依存する生き方は一見すると楽に思えます。
自分が何もしなくても
誰かが自分のために何かしてくれるからです。
しかし、別の考え方をすることもできます。
依存する生き方は他人の在り方に左右される生き方である、と。
何か(誰か)に依存するということは、
その人の在り方が自分の人生に影響を及ぼすということです。
つい人のせいにしてしまうのも、
誰かに依存している証拠です。
「すべて自己責任」の意識を持って生きていれば、
誰かのせいにすることはないからです。
すべて自己責任という自立した生き方は、
非常に厳しい生き方であるように思えます。
しかし、他人に左右されることがなくなるので、
自由な生き方をすることができるようになります。
依存=期待
依存した人間関係の裏側には期待が隠れています。
「やってくれると思っていたのにやってくれなかった」
こういう時人間は非常に腹を立てることがあります。
夫婦関係でよくあるパターンですね。
なぜ腹が立つのかと言うと相手に期待してたからです。
期待しなかったら腹が立つこともなくなります。
むしろ期待していないのにやってくれたら、
ありがたく思うぐらいです。
「すべて自己責任」という考え方をもっていたら、
他人がどのような状態でも腹が立たなくなります。
相手を悪者にするから腹が立つわけです。
「(やらない)相手に頼んだ自分にも責任がある」
と考えたら相手に対する怒りも小さくなります。
勝手に相手に期待をして、
勝手に期待を裏切られて怒っている。
すべての原因は自分の中にあるわけです。
究極に自立した生き方とは
コロナウィルスに関する政府の支援に不満を漏らす人がいます。
政府に期待し依存している状態です。
その生き方が間違っているというわけではありませんが、
その状態だと常に政府の対応に腹を立てることになります。
「自分のことは自分でなんとかするし」
と考えることができれば、
政府からの支援や援助がなくても
不満を感じることがなくなります。
僕たちは普段、いろんなものに依存して生きています。
家族、会社、政府など。
依存しているということは
相手に縛られているのと同じです。
そこには自由がありません。
自分の人生を他人にコントロールされているような状態です。
いつも人のせいにしてしまう人は、
かなり依存心の強い人である可能性が高いです。
自立した生き方は他人のことが気にならなくなる
依存した生き方をしている人は、
常に他人に意識が向いています。
相手の状態によって自分の人生に影響が及ぼされるからです。
例えば会社に依存している人は、
会社が業績不振になったら心が落ち着かなくなります。
「クビになるのではないか」
「会社が倒産するのではないか」
そんな風に考えたら毎日夜も眠れませんね。
もし自立した生き方をしていたら、
そういう不安はほとんど感じないはずです。
「自分のことは自分でなんとかする」
という意識があるからです。
そうすると他人の動向がまったく気にならなくなります。
「人生何とかなる」
なぜ自立した生き方ができないのかというと、
「自分のことは自分でなんとかする」と考えることができないからです。
だからこそ、何か(誰か)に依存する必要があるわけです。
将来に対する不安を感じてしまうのも、
未来に訪れる困難を乗り越える自信がないからです。
人生というのは意外となんとかなるものです。
今までも数多くのピンチがあったはずです。
それでもこうやって生きているということは、
そのピンチを乗り越えることができたからです。
「自分にはできない」と自分で勝手に思い込んでいるだけです。
自分を信じて「自分にはできる」と思うことができれば、
将来に不安を感じることはなくなるし、
他人に依存して心を乱されることもなくなります。
まとめ
依存する生き方はとても楽なように思えます。
実際のところは他人の在り方に
自分の人生を左右されるという、
非常に不自由な生き方です。
依存が多ければ多いほど、
不安や他人への怒りが増えていきます。
「すべて自己責任」の精神で生きると、
他人に影響を受けなくなるので自由に生きることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。