「願望を引き寄せるためには今あるものに感謝することが大切」
ということがよく言われることがありますが、
あなたは感謝というものについて深く考えたことがあるでしょうか?
感謝という言葉を聞くと、多くの人が「何かをしてもらったことに対するお礼の気持ち」ぐらいにしか考えていません。
もちろんその定義は間違っていないし、
対人関係における感謝とはそういうものである場合がほとんどです。
しかし、感謝にはもっと深い本質が存在するのです。
「やってもらったことに対するお礼の気持ち」という表面的な意味合いではなく、
宇宙法則にもつながるような真理的な意味も持っています。
今日は感謝の本質について考えてみたいと思います。
感謝をするのは対人関係に対してだけではない
ほとんどの人が、感謝とは対人関係の文脈でしか生じないと思っています。
冒頭でお伝えしたような解釈をしている人が大多数で、
いわゆる条件付きの感謝しかできていないのが現状です。
何かをやってもらったから感謝をするということは、
何かもしてくれなければ感謝しないということでもあります。
それは形だけの感謝、人間のマナーとしての感謝です。
どんな人に対しても感謝はできるし、
何も受け取らなかったとしても感謝はできます。
Aさんが直接あなたに何かをしてくれなかったとしても、
Aさんが消費活動をすることで社会にお金が循環し、
それが巡り巡ってあなたのところに来ていることだってあるのです。
人間はお互いに支えあって生きているので、
間接的に必ず誰かの役に立っているものです。
そう考えると、道ですれ違ったただの通行人にも感謝することができます。
感謝とは対人関係においてのみ発生するものではなく、
他人が介在しない感謝というものも存在します。
「すでに持っているものに感謝をする」というのもその一つです
感謝の本質
感謝の本当の意味はお礼ではありません。
すでにあるものに意識を向けることです。
あるものに意識を向けずに感謝することはできませんよね。
感謝をすることによって「持っているもの」に意識が向けられます。
自分の意識が向けられたものが拡大するのでしたよね?
不足しているものに意識を注ぐからそれが拡大するのです。
感謝をすることによって意識のフォーカスが不足から充足に変わります。
だから、引き寄せの法則が働き願望が引き寄せられるのです。
感謝をすると宇宙と繋がる理由
「感謝をすると宇宙と繋がることができる」と言われています。
これは様々な著書で語られていることですが、
その理由について述べている本は少ないです。
少なくとも僕は理由まで述べている本と出会ったことはありません。
僕はずっと「なぜ感謝をすると宇宙と繋がるのか」という理由がわかりませんでした。
ここから先は僕なりの解釈ですが、
感謝の本質が「あるものに意識を向けること」と定義すると、
その答えにたどり着けそうな気がします。
宇宙が生まれる前、この世は「無」であったと言われています。
その後ビッグバンが起こったことによって、
宇宙が誕生したわけです。
すべてのものは宇宙から生まれているし、
すべての存在はもともと1つだったのです。
(超意識で人間が繋がっている理由もそれかと)
それがビッグバンによって分裂し今の形になったわけです。
つまり、宇宙は「無」と対となるもの(=有)であり、
この宇宙に存在するものはすべて有から生まれているということです。
だから、「あることに意識を向ける」ということは、
宇宙に意識を向ける=宇宙と繋がるということではないかと考えています。
ちょっとした言葉遣いで人生が狂う
感謝とは話がズレますが、
言葉遣いによってその人の考えていることがわかります。
言葉遣いが乱暴な人は心の中も荒れています。
心が綺麗な人は言葉遣いも非常に美しいです。
僕たちは無意識のうちに言葉を発していますが、
それによって人生の歯車が狂うこともあるので注意が必要です。
なぜなら、想像することなしに言葉を発することは不可能だからです。
例えば、「貧乏から抜け出したい」と思っている人は、
頭の中で貧乏というものをイメージしています。
貧乏をイメージせずに貧乏という言葉を発することはできません。
つまり、貧乏という言葉を使っているということは、
貧乏に意識を向けているということとイコールになります。
だから貧乏がさらに拡大してしまうのです。
言葉にはエネルギーが宿っており、
言葉によって意識のフォーカスが決まります。
あるものに感謝をするのであれば、
言葉遣いも肯定的な表現に変える必要があります。
まとめ
引き寄せの法則を上手に発動させて願望実現をしたいのであれば、
感謝というものを深く探求する必要があります。
感謝にはとてつもないパワーが宿っています。
「ありがとう」という言葉をかけたことによって、
不治の病が治ったという人もいるらしいです。
いわゆる世間一般で認知されている感謝ではなく、
道徳的な問題を超越した感謝こそが真の感謝と言えます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。