うちの妻の口癖は「なんで!」でした。
これは良好なパートナーシップを築く上で、相手に対して致命的なダメージを与えるクリティカルワードだと個人的に思います。
どういうシチュエーションでこの「なんで!」を使っていたか説明します。
- 片付けができていない→なんで片付けできてないの!
- ゴミを出してない→なんでゴミ出してないの!
- 暖房消してない→なんで暖房消してないの!
などです。
おわかりいただけると思いますが、妻は几帳面、僕はテキトーです・・・。
妻がイライラするのも十分理解できます。
しかし「なんで!」という言葉を使うことにより、相手を必要以上に追い込んでしまうことになります。
!を使っているのがポイントです(笑)。相手に対して答えを求めているわけではないのです。
「なぜこんなこともできないのだ」という意味がそこには含まれており、相手を責める攻撃的な言葉です。
例えば上記のケースでいうならば
- 片付けてよor片づけてなかったよ
- ゴミ出してよorゴミ出すの忘れてるよ
- 暖房消してよor暖房消してなかったよ
と言い換えることができれば、お互いに気分を害することはありません。
聞くところによると「なんで?」という言葉は、コミュニケーションの中で最も危険な言葉だそうです。
理由を聞かれたほうも言い訳をすることしかできず、言い訳をすればより相手をおこらせてしまうことになるからです。
「なんで!」という言葉を使わないでほしいということを伝えてからは、この言葉を使う頻度は減りました。
まあ、僕がズボラだからよくないんですが。ちゃんと言われたことを忘れずにやるようにします。
本題に入りますが、僕たちは日常「なんで?」という言葉を頻繁に使います。
そしてその大半はネガティブな意味で使っています。
「なんでうまくいかないんだろう?」
「なんで自分ばかりこんな目に遭うのだろう?」
口癖とはよく言ったもので、同じ言葉を頻繁に使うようになると、それが癖になります。
言葉の癖は思考の癖。ポジティブな言葉を使うようにしていれば、物事をポジティブに捉える癖ができるし、ネガティブな言葉を使っていると、なんでもネガティブに考えてしまうという癖ができます。
「質問の質が人生の質を決める」という有名な言葉があります。
なぜなら質問をすることによって、僕たちの思考の焦点が決まるからです。
「なんでうまくいかないんだろう?」と質問をすれば、脳はうまくいかない理由を探します。
「どうすればうまくいくのだろう?」と質問をすれば、脳は解決策を探します。
引き寄せの法則的観点から説明すると、「なんでうまくいかないのだろう」と言っているときは、うまくいかないということにフォーカスしています。だからうまくいかない現状を引き寄せます。
「どうすればうまくいくのだろう?」という質問はうまくいく方法にフォーカスしています。だからうまくいく方法を引き寄せます。
引き寄せの法則を活用して人生を好転させたいのであれば、質問の力を利用し焦点をコントロールする必要があります。
「人生はあなたの考えた通りになる」というのはつまりこういうことです。
僕たちは無意識のうちにネガティブな「なんで?」を使う癖ができています。
普段から思考を観察し、質問をコントロールしてポジティブに焦点を当てる習慣を意識的に心掛けていけば、人生は間違いなく好転していきます。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。