夫婦といえども他人ですから、喧嘩をしてしまうのは仕方ないことだと思います。
夫婦喧嘩はお互いの意見をぶつけることでもあるので、必ずしも悪いものであるわけではありませんが、ヒートアップしてしまい感情的になると泥沼化し取返しのつかない状況になることもあります。
長く一緒にいる関係なので、できれば良好な関係を保ちたいものです。
今日は夫婦だけでなく、他の人との人間関係にも役立つ情報をシェアしたいと思います。
期待しない
夫婦喧嘩の原因になってしまうものの一つに、「相手への期待」があります。
「これぐらいはやってくれて当たり前」という自分基準にパートナーが応えることができなかったときに怒りの感情が湧いてきます。
期待というのは「相手を自分の思い通りに動かしたい」という思いでもあります。
そして、その通りの現実にならなかったときにフラストレーションを感じます。
夫婦だけでなく、人生においても自分のコントロールできないことに期待しないほうが、人生が軽くなります。
「自分の気持ちをわかってほしい」という期待も喧嘩の原因のひとつです。
もともと他人ですから、理解してもらえないものだくらいに軽く考えておくと楽になります。
自分は不完全な存在であると認める
相手を許すことができないのは、自分を許すことができていないからです。
自分が不完全な存在であると認めることができると、相手に対して厳しい目を向けることが少なくなります。
完璧主義者は疲れます。まずは「自分は不完全な存在でいいんだ」と認めてあげることから始めましょう。
自分を満たす
イライラが溜まって爆発してしまうのは、普段から自分を満たしていないからです。
自分の気分がいいとき、バイオリズムが高いときは少々のことでイライラすることはありません。
「しなければならない」から自由になり、自分を喜ばせることを心掛けてください。
そのためには自分が喜ぶことを理解しておくことが重要になります。
我慢しない
小さなストレスが蓄積して、ある日それが大爆発します。
そうなってしまったら時すでに遅し、修復不能になるぐらいまで夫婦関係が悪化してしまうことがあります。
そうならないためには、「我慢しないこと」が大切です。
相手に対して不満に思う部分があれば、冷静に話し合いを持つことをこまめにすることが大切です。
あくまでも冷静に、感情的にならないように話し合いをすることで、自分の気持ちを相手にぶつけることですっきりすることもあります。
単純に相手が気づいてないだけの場合もあるので、話し合いをすることでパートナーの行動が改善されることもあります。
嫌い補正を外す
嫌いな人の取る行動は、普通の人よりも10倍憎たらしく見えます。
だからささいなことであっても、ものすごく腹が立つのです。
嫌いというのは実は自分自身に原因があります。
あなたが嫌いな相手を好きな人もいるのです。
ということは受け取る側の問題ということです。
人を嫌いになる場合、その原因は主に3つあります。
- 自分と正反対の性格(価値観)である
- 自分の嫌いな部分を相手が持っている
- 自分が持っている理想を相手が持っている
1は説明不要ですね。自分と正反対の価値観を持っている人は嫌いになりやすいです。
2は、自分の嫌いな部分が投影されて現実に表れているパターンです。
例えば僕は「イキって、かっこつけてる人」が嫌いなことに気づいたことがあります。
でもそれは自分が「イキって、かっこつける」時があり、そんな自分が嫌いだからです。
3は芸能人や成功者などに嫉妬する場合です。この種の嫌いはさっさと手放したほうがいいです。自分にとって何の実害もない人に「嫌い」という感情を感じて、自分の貴重な人生の時間をネガティブな感情で浪費することほど無駄なことはありません。
クリティカルワードを避ける
「これをいったらおしまい」というワードが誰しもあります。
体形のことを気にしている人に体形の悪口をいったらアウトですし、人それぞれ触れてほしくないコンプレックスのようなものを必ず持っています。
夫婦でいうならば「あなたの稼ぎが少ない」などがクリティカルワードですね。
好きで稼ぎが少ない人はいないでしょうから、このフレーズを言った瞬間に泥沼化してしまう可能性が高いです。
女性なら育児のことを旦那さんに文句言われるとカチンとくると思います。
これらのクリティカルワードは言いたくなってもぐっとこらえることが必要です。
痛みと快楽を理解する
人間関係を良好なものにするためには、相手を理解するということが必要不可欠です。
理解のパワーは絶大です。人を完全にコントロールする力も持つ、ある意味恐ろしい能力でもあります。信頼している人の話は聞く耳を持ちます。
真の理解とは相手の「痛みと快楽」を知るということです。
人が行動する理由は「痛みを避けるため」か「快楽を求める」ためです。
例えばうちの夫婦でいうならば、僕はお皿をなおす場所が適当でいつも妻に怒られます。
僕からすればお皿をなおす場所など重要ではないです。
「なんでそんな大したことないことにこだわるんだ」で終わってしまったら、相手を理解することはできません。
「なぜそのような行動(思考)をするのか」を考え、相手の「痛みと快楽」を見つけることができてはじめて相手を理解したことになります。
例えば僕は面倒くさいという痛み(苦痛)を避けているから、皿を適当な場所になおしていることがわかります。
妻は外面がいい性格なので、「何事も完璧にしないと人から悪く見られてしまうのではないか」という痛み(恐れ)を避けようとしていると思われます。
もしくは何事もきっちりすることが快感(快楽)に感じているのかもしれません。
共感する必要はない
相手のことを理解することは重要ですが、共感する必要はありません。
だいたい自分と正反対の価値観を持つ人に共感できるわけがありません。
例えば電車でお年寄りに席を譲らない人がいたとします。
その価値観には共感できない人が多いと思いますが、彼の現実に入ってみたら、ひょっとすると「過去に席を譲ろうとしたのに、年寄扱いするなと逆に怒られた」という苦い経験を持っていたのかもしれません。
そうすると彼の価値観に共感はできなくても、理解することはできると思います。
夫婦でも価値観が真逆なことはたくさんあります。
その価値観を相手に押し付けるから喧嘩になるんです。
相手のことを理解して、でも共感しないぐらいで終わらせておけば、もめ事もおこりにくいです。
理解の伝え方
もし相手を理解したとしても、「自分が理解していること」が相手に伝わらなければ意味がありません。
そのためには相手に伝わる方法で伝える必要があります。
人によって「言葉」、「スキンシップ」、「プレゼント」など、伝わる方法は様々です。
どの方法が一番相手に伝わるかを普段から観察しておきましょう。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。