「人生がうまくいかない」と思う瞬間はありませんか?
人生がうまくいかない理由はたった一つです。
人生がうまくいかない(いっていない)と思っているから
これにつきます。
僕もどん底を経験していたころ「人生が全然うまくいかない」ともがき苦しんでいました。
そんな時に引き寄せの法則を勉強していた時、ある方にこの真実を教えてもらいました。
「あなたの人生がうまくいっていないのは、あなたが人生うまくいかないと思っているからですよ」
この言葉を聞いた時にハッとしたことを覚えています。
「確かに僕は自分の人生うまくいっていないと思っていた」ということに気づかされました。
その日から僕は「自分の人生はうまくいっている」「自分は成功している」と声に出すようになりました。
認知的不協和については以前解説しましたが、思考(うまくいっていないという思い込み)と行動(声に出すという行為)に矛盾が生じるとき、脳は辻褄を合わせるために行動したことが真実だと思い込むという特徴があります。
自分の潜在意識が持っている観念(思い込み)が現実化する。
ということは「うまくいっていない」と思えばうまくいかなくなるし、
「うまくいっている」と思えばうまくいくのです。
潜在意識に暗示をかけるために、声に出して繰り返し自分に話しかけていたわけです。
ですが今日お伝えしたいのはそれだけではありません。
もしあなたが今どん底にいて「人生がうまくいかない」と思っている方にやってみてほしいことがあります。
「過去に起こったネガティブな出来事にギフトはなかったか?」考えてみてください。
きっとその出来事があったからこそ得ることのできたプラスの要素もあったと思います。
僕自身もたくさんの挫折をしてきたましたが、思い返すとそのすべてにギフトがあり、その出来事のおかげで人生のターニングポイントを迎え、現在の人生につながっていることに気づきました。
世の中にいる成功者たちも多額の借金に苦しんだ経験があるからこそ、おおきな成功を手にすることができたという人もたくさんいます。
僕自身も、大学時代に部活の主将と喧嘩してクラブをやめ、そのスポーツの道に進むことを断念したことで、添乗員になりました。
添乗員の時、自分だけに海外の仕事が入らないこと(今考えると相当傲慢な考えですが)に不満を持ち、会社を辞めて海外に出たこと。
シンガポールのビザが切れた後、再就職先の日本の企業に内定をドタキャンされたことでカナダの企業と出会うことができたこと。
カナダで人間関係に苦しみ、退職したことで時間的、精神的自由を手に入れたこと。
これだけではありませんが、当時マイナスだと思っていたこれらすべての出来事が自分にとってのターニングポイントになっていることに気づきました。
スティーブジョブズのスタンフォード大学での伝説的なスピーチがあります。
「未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできることは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。
だから点と点がいつかなんらかの形でつながると信じなければならない」
今どん底にいる人たちに「過去のネガティブな出来事にギフトはなかったか?」振り返ってみてください、と僕が言ったのはこういうことです。
つまり、今あなたがどん底に感じている出来事は未来の視点から見るとプラスの出来事なのです。
だから「人生うまくいかない」と考えるのではなく、「未来の成功につながる過程である」と考えるのです。
どん底に感じるような出来事は「人生のステージが変わるきっかけ」です。
願望実現のためには「痛みと快楽」をうまくコントロールする必要があり、どん底の出来事は「痛み」にあたります。
もしあなたが会社員として働いていたとして、毎月一定の給料をもらっていたと想定してください。
多少給料に不満はあったとしても、人生を脅かされるようなリスクはありません。
もしこの状態にいたとしたら、あえていばらの道を選び大きな成功に向けて歩き出す人は極めて少ないと思います。
なぜなら「安定」という快楽があるからです。
ではあなたが多額の借金を抱えていたと想定してみましょう。
なんとかして借金を返済しないといけないが、会社員のままでは到底返せる目途が立たない。
多額の借金を返すためには大きく稼ぐ必要があり、「起業」という選択肢を必然的に選ぶことになる。
起業がうまくいくかどうかは本人しだいですが、うまくいけば経済的な豊かさと時間的自由を手に入れることができます。
安定という快楽の状態にいる人が起業という選択肢を選ぶ確率は低いですね。
どん底という痛みがあり、「なんとしても人生を変えたい」と思うからこそ、大きな成功を手にすることができる選択肢を選ぶことができるのです。
もし現状に不満はないけれど、自分は大きな成功を手にしたいという方は次に紹介するワークをやってみてください。願望実現のための有名なワークです。
「1年後、5年後、10年後、給料も人間関係も体の状態(体形)もすべて今とまったく同じ状態だったらどう思うか?」
それぞれの年数ごとにわけて、その時点での自分の感情はどう思っているかをノートに書きだしてみてください。
もしその時の感情と今の現状を比べてみて特に不満がないのであれば、今のままでいることが自分にあっているということでしょうから、そのまま進んでいけばいいと思います。
でも「今とまったく同じ状態の未来の自分」に不満を感じるのであれば、あなたは深層心理で現状を変えたいと思っているということだと思います。
そんなあなたにどん底が訪れてくれれば必然的に自分が変わらざるを得ませんね。
ですからどん底というのは「人生に変化をもたらすターニングポイント」であるということができるわけです。
もしどん底という出来事が起こらないの出れば、自分で意図的に変化をもたらす必要があります。
「普段やらないことに挑戦してみる」など、自分が今いる環境には無いものを取り入れることが必要になってきます。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。