潜在意識と引き寄せの法則でどん底から人生逆転

カナダで失業、生活保護、人生どん底からの逆転。

観念って必要?



マインドブロックのお話をした際に「観念」という概念が出てきました。

 

観念とは僕たちが成長していく過程で、環境などにより無意識の領域に刷り込まれた一種の価値観のようなものです。

 

わかりやすくいうと「~であるべき」、「~でなければならない」といったような考え方です。

 

当たり前のことですが、僕たちは生まれたばかりの時は本能だけで生きています。

それが年を取るにつれ、観念を持つようになります。

本能だけで生きていたら社会に適合することはできませんからね。

 

観念を持つことによって自制の心が生まれ、社会という他者との関わりの中で生きていくことができるようになるわけです。

 

ですが観念を強く持ちすぎると、引き寄せの法則において結果を引き寄せる妨げになるという弊害を生むことがあります。

 

観念が強い人は自分の価値観を他人にも押し付ける傾向があります。

 

「~をやって当然だ」という考え方はその価値観から逸脱した人間を許すことができない、という怒りに近い感情を生み出します。

 

怒りという感情がマイナスのエネルギーを発するということは、説明をしなくてもご理解いただけると思います。

そしてマイナスなエネルギーを出すと波動が下がり、よくない結果を引き寄せてしまうのです。

 

ここで注目すべきは「好ましくない結果」を引き寄せるのは、許すことができない側の人間であるという点です。

 

僕自身観念が非常に強い人間でした。

観念が強いということはつまり許すことができるものが少ない、ということです。

許せないことばかりの中で生きていると本当に息苦しいですよね。

 

引き寄せの法則の大原則は「いい気分で過ごすこと」、「軽やかに生きること」です。

 

他人を許すことができないと、自分が発する波動は重くなってしまいます。

 

自分が当然だと思っている価値観を今一度見つめなおし、本当にそれって必要なのかと考えてみるといいと思います。

 

物事に正しい、正しくないなんて存在しません。

すべては解釈の問題なんです。

これは引き寄せの法則を発動するのに必要な考え方である、

すべてのものは中立(ニュートラル)である、という前提に基づいたものです。

 

だから自分が持っている価値観だったり、信念だったりというのは、

他の人にとっても正しいものということではありません。

人それぞれ自分が正しいと思っているものは違うのだから、

そんな観念に執着する必要なんてない、と思いませんか?

 

僕も海外で暮らすようになったばかりの頃は、

その国の人たちに自分の価値観を求めていました。

でもそれっておかしな話ですよね。

 

日本で生まれ育った自分が「日本人の常識はこうだから、あなたたちもこうしなさい」と現地の人に求めるのはナンセンスです。

外国から日本に来た人が日本人に自国の考え方を押し付けてきたら嫌ですよね。

それと同じことを自分はしてしまっていました。

いろんな国に住みましたが、それぞれ文化や習慣も違うので、物事に対して一つの絶対的な答えを求めること自体が無意味であるということが、体験を通して理解できるようになってきました。

 

いろんな民族が混在している国の人たちは「他人の考え方」に対して寛容です。

世界中から様々な人が来ているのだから、その国の文化、宗教などを否定することをせず、受け入れています。

でもだからといって秩序が崩れるといったわけではないです。

 

もちろん犯罪にかかわるようなものの考え方はよくありませんが、

そうでなければ観念なんてそれほど重要でもないと思います。

 

一度観念を見つめなおし手放してみてください。

そうすると他人に対して寛容になることができ、人生が軽やかになります。

 

今日は以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。