引き寄せの法則を発動し願望を実現するためには、思いたいように思う能力がとても重要になってきます。
なぜなら、自分の思い描く願望をイメージしたときに、必ずそれを否定するような心の声が聞こえてくるからです。
頭でイメージしたものと心で思っていることが異なる場合、
心で思っていることが実現されるという法則があります。
「自分の思いたいように思うなんて簡単じゃん」という声が聞こえてきそうですが、
実は簡単なように思えて、実際にやってみるととても難しいことであるということがわかるはずです。
今日の話はにわかに信じがたい内容になっています。
信じるかどうかはあなたの判断にお任せします。
人間の思考を制限するもの
思考とは無限の広がりがあるようなイメージがあります。
そのため僕たちは普段自分の思いたいように思っているという錯覚に陥っています。
しかし、実際には僕たちの思考というのは制限されており、極めて限定的なことしか考えることができていません。
僕たちの思考は目に見える世界によって制限されています。
貧しい人を見ると、「この人は貧しい」と普通考えますよね。
病気の人を見ると、「この人は病気である」と普通思いますよね。
「当たり前だろ」とツッコミがはいりそうですが、
実は人間というのは本質的に皆健康で豊かであって、
病気や貧しさというのは表面的なものでしかありません。
病気や貧しさというコートをまとうことによって、
表面的なもので物事を判断するようになり、
その奥にある本質が見えなくなってしまいます。
貧しい人を見て「この人は豊かだ」と思うことは難しいですよね。
それは、表面的なイメージによって思考が制限されているからです。
このことからも、「思考とは無限の広がりをもつ自由なものではない」ということがわかるかと思います。
物事の真理を見る癖をつける
表面的な物事ばかり見ていると、「自分の思いたいように思う」ことができなくなります。
それは、さきほど説明したように表面的イメージに思考がひっぱられるからです。
そうではなくて、その表面的な物事のさらに奥にある真理に目を向けると、
物事の本質が見えるようになって、自由な思考をもつことができるようになります。
「億万長者になりたい」と頭で考えるのに
「そんなの無理だ」という心の声が聞こえるのは、
現状の(お金がない)自分の表面だけを見て思考が制限されているからです。
銀行の残高だけを見ていたら、自分が豊かだなんてとても思えませんよね。
でも、それは物事の本質が見えていないからそう思っているだけです。
成功者を見て「あの人だから成功した。自分には無理だ」と考えてしまうのは、
その人の実績等の表面的なものしか見ていないからです。
さらに奥底にある真理に目を向けると、
「人間は本質的に同じで、能力に大差はない」ということがわかるはずです。
「自分にはできない」と思ったことは絶対にできません。
だから、表面的なものだけを見て「自分には無理だ」と思ったら、
その通りの現実が引き寄せられてくるだけです。
物事の核心に迫るための質問術
表面的な物事というのは、5W1Hでいうところの「What」や「How」にあたるものです。
このWhatやHowを基準に物事を見つめていては、いつまで経っても本質が見えるようにはなりません。
これらの質問が導き出す答えは、表面的なものしか出てこないからです。
ノウハウコレクターが成功しないのは、「何を」と「どうやって」の部分しか見ていないからです。
物事の本質を理解しないままうわべだけ真似してもうまくいきません。
物事の核心に唯一迫ることができるのは「なぜ(Why)」だけです。
「何をやったからうまくいったのか」
「どうやってやったからうまくいったのか」
ではなく、
「なぜこの人はうまくいったのか」
を考える必要があるということです。
その「なぜ」にあたる核心部分を理解した上で、「何」と「どうやって」を実践するから上手く行くということです。
先ほどの貧しい人を例にとって考えてみましょう。
「この人は○○の仕事(何を)やっているから貧しい」
「この人はお金を○○に使っている(どうやって)から貧しい」
と考えるのではなく、
「なぜ人間は本来豊かなはずなのに、この人は貧しくなってしまったのだろうか?」
と考えるということです。
そうすると、職業やお金の使い方以前に、その人の思考(マインドセット)に問題があることが見えてくるはずです。
人間の行動を決めるものはマインドセットです。
「○○の仕事をする」のも「○○にお金を使う」のもすべてマインドセットが決めていることです。
この「なぜ」を問わずに表面的な物事だけで判断すると、
「○○の仕事をやっているから貧しい」
「お金を○○に使っているから貧しい」
と決めつけてしまうことになります。
そこに思考の柔軟性はありませんよね。
思いたいように思うことができていません。
まとめ
受け入れたくないかもしれませんが、僕たちは自分の思った通りの人生を歩んでいます。
過去の自分の思考を振り返ってみてください。
「なんとなくこういう人生になるだろうな」と漠然と考えていた通りの人生になっていませんか?
「自分は絶対に世界で活躍するメジャーリーガーになる」と信じて疑わなかったのに、今の現実は全然違うという人はいるでしょうか?
今の現実が良いか悪いかは置いておいて、
過去に思い描いていた願望を実現できなかったのであれば、
それは「思いたいように思う能力」がなかったからです。
これからは表面的なものを見ることをやめ、
物事の真理を見つめることで、自由な発想をもつことができるようになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。