以前にもちょっとお話したと思いますが、うちの夫婦は几帳面な妻とズボラな夫(自分)というまったく正反対の性格のカップルです。
結婚生活も長くなってくると愛情も薄れてきて、いつしかただの同居人になってしまうというのはよくある話です。
相手に対する感謝も忘れ、ストレスのはけ口にしてしまったり、自分の都合のいいよううに使ってしまったりします。
しかし本来夫婦というのは運命共同体で、2人で力を合わせて明るい未来へと進んでいくべき存在のはずです。ある意味最も大切にすべき存在です。
日々の生活に追われ、そういう大切なことを忘れて、気がついたら争いあう関係になってしまうこともあります。
大変なこともたくさんありますが、その人とパートナーになったのは必ず意味があります。
たとえ理想の結婚相手でなかったとしても、そこから何かを学び、さらに良い人生へ進んでいくきっかけをくれる存在かもしれません。
我が家でよくある光景
才能のトピックの時も話をしましたが、僕は家事の才能がまったくありません。料理もほぼできないですし、掃除や洗濯も雑です。
自分では綺麗にしたつもりでも、妻からはダメ出しの嵐です。
妻は僕のいい加減さにイライラし、僕はダメだしをされたことに対して腹を立てる。
こんな状態ではとてもいいパートナーシップとは言えないと思います。
息子にも悪い影響を与えてしまうので、極力こういう小さなことで揉めるようなことは避けたいものです。
この原因は観念と期待から生まれる軋轢です。
だから相手に期待をせず、自分の観念を相手に押し付けないことが大切です。
妻からすれば「これぐらいできて当たり前」という相手に対する期待をしているわけです。そして夫(自分)がその期待に応えるだけの結果を出すことができなかったことに対してイライラしているのです。
洗ったお皿を決まった場所に戻していないことに対しても、怒られることがよくあります。
その時の僕の反応も「文句言うなら自分でやれよ」という態度で、長い間この状況を繰り返し、いつまでたっても成長できていませんでした。
観念とは「~すべき」、「~ねばならない」というような思い込みのことですが、ここではその観念を相手に押し付けていることによって、お互い嫌な気分になってしまっているわけです。
適当な自分からすれば、お皿の戻す位置なんてどこでもいいのです。でも「このお皿はここに戻さないといけない」というルールを厳格に守っている妻からするとそれは許せないことなのだと思います。
イライラする理由
これはパートナーシップに限ったことではありません。ひとそれぞれ価値観や観念が違うから、他人の言動に対してイライラしたり、腹を立てたりするわけです。
不必要な観念は持たないほうが人生が楽になる、と以前のブログでお話しましたが、どうしてもその観念を手放すことができないのであれば、せめてそれを他人に押し付けて期待をすることだけでも止めることができれば、自分も楽になると思います。
多分僕たちは、夫婦はどこかで一心同体だと思ってしまっているのかもしれません。「言わなくてもわかってもらえる」と思っているからこそ、相手に期待をしてしまい、そして期待を裏切られ激怒してしまうように思います。
僕は自分を成長させてくれる人の存在はみんなソウルメイトだと思っています。
両親、パートナー、子供、職場の人など。自分に関わりのある人は多かれ少なかれ、自分に影響を与えてくれます。
仮にその影響自体がマイナスなものであったとしても、そこには必ず学びがあり、学びがあるということはすなわち成長があるということだと思っています。
僕の母親は身の回りのことをなんでもやってくれる人でした。だからこそ、自分で何もできない大人になってしまったわけです。
そういう僕だから妻のような人をパートナーとして引き寄せたのだと思います。
もし自分の母親のように何でもやってくれる人が奥さんだったら、きっと僕は何もしないだろうし、何もしないからできるようになることもなかったと思います。
妻のスパルタ教育(笑)があったおかげで、少しずつですが家事もできるようになってきました。だから悪いことばかりではないと思っています(と考えるようにしてます 笑)。
そんな妻も息子と一緒に今日から日本で春休みです。僕は一か月間一人で生活しなければなりません。
にぎやかだった部屋で一人寂しくブログを書いています。
こういう時は余計に妻のありがたさがわかるもんですね。
毎日のご飯を考えるのが面倒くさいのと、炒め物ぐらいしかできないので毎日の食事が憂鬱です。
一時期は本当に険悪な関係で危機的状況でしたが、最近では揉めることも少なくなりました。
鏡の法則の影響なのか、自分が内面的に成長したから妻にも変化が訪れたように思っています。
時には言い争いをすることも必要かもしれませんが、本当の意味で相手を理解し、受け入れることができるようになれば、明るい未来へと協力して進んでいくかけがえのない存在になるのがパートナーだと思っています。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。