願望実現のためには目標設定が極めて重要です。
目標とは目的地にたどり着くまでの通過地点、
目指すべきポイントを指し示す指標となるものです。
目標が定まっていないことは、
地図を持たずに旅に出かけているようなものです。
巷には数多くの目標設定に関する本が売られています。
それらに書いてあることを実践しているのに、
なぜか目標達成をすることができず挫折してしまった。
そういう人も多いのではないかと思います。
今日は目標設定しているのにうまく行かない理由と、
その解決方法についてお話していきます。
目標が達成できない理由
目標達成できない一番の理由は、
「本気でその目標を達成したいと思っていない」からです。
目標達成に対する熱量が低いので、
そのために必要な行動を後回しにしてしまうのです。
どうしても実現したい目標があるならば、
何を差し置いてでもそのために必要な行動を最優先するはずです。
願望というのは今の自分には手に入れることのできないものです。
今の自分に手に入れることができるなら、
もうとっくに手に入れているはずだからです。
つまり、今の自分から成長しなければ、
願望実現をすることはできないということです。
成長には様々な痛みが伴います。
自分にできないことに挑むわけだから、
当然失敗は伴います。
時間や労力を犠牲にして自分磨きもしなければなりません。
そういうマイナス面と目標を天秤にかけた時、
心から実現したいと思っている目標でなければ、
マイナス面が目標に勝ってしまうのです。
そのようなマイナス面を被るぐらいなら、
目標達成しないほうがマシと判断して、
「行動しない」という選択をしてしまうということです。
目標ではなく願望にフォーカスする
目標達成のモチベーションが上がらず挫折してしまう人は、
意識のフォーカスが目標に向けられている可能性があります。
目標=ノルマです。
「やりたい」のではなく「やらなければならない」と思っているのが目標です。
やらなければならないことってパワーがでません。
行動するためには意志の力が必要になります。
やりたいことはそもそもモチベーションなど必要ありませんよね。
やりたくて仕方ないのだから、
強制されなくても自発的に行動するようになります。
どうやったら「やらなければならない」を「やりたい」に変えられるかというと、
目標ではなく願望に意識のフォーカスを当てることです。
月収100万円は目標でしょうか、願望でしょうか?
答えは目標です。
願望というのは目標の先にある理想世界を指しています。
月収100万円を達成することで手に入れることのできる結果を、
ここでは願望と定義しています。
例えば、
- 好きな時に海外旅行に行ける
- 会社を辞めて自由の身になる
- 高級マンションに住める
といった感じです。
月収100万円といってもいまいちやる気がでませんが、
その先にある世界をイメージするとワクワクするはずです。
意識の焦点を目標から願望に変えることで、
行動がHave toからWant toに変わるのです。
人を動かすには願望にフォーカスを当てる
会社では売り上げ目標などを掲げ、
社員にノルマを強制することがあります。
ノルマには強制力があるように思えますが、
人はノルマでは動きません。
Want toではなくHave toで行動しているのでパワーもでません。
もし社員の力を最大限に発揮したいのであれば、
ノルマではなくその先にある願望を見せる必要があります。
ノルマを達成したらどんな恩恵が得られるのか?
その理想世界を見せることができれば、
強制せずとも人は動きます。
まとめ
目標設定をしているのに挫折してしまう人は、
意識の焦点がズレているのかもしれません。
言い方は悪いですが、
自分を馬に見立てて目の前にニンジンをぶら下げてあげるのです。
願望には人間を動かす強烈なパワーがあります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。