人生には2パターンの選択があります。
一つは一撃で人生を劇的に変えてしまう選択。
就職、結婚、引っ越しなどがそうです。
もう一つは劇的に人生を変えるわけではないが、
ジワジワと人生に影響を及ぼす選択。
例えば、喫煙や暴飲暴食など。
1回やっただけでは大した影響はありませんが、
繰り返し行うことにより人生に悪影響を及ぼします。
そして、この後者の選択こそが厄介なのです。
なぜならほぼ無意識のうちに行ってしまううえに、
気が付いたら習慣化してしまっているからです。
小さな選択と行動は数回行った程度では何の問題もありません。
しかし、それを積み重ねることにより、
人生を大きく変えてしまうほどのインパクトがあることを忘れてはいけません。
日々の生活におけるふとした行動をするときも
つねに自問する習慣を持つことが大切です。
「この選択は人生を変えるか?」と。
一撃で人生を劇的に変えてしまう選択
普通に考えると「一撃で人生を劇的に変えてしまう選択」のほうが重要であるように思えます。
- どの会社に就職するか?
- 誰と結婚するか?
- どこに住むか?
これらの選択によってその後の人生が変わることは疑いの余地がありません。
確かにこれらの選択が重要であることは間違いないのですが、
実はこの手の選択はそれほど厄介な問題ではないのです。
人生に及ぼす影響が大きいため、
しっかりと考えてから行動に移すケースがほとんどだからです。
これらの選択を無意識に行う人はいないでしょう。
じっくり考えてから行動に移す分、
判断を誤る確率は低くなります。
そして、仮に判断を誤ったとしても、
軌道修正することは比較的簡単です。
会社を辞めるか、
パートナーと離婚するか、
住む場所を変えればいいからです。
無意識に行っている選択が人生に与えるインパクト
最も厄介なのは日常で無意識に行っている選択です。
これらの選択は習慣化してしまうことが多く、
それが積み重なることでその後の人生が変わってしまうからです。
人生とは習慣によって作られており、
人間の行動の約80%は習慣によって決められています。
つまり、どういう習慣を持つかによって、
どういう人生になるかが決まってしまうということです。
毎日たばこを吸う人はいずれ健康を害してしまうし、
ギャンブルを繰り返す人はやがて破滅するでしょう。
あなたはちょっとした空き時間ができたときに、
なんとなくテレビやYoutubeを見てしまうことはありませんか?
1~2度見てしまうことは問題ありませんが、
それが繰り返されるとどうなってしまうでしょうか?
「ダラダラと無駄な時間を過ごす」という習慣が定着してしまいます。
人生を向上させたいのであれば、
学びや成長に自己投資をする必要があるわけですが、
この悪習慣が身についてしまっていることにより、
それらの自己投資ができなくなってしまうことがあります。
悪習慣を持つ恐ろしさ
「テレビやYoutubeを見てダラダラするぐらい問題ないじゃん」
と思ったそこのあなた。
確かにそれらの行動自体は大した問題ではありません。
問題なのはそれらが習慣化してしまうことです。
なぜなら、一度習慣として身についてしまうと、
その習慣を変えることが困難になってしまうからです。
これはコンフォートゾーンとホメオスタシスの影響によるものです。
「ダラダラ過ごす」という習慣が定着すると、
それがその人のコンフォートゾーンになります。
そうすると、その習慣を変えようとしたときに、
ホメオスタシスが働き現状に引き戻そうとしてしまうのです。
「勉強しよう」と意気込んだのに3日坊主で挫折してしまうのは、
ホメオスタシスによる現状維持機能が働いているからです。
悪習慣が一度身についてしまうと、
そこから抜け出すことは決して簡単ではありません。
そしてその悪習慣こそが人生を作り上げてしまうのです。
まとめ
日常のふとした動作をするときに、
「この選択は人生を変えるか?」
を意識してみてください。
大抵の場合、快楽を感じるような行動は、
長期的に見るとマイナスに作用するものが多いです。
そういった行動は麻薬のようなもの。
一度ハマってしまうとなかなか抜け出すことができなくなります。
簡単にできることではないかもしれませんが、
意識するだけでも全然違うと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。