潜在意識と引き寄せの法則でどん底から人生逆転

カナダで失業、生活保護、人生どん底からの逆転。

「○○したい」という都合のいい言葉が厄介な理由



政治家や公的機関の不祥事があったときなど、

「早急に対処していきたい」といった答弁をよく耳にします。

 

僕はそういう発言を聞くたびに思うことがあります。

 

「したい」じゃなくて「します」だろ、と。

 

「したい」ってことはしない可能性もあるわけです。

そして、大抵の場合やっていないことが多いです。

 

「したい」という言葉は非常に都合のいい言葉です。

 

「(やる)意志はある」ことを見せることができるし、

やらなかったとしても嘘にはならないからです。

 

やるつもりがなかったとしても、

「やりません」といったら角が立つので、

「やりたい」とだけ言っておけばとりあえず許されます。

 

この都合のいい言葉は個人の人生においても、

時に厄介な存在になることがあります。

 

 

「○○したい」には2種類ある

「○○したい」という言葉は2種類あります。

 

「食べたい」、「遊びたい」といった本当に「したい」と思っていること。

 

「起業したい」のような言っているだけで本当はやりたいと思っていないこと。

 

前者については説明不要だと思うので、

ここでは詳細については触れません。

 

後者は一見矛盾しているように思えるので、

少し掘り下げてお話ししてみます。

 

「起業したい」と言っているのにいつまでも起業準備が終わらない人は、

実は「起業したい」と思っていないのです。

 

本当にやりたいと思っていることは、

行動せずにはいられないからです。

 

本当にやりたいと思っているならば、

他人から止められたとしてもやるはずです。

 

いつまでも行動に移すことができないということは、

本当はやりたいと思っていないということです。

 

もしくは「やりたい」という気持ちが小さいのです。

 

行動する痛みと行動しない痛みを比較したときに、

行動する痛みのほうが大きいから行動できないということです。

 

行動しない痛みよりも「やりたい」という気持ちのほうが大きければ、

実際に行動することができるようになります。

 

「○○したい」が厄介な理由

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この「○○したい」が厄介な理由は、

冒頭の政治家の答弁の事例によく似ています。

 

「○○したい」と言葉にすることで、

自分自身を納得させることができるからです。

 

「起業したい」と言葉にしておけば、

起業する意志があることを示すことができます。

 

要するに、「完全に諦めたわけではない」ということです。

 

人間誰しも「夢を諦める」という現実は受け入れたくないもの。

 

「やらない」ときっぱり言ってしまうとその現実を受け入れることになるので、

「やりたい」とお茶を濁しておくのが都合がいいのです。

 

「やるつもりはある。しかし、○○だから今はできない」

 

といったように様々な言い訳を持ち出して、

行動しない自分を正当化します。

 

www.theloablog.com

 

「やるつもりはある」という意志を示している限り、

夢破れたことにはなりません。

 

痛みもなく、かといって夢を諦めたわけではなく、

一番都合のいい状態を作り出すことができるのです。

 

思っているだけではやらないのと一緒

どんなに「やりたい」と思っていたとしても、

実際に行動しないのであれば、それはやらないのと同じことです。

 

レストランに行って店員さんに、

「カレーライスが食べたい」と念を送ったとしても、

カレーライスが運ばれてくることはありません。

 

カレーライスが食べたいのであれば、

「言葉にして伝える」という行動を起こす必要があるわけです。

 

部屋から一歩も出ずにひきこもっている人が、

どんなに「億万長者になりたい」と念じたところで、

突然大金が舞い込んでくるなんてことはありません。

 

「やりたい」を「やります」という自己宣言に変える

人々が行動できない一番の理由は、

「行動しない」という選択肢があるからです。

 

「行動しない」という選択肢がなくなれば、

必然的に行動せざるをえなくなります。

 

「やりたい」を「やります」という自己宣言に変えることで、

選択が決断に変わります。

 

決断をする=退路を断つということです。

 

もちろん、実質的には行動しないこともできますが、

そうすると自分との約束を反故にしたことになります。

 

政治家も「やります」と断言してしまったら、

やらなかった時に責められてしまうので、

曖昧な表現で答弁をしているのだと思います。

 

ちょっとした言葉遣いの差ですが、

このちょっとの差が人生に大きな違いをもたらします。

 

まとめ

 あなたには「したい」と思っているのに、

なかなか行動に移せないものはありますか?

 

もしあるならば、

今日から「したい」ではなく「します」に言葉を変えてください。

 

そして自分自身に宣言し約束をするのです。

決断をして「行動しない」という退路を断ってください。

 

扉の先には必ず新しい世界が待っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。