「人のせいにする」という生き方は、百害あって一利なしです。
人のせいにするということは、
裏を返すと自分を正当化するということです。
お互いに人のせいにする性格だった場合、
両者が自己正当するのでそこに成長はなく、
自分が変わらないからまた同じ問題が起こります。
そしてまた相手のせいにするということを繰り返します。
人のせいにすると、
自分も相手も気分がよくないです。
誰も得しません。
他人のせいにすると成長が止まる
先程お伝えした通り、人のせいにするという行為は自己正当化を意味します。
言い訳とほぼ同じです。
「自分は悪くない、悪いのは相手に問題があるからだ」
そう思っているから、人のせいにするわけです。
自己正当化が強化されると、成長が止まります。
これは人生にとって大きな損失です。
成長しないので、また同じようなことが起こったときに相手のせいにするということを繰り返します。
仮に相手の伝え方が下手で、それが原因でトラブルになったとしても、
自分の受け取り方が上手なら、問題なく意思疎通できていたかもしれないわけです。
そう考えると、100%自分は悪くないとは言い切れないはずです。
どんな状況にも必ず学びはあります。
しかし、他人のせいにすることによってその学びをシャットアウトすることになります。
器が変わらなければ何を入れても形は同じ
星の形をした容器に水を入れると、
水は星の形になります。
その水を捨てて砂を入れると、
その砂は星の形になります。
つまり、器が変わらなければ中に何をいれても形(結果)は一緒だということです。
人間も同じです。
自分が変わらないと状況が変わっても同じことだということです。
他人のせいにして相手に腹を立てるのは、
結局自分の受け取り方に問題があるからです。
別にスルーすることだってできたわけです。
ネガティブチャンネルにチューニングしたのは自分自身です。
そこですぐにチャンネルを変えればいいのに、ずーっとネガティブチャンネルに周波数を合わせ続けます。
だから、マイナスな出来事が起こる(実際にはマイナスに見えているだけ)んです。
ネガティブチャンネルに合わせたのは自分であって、相手は関係ありません。
自分の器の形が変わらないと、
相手が別の人物になっても、同じことに腹を立てることになります。
そうなるともはや相手に原因があるのではなく、自分に原因があると行ってもいいでしょう。
自分が変わった方が楽
仮に相手に問題があったとしても、
相手を変えようとするのではなく、
自分が変わったほうが楽です。
人それぞれ価値観や基準は違います。
仕事や家事でも、ある人にとっては合格点だったとしても、別の人からすると不合格であるなんてこともよくあります。
本人が合格点だと思っているということは、
その人にとってやれるだけのことはやったということです。
ただ、あなたの基準をクリアしていないだけです。
そこで相手を否定すればますますやる気を失います。
やれるだけのことをやったのに否定されたら、自分の存在を否定された気持ちになるからです。
そんなことで良好な人間関係が築けるわけありませんよね?
その人のやることが気に入らないなら、自分でやればいいだけです。
人にやらせるという選択肢を選んだのは自分自身です。
だから悪いのは相手ではありません。
それで相手を責めるのは間違っています。
裁かれるべきは相手ではなく、あなた自身です。
他人はコントロールできません。
そこにエネルギーを注ぐから、お互いに疲弊してしまうのです。
たとえ相手が変わらなかったとしても、
自分の人格が変われば、少なくとも以前よりは確実に人生が楽になります。
「ま、別にいいか」
と受け流せる人物になれば、相手のあり方に左右されることはありません。
相手のせいにした時点で、
あなたは被害者になります。
被害者マインドにいるとき、
人生は自分以外のものにコントロールされます。
「自分が変わればいいんだ」
ということが理解できると、
人生を自分でコントロール出来るようになります。
まとめ
人のせいにすると、人生で大切なものを失うことになります。
- 人間関係
- 成長のチャンス
- 人生の舵取り
自分を守るために自己正当化しているのに、
実はその行為が自分の人生に被害をもたらす元凶なのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。