日本とは時差があるので、日本はすでに5/2になっていると思いますが、こちらでは昨日が平成最後の日でした。
僕自身人生の9割を平成時代で過ごし、少年期、思春期、青年期と人生の節目節目を一緒に歩んできたので、とても思い出深く、そして寂しくもあります。
この30年間、本当にいろんなことがありました。
楽しいことばかりでは決してありませんでしたが、たくさんの思い出をくれた平成には心の底から「ありがとう」と伝えたいと思います。
旧天皇陛下の「戦争がなく、平成の時代を終えることができることに、心から安堵しています」というお言葉を聞いたときに、「平成」という時代に込められた思いが伝わりました。
僕の平成最後の日はいつもと変わらぬ日常でした。
でもそれこそが「幸せ」なんだろうと気づくことができた1日でもありました。
これからの時代
令和という時代の持つ意味は僕にはわかりません。
でもなんとなくとても楽しい時代になるのではないかと感じています。
「ひとつの時代が終わった」ということには、きっと何か意味があるんだと思います。
近年はたくさんの外国人が日本に訪れるようになりました。そして外国人への就労許可も緩和され始めました。
世界の経済大国の中でも国際化が遅れていた日本にも、ついに新しい時代がやってきたように思います。
時代の移り変わりが伝えようとしていることは、きっとそこにあると思います。
世界最古の国で世界で最も国際化の遅れていた日本が、外国に対してオープンになる。
それは日本という視点から見ると「国際化」と表現できますが、地球という規模で見ると「ボーダレス化」と言うことができると思います。
これからは国という概念を超越して、世界中の人達が地球人として生きる時代になるのではないかと思います。
国という境界線がなくなったとき、僕たち地球人はお互いを助け合うことができ、
差別や戦争もなくなっていくように思います。
現実的に国が消滅するということはないと思いますが、人々の意識の中にある「国境」という概念はどんどん意味を持たなくなってくるような気がします。
外国人も日本に住むし、日本人も海外に出るようになる。
海外で生まれた日本人は、二重国籍になる場合も国によってあります。
そうするとその子のアイデンティティはどちらの国なのか?
こういう人たちが増えてくると、国境という概念で考えることが無意味になる気がします。
世界中の人がより自由に交わり、つながる時代。
きっと令和はそんな時代になると思っています。
そして人々がより自由になれる時代がやってくると願っています。
ありがとう平成
平成という時代に生きられたこと、ひとつの時代の終わりに思いを馳せることができること。
僕は日本人に生まれることができて本当に幸せです。
平成という時代には、日本人ひとりひとりの歴史があり、ドラマがある。
その時代が行ってしまうのはとてもさみしい気持ちになります。
そして新しい時代へと受け継がれるバトン。
いい時代になるといいな。
僕が思うのはただそれだけです。
ありがとう平成。
さようなら。
最後まで読んでいただきありがとうございます。