このブログを読んでくださっている方は、「言葉の持つ力」の影響力がどれだけ大きいかということは理解していると思います。
成功者と呼ばれる人たちは愚痴や不満を言いません。きっと愚痴を言いたい時もあるのだと思いますが、愚痴や不満が自分に返ってくるということを理解しているので、これらのことを口にすることはありません。
愚痴や不満をいきなりゼロにすることは難しいですが、少しでも回数を減らしていくことが人生を好転するための第一歩です。
愚痴が出てくるのは人生を良くしたいから
愚痴を言ってしまうことは人生に悪い影響を与えるということは説明した通りですが、愚痴を言いたくなる気持ちそのものは悪いことではないです。
自分の人生を良くしたい、でも思うようにいかない時に愚痴がでてきます。「どうでもいい」と思っていることに対して愚痴は言いません。「なんとかしたい」と思っているからこそ愚痴が出てきます。それはつまり「もっとよくなりたい」という気持ちの表れだと思います。
そういう気持ちを持つことは素晴らしいですが、それを口にした瞬間ネガティブなことを引き寄せるようになります。言葉は振動しており、我々と同じようにエネルギーですから、ネガティブな周波数のものと共鳴してしまうためです。
もし愚痴を言ってしまったとしても自分を責めず、「よくなりたい」ともう一人の自分が思っているんだなと受け入れてあげてください。
愚痴を言いたくなる理由
愚痴を言いたくなる理由というのは「自分にはコントロールできないものをコントロールしようとしているから」です。
自分の力でどうにでもなるものに対して愚痴を言う人はいません。
このブログでも何度か話しましたが、「自分にコントロールできないもの」に意識を向けてしまうとエネルギーを奪われます。ですから、自分のコントロールできないものはできる限り気にしないことが大切です。
愚痴という言葉は「愚」と「痴」から構成されていますが、その文字の持つ意味はどちらも「愚か」です。この言葉を考えた人は、「自分の力でコントロールできないことに意識を向けることは愚かであるということ」を知っていたのでしょうね。
愚痴を言わなくなる方法
愚痴を言わなくなるために覚えておいた方がいいマインドセットがあります。
それは「雨が降っても自分のせい」というものです。
簡潔に言うと、「雨が降っていることですら自分の責任である」ということです。一般化して言うならば、「すべての出来事は自分でコントロールしている」ということになります。
この考え方は引き寄せの法則を学んでいる方なら腑に落ちると思います。「自分に起こるすべての出来事は良かろうが悪かろうが、すべて自分が引き寄せたもの」と考えるのが引き寄せの法則だからです。
「すべて自己責任」。この考え方を持つと、愚痴を言わなくなります。
例えばあなたが同僚のやったミスで上司から叱責されたとします。普通なら自分のミスではないし、「理不尽だ」と不満をもらしたくなるでしょう。
その時に「これはしっかりと確認しなかった自分のミスだ」と思えば、責任はミスをした同僚ではなく、自分自身ですから文句は出てきません。なぜなら自分のことは自分でどうにでもできたからです。
もしそういう風に考えることができなかったとしても、「ミスをするような同僚」や「自分を激しく叱責する上司」を引き寄せたのは自分だと思えば、愚痴を言うことはなくなります。
全部自分自身のコントロール下で起こっている出来事だという風に捉えることができれば、「なんとかしよう」とは思わなくなります。自分で何とでもできるからです。
ちなみにこのマインドを持っていると他人に対する怒りも感じなくなります。
怒りを感じさせるような誰かも自分が自ら呼び寄せた存在だからです。自分でやったことなら「仕方ない」と思わざるを得ないですからね。
愚痴を言いたくなったとき
さきほど紹介したのは愚痴を言わない方法です。でも世の中には理不尽なこともたくさんあります。自分に悪い影響を与えるからといって、愚痴を我慢ばかりしていてはストレスがたまりますよね。
そういう時は「自分への質問」を変えるのがおすすめです。
「なぜ、自分の上司はあんなに理不尽な扱いばかりするんだ」と考えるのではなく、「そういう上司と上手に(ストレスなく)付き合うためにはどうすればいいか」という風に考えます。
質問を利用することで思考の焦点が変わります。
質問によって、「どうすることもできないもの」から「自分自身で変えられるもの」にフォーカスが変わります。
上司に嘆いていても自分にはどうすることもできません。それならば、自分自身が変わることによって、その状況を少しでも良い(ストレスを少なく)ものにするしか方法はありません。
今日は以上です。
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。