逆のことを考えていたら、願望は実現しません。
引き寄せの法則は潜在意識で思い描くものを引き寄せるからです。
これは潜在意識が僕たちの意識の97%を占め、顕在意識はわずか3%しかないからだと個人的見解では考えています。
上記の通り潜在意識のもつエネルギーは圧倒的に顕在意識より大きいです。
だから顕在意識にどんなに働きかけても、潜在意識で逆のことを考えていれば、それによって願望が上書きされてしまうのです。
潜在意識は意識的にコントロールできません。だからこそ引き寄せの法則は難しく、なかなか願望実現がうまくいかないのです。
では潜在意識を支配しているものの正体とは一体何でしょうか?
それは僕たちの「観念、信念」です。
観念、信念というのは簡単にいうと「~べきだ」、「~ねばならない」、「~とはこういうものだ」という思い込みのようなものです。
「べき、ねばならない」についてはまた後日説明します。
メンタルブロックを形成している観念は今回のケースでいうと、
例えば「今、自分の年収は20万円しかないのだから年収1億円なんて不可能だ」という根拠のない思い込みです。
赤ちゃんは「無理だ、できない」とは考えません。
それが成長していく中で、周りの環境や影響により与えられた価値観で、徐々に観念が作り上げられていきます。
もし否定的な言葉を浴びせられ続けていたら、徐々に「自分には価値がない」、「自分にはできない」と考えるようになるでしょう。
最初は顕在意識で「自分には価値がない」と考えます。そして何度もそのことを考えているうちに、その観念が潜在意識に届きます。
顕在意識は潜在意識とつながっています。
そして繰り返し感じているうちに、汚れ(のようなもの)として心(潜在意識)にこびりついてしまうのです。
日本は謙遜の文化がありますので、自分のことを低く評価することが美徳とされますが、引き寄せの法則の観点からすると、この考え方は望ましくありません。
自分は凡人だ、自分なんて大したことない、と言っているうちにその観念が潜在意識にインストールされてしまい、本当に凡人、大したことのない人間になって(引き寄せて)しまいます。
この観念を書き換えるためには、
自分はすごい、と自分自身をほめ続けることです。
そしてダメな部分があっても決して否定しないこと。
他人に何と言われようが、あなただけは自分のことを決して否定しないでください。
そして自分は最高だ、天才だと語りかけ続けること。
観念は長年蓄積され心にこびりついた汚れですから、簡単には書き換えられません。
願望を思い描いたときに、「そんなの無理」という声が聞こえなくなるまで語りかけ続けてください。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。