一般的に言われていることは、
「将来の目標を明確にもち常に意識続けた方がいい」
ということです。
願望実現においてそのことはとても重要ですが、
やり方によっては逆効果になることもあります。
未来のことを考えすぎるあまり、
今という瞬間がおろそかになってしまうからです。
最高の人生を送るためには、
今という瞬間を全力で生きる必要があります。
過去や未来に意識がタイムスリップしてしまうと、
今という瞬間を生きることができなくなります。
五感で感じるという体験は今しかできません。
過去の記憶がほとんど残っていないのは、
「今ここ」におらず上の空で生きていたからです。
未来のことを考えない方がいい理由
①不安が拡大する
将来に漠然とした不安を持っている人はたくさんいます。
「老後が不安」と言っている人は本当に多いですよね。
誰だって将来に多少の不安は感じるものですが、
そんなこといちいち考えていても仕方ありません。
不安を感じるだけで行動しないのであれば、
何も変わらないからです。
何よりも恐ろしいのは、
不安によって少しずつエネルギーが奪われることです。
意識を注いだものは拡大します。
不安に意識をフォーカスすればするほど、
その不安はどんどん大きくなっていきます。
将来に不安を感じることによって、
今を楽しむということができなくなります。
将来何が起こるかなんて誰にもわからないのだから、
あれこれ考えるだけ時間の無駄です。
②現状のセルフイメージがより強化される
未来を想像するもう1つのシチュエーションは、
理想の未来をイメージしてワクワクすることです。
ワクワクすればするほど願望は実現しやすくなります。
しかし、この方法はやり方次第で逆効果になる場合があります。
理想と現実のギャップがあまりにも大きすぎる場合、
「できるわけない」
という潜在意識からのツッコミが入ってしまうからです。
「今の自分は○○な状態なのに、△△になるなんて無理」
といった感じで考えてしまうのです。
この状態に陥ってしまうと、
もはや未来にワクワクすることができなくなります。
ワクワクするということは臨場感を感じるということです。
脳は現実と非現実を区別することができません。
未来にワクワクして臨場感を感じていれば、
脳はそれが現実だと認識してその願望は現実化します。
しかし、「できるわけない」と潜在意識で思っていると、
現状のセルフイメージがより強化されてしまい、
そのセルフイメージ通りの現実がもたらされてしまいます。
未来を想像することによってつらくなるのであれば、
目標だけ設定しておいて後はあえて考えない
というのも一つの手だと思います。
さいごに
未来のことをイメージしようがしなかろうが、
未来を創るのは今の自分の行動と選択です。
今を全力で生きて一生懸命努力すれば、
間違いなく未来は素敵なものになります。
上の空で生きて「今ここにあらず」だったら、
その状態が未来の自分を作り、
その瞬間はやがて自分の過去となります。
今を全力で生きれば後悔のない人生を送ることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。