引き寄せの法則界隈では、「逆を引き寄せる」という言葉をよく耳にします。
「逆」というのは願望の逆のことで、要するに望まない現実のことを指します。
引き寄せの法則を実践している人は、誰しも一度は逆を引き寄せたことがあるはずです。
これにはちゃんとした理由があります。
多くの人は望まない現実を引き寄せた段階で、「全然願いが叶わない」と言って引き寄せの法則を実践することを諦めます。
しかし、それは非常にもったいないことです。
なぜならあなたは望む結果をすでに手に入れているからです。
望まない現実を引き寄せる理由
「なぜ逆を引き寄せるのか」というメカニズムに関しては、こちらの記事で解説しておりますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
逆=望まない現実を引き寄せてしまう理由は、思考の焦点が「不足」にフォーカスしているからです。
「思考は現実化する」という言葉の表面だけで引き寄せの法則を理解している人は、
「お金持ちになりたいと思ってるのに、全然お金持ちにならないじゃないか」と引き寄せの法則をインチキ扱いします。
頭で考えるだけで願いが叶うなら、世界中お金持ちだらけになります。
引き寄せの法則で大切なことは「波動」と「何を信じているか」です。
「お金が欲しい」と思っているということは、「お金がないという現実を信じている」ということです。
だから、その(お金がない)現実を引き寄せるわけです。
お金がないと思っているときは、不足のエネルギー(波動)を発しています。
波動は同調しますから、より不足を感じさせるような出来事が引き寄せられることになります。
「今あるものに感謝しましょう」とよく言われるのは、思考の焦点と波動を不足ではなく充分にシフトするためです。
欲しい結果はすでに手に入れている
望まない現実が引き寄せられた時、僕たちは引き寄せの法則がうまくいかなかったと判断してしまいます。
しかし、すでに欲しい結果は手に入れているのです。
「お金が欲しい」と思えば思うほど、お金が減るような出来事が起こります。
「もっと健康になりたい」と思えば思うほど、より健康を損なうような出来事が起こります。
多くの人はこの段階で、「引き寄せの法則がうまくいかなかった」と判断してしまいます。
引き寄せの法則を実践すると、多くの場合は形を変えて欲しい結果が引き寄せられます。
お金を例に挙げると、「お金が直接引き寄せられるのではなく、お金を得るために必要な人脈や情報が引き寄せられる」といった感じです。
重要なことは、そのことに気づくことができるかどうかです。
引き寄せの法則は常に発動しています。
願望実現のために必要なものは引き寄せられているのに、ほとんどの人はそのことに気が付きません。
引き寄せ力とは気づき力です。
「自分は引き寄せている」という確信が強ければ強いほど、引き寄せの法則はうまくいきます。
食べ物を与えるのではなく、食べ物の作り方を教える
食べ物に困っている人に食べ物を与えるのは素晴らしいことですが、それは長期的に見るとその人のためになりません。
食べ物がなくなったら、また食べ物を求めるようになるからです。
自分で食べ物を育てる方法を教えれば、食料が尽きても自分で食べ物を手に入れることができます。
長期的に見ればその方がその人にとってもいいですよね。
先ほどの逆引き寄せの例も同じことです。
お金が不足するような出来事が起こると、「自分でお金を稼がないといけない」と思うようになり、お金を稼ぐ力を身に着けることができるようになります。
健康を損なう出来事が起こると、「これからはもっと体のことを大切にしないいけない」と思うようになり、健康に対する意識がますます強くなります。
一時的に大金を与えても本人の意識が変わっていなければ、すぐに使い切ってまた貧乏になります。
短期的に健康になっても、本人の健康に対する意識が変わらなければまた不摂生をして健康を害してしまいます。
望まない現実は、同じ問題に二度と悩むことがないようにしてくれるために引き寄せられてきます。
それを「こんな現実は望んでいない」と否定することもできれば、
「一生もののギフトだ」と受け入れることもできます。
人生は「考え方」がすべてです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。