「愚者は経験から学び賢者は歴史から学ぶ」
これはビスマルクの名言と言われています。
しかし、個人的にこの言葉はちょっと違うと思っています。
この言葉を自分流に置き換えるとすると、
「賢者は歴史から学び
凡人は経験から学ぶが、
愚者は歴史からも経験からも学ばない」
となります。
経験から学ぶことができる人は、
まだまともな人です。
愚か者は経験からすら学ばないからです。
学ばないし反省もしないので、
成長することもありません。
そのため、同じ失敗を何度も繰り返すことになるのです。
愚者は同じ過ちを何度も繰り返す
何度も同じ失敗を繰り返す人を見て、
あなたはどのように思いますか?
「この人バ〇じゃないの?」
と思うに違いありません。
2~3度失敗するならまだいいですが、
同じ失敗を何度も繰り返しているのであれば、
愚か者と思われても仕方ありません。
頭が良い悪いは関係ありません。
重要なことは失敗から学び、
それを次に活かすことができているかどうかです。
愚者の特徴①「人・環境のせいにする」
何でも間でも人のせいにする人は、
同じ失敗を何度も繰り返す傾向にあります。
「人のせいにする=自分は悪くない」
と思っていると言うことだからです。
「自分は間違っていない」と思っているので、
過ちを犯しても反省することがありません。
そのため、いつまでたっても同じ過ちを繰り返すことになります。
愚者の特徴②「やたらと自己評価が高い」
そもそもなぜ人のせいにするかというと、
「自分が正しい」という意識が非常に強いからです。
いろんな人を見てきて感じることは、
何一つ成果を出すことができていないくせに、
やたらと自己評価だけは高い人は伸びない。
本人からすると「自分はできている」と思っているので、
学ぼうとする姿勢がなく成長しません。
愚者の特徴③「自己正当化のプロ」
①と②の特徴を持ち合わせている人は、
「自己正当化がうまい」ということです。
①「○○のせい」=「自分が正しい」
②「自己評価が高い」=「自分は充分できている」
ということになるからです。
うまくいかない人が自己正当化したらどうなるか?
「うまくいかない」という現実がますます強化されます。
うまくいかない人は、
うまくいかない考え方をしているから、
うまくいかないわけです。
つまり、その考え方を改める必要があるわけですが、
自己正当化によってそれができなくなります。
自己正当化によって成長のチャンスを逃し、
失敗のループを繰り返すという泥沼にはまることになります。
まとめ
他人のことであれば、
同じ過ちを繰り返す人を客観的に見ることができます。
しかし、自分のこととなると、
なかなかそれに気づくことができません。
同じ失敗のループにはまり抜け出せない状況が永遠に続きます。
その状況を改善するためには、
何事からも学ぶ姿勢を持つことが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。