あなたにとって成功の定義とはどのようなものですか?
成功法則や成功者など一般的に「成功」という言葉は、
経済的豊かさを手に入れることを指している場合が多いです。
だからこそ、「経済的豊かさを手に入れないと成功ではない」
と思い込んでしまいがちですが、
本来成功の定義づけは人によって違うものです。
成功=富みたいな思い込みを持っていると、
経済的豊かさを手に入れることができないときに、
「自分は成功していない」というセルフイメージを持つようになってしまいます。
自分にとっての成功は自分の内面だけが知っています。
世間一般の価値観に基づいて成功の定義づけをしてしまうことは、
他人の理想を追い求めているようなものです。
成功の定義はあいまい
さきほど成功の定義は一般的に経済的豊かさを基準にしていると言いましたが、
具体的にどのぐらいの富を手に入れれば成功なのかは決まっていません。
500万円で成功だと思う人もいれば、
1億円もらっても成功していないと考える人もいます。
要するに何をもってして成功と呼べるかは、
誰にもわからないということです。
別の言葉に言い換えると、
「成功しているかどうかは自由に決めることができる」
ということです。
成功とは結果だけを指すわけではない
成功というと、何か目標を達成したときのことを指すようなイメージがありますが、
成功とは結果だけを指すわけではありません。
目標までのプロセスも「成功している」と考えることもできます。
例えばあなたが3年後に成功(願望実現)したとします。
3年後のあなたから振り返ってみた時、
今の自分はすでに成功しているように思えないでしょうか?
イチロー選手の学生時代の実績は大したことありませんが、
あなたは学生時代の彼を見て「成功していない」と感じるでしょうか?
おそらくそうは思わないはずです。
「イチロー選手の成功はすでにその頃から始まっていた」
と思うのではないでしょうか?
それはすでに成功した未来の姿から逆算して見ているからです。
でも過去視点から見たら学生時代の彼は、
決して成功しているとまでは言えないと思います。
何が言いたいのかというと、「あなたは今すでに成功しているかもしれない」ということです。
過去視点から見ているからそれがわからないだけで、
実は着々と成功に向かって進んでいるかもしれないのです。
「成功したい」ではなく、「成功している」
人間誰しも「成功したい」という欲を持っています。
でも「成功したい」と強く願うことは、
「今の自分は成功していない」と思っているということです。
したがって、成功したいと思えば思うほど、
成功していない現実が強化されてしまうということです。
未来視点で考えて、今の自分は成功している(しつつある)という風に考えれば、
成功している人間として振舞うことができ、
「自分は成功している」というセルフイメージを持つようになります。
未来視点で考えることも一つのコツですが、
毎日小さな成功体験を積み重ねることもおすすめです。
どんな小さなことでもいいので、
昨日の自分ができなかったことをやってみてください。
昨日の自分ができなかったことができたなら、
それは成功していると言ってもいいはずです。
成功とは自分の人生を生きること
僕が考える成功とは自分の人生を生きることです。
どんなにお金に恵まれたとしても、
やりたくもない仕事をやってストレスまみれだったら、
それは決して成功とは呼べないからです。
人間がお金を求める理由は「幸せになりたい」からです。
お金はその手段の一つにすぎません。
お金が手に入れば幸せになれるというのも幻想です。
お金がなくても自分の人生を生きれば幸せになれます。
ならば、自分の人生を生きればいいではないですか。
でも多くの人は「自分の人生」をお金のために犠牲にしています。
お金のためにやりたくもない仕事に就き、
毎日ストレスを抱えながら我慢だらけの人生を送っています。
「稼げるようになって早く会社を辞めたい」
という独立願望を持っている人は多いですが、
会社を辞めるだけなら今すぐにでもできるはずです。
でもお金に対して価値を置きすぎていると、
そういう大切なことに気づくことができません。
このまま自分の人生を嫌いな会社に捧げて後悔はないでしょうか?
成功の定義を「自分の人生を生きること」とするなら、
自ら成功を放棄しているようなものです。
自分の成功は自分で定義するものです。
どんなに他人から「あなたは成功していない」と言われたとしても、
自分が「成功している」と思えばそれは成功なのです。
最後に
よく耳にするたとえ話に、
「人間が死ぬ間際に後悔することは、
やったことよりもやらなかったこと」
というものがあります。
意訳すると「自分の人生を生きたかどうか」が、
人生の成功の可否を決めるということです。
「もっとお金貯めとけばよかった」
と死ぬ間際に後悔する人はいませんよね。
結局、自分の人生が終わりを迎えるときに、
「良い人生だった」と思えるかどうかがすべてだということです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。