コロナウィルスの前後で仕事に対する状況が大きく変わりました。
リモートワークを導入する企業が増えたというだけではありません。
企業の生き残りのため不要な人材が整理され、
限られた人だけが働けるという状況になりつつあります。
コロナが長引けばその傾向はさらに顕著になるでしょう。
人件費カットが推し進められるということは、
AI導入が加速するということです。
本当に怖いのはコロナ不況よりもそっちかもしれません。
AIの導入により経済の合理化が進みますが、
多くの人が職を失うことになります。
電話交換士という仕事が消滅したように、
技術の進歩とともに消える仕事はこれから増えるでしょう。
単純作業でできる仕事は近い将来姿を消すことになります。
今は時代の変化スピードがとてつもなく早いです。
古い価値観に基づいて生きていたら、
あっという間に時代に取り残されます。
今こそ「仕事とは何か?」と考えるべきときなのかもしれません。
仕事に対する価値観
多くの日本人は「仕事=我慢」という価値観を持っています。
だからこそ多くのストレスを抱え、
仕事のことが嫌いになってしまうのです。
「お金のために我慢してしかたなく働く」
景気がいいときはそれでも通用するかもしれません。
しかし、現在の状況のように経済が不安定な状況下では、
そのよりどころである「お金」すら危うい状況にあります。
いつ会社がつぶれるかわからないからです。
お金のために我慢してやりたくない仕事を
やってきた人が仕事を失うとどうなるか?
嫌いな仕事だったから成果も出せていないだろうし、
スキルもほとんど身に付いていません。
その状態で新しい仕事を見つけるのは難しいでしょう。
一昔前はとにかく我慢して会社勤めをしていれば人生安泰でした。
しかし、その時代はもう終わりを迎え、
コロナウィルスの登場により一気に状況が変わったのです。
仕事とは得意を活かし他人の役に立つこと
仕事とは自分の得意を活かし他人の役に立つことです。
人間にはそれぞれ得意不得意があります。
自分の得意を活かして誰かの不得意を補うことができれば、
お金を稼ぐことができます。
例えば、僕は車の修理は一生かかってもできないと思います。
車の修理が得意な人がいてくれているから、
僕たちは安心して生活することができるのです。
得意というのはスキルだけを指すわけではありません。
人を楽しませるという才能も、
その人の持つ得意の一つです。
芸能人やYoutuberが高額な収入を得ているのは、
人を楽しませるということにそれだけ価値があるからでしょう。
好きなこと・得意なことをやっているときは時間があっという間に過ぎます。
長時間働いていても全然疲れないのです。
インターネットが普及する前は、
自分の得意を仕事にすることは難しい時代でした。
しかし、今の時代はインターネットを使えば、
自分の得意を活かして収入を得ることは可能になったのです。
これからは好き・得意を仕事にすることが
スタンダードな価値観になるでしょう。
仕事=価値提供
お金のために仕事をするという人は、
「仕事=価値提供」という視点をもつことができません。
お金は(会社から)もらうものだと考えています。
「お金はもらうもの」という価値観を持っている人は、
自分で稼ぐことは難しいでしょう。
Takerになって(お客から)お金を奪おうとしてしまうからです。
ブログで稼ごうとする人にありがちな傾向ですが、
「お金を奪おう奪おう」と考える人が非常に多いです。
価値提供ではなくお金だけにフォーカスしているからです。
お金を奪おうとすればするほど、
お客さんは離れていきます。
自分の都合ばかりで押し売りしてくるセールスマンは嫌ですよね?
そんな人からモノを買おうとは思わないはずです。
「仕事=価値提供」です。
誰かの役に立ち、誰かを喜ばせるからこそ、
その対価としてお金を手に入れることができるのです。
「お金を稼ぐ方法を教えてください」
という人はたくさんいますが、
「世の中に価値提供をする方法を教えてください」
という人は見たことがありません。
「お金を稼ぐ」という視点は、
自分のことしか考えていない人の思考です。
要するにTakerです。
自分のお金のことしか頭にないのに、
人々を喜ばせることなどできませんよね。
お金を稼げるようになりたいのであれば、
Giverにならなければなりません。
まとめ
今まで我々は会社組織という形態を通して、
世の中に価値提供をしてきました。
その状況が徐々に個人へ移行しつつあります。
一昔前の「お金はもらうもの」という価値観は、
もはや通用しない時代になったのです。
ビジネスは非常にシンプルです。
「他人の喜ぶことをしてあげること」
これだけです。
そして他人に喜びを与えることこそが、
人類に与えられた最大の幸福でもあります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。