2020年の「今年の漢字」は「密」だったようですが、
「いやいや密はダメだろ」
と思ったのは僕だけでしょうか?
「密」じゃなくて「離」じゃないかと。
今年は社会で様々な変化がありましたが、
中でも特徴的なものがリモートワークです。
チームではなく個人の能力が求められる時代。
会社によってはフリーランス的働き方を推奨する企業もあるようですが、
僕は結構前からそういう働き方が増えると思ってました。
会社にとって大きな負担をしてまで社員を抱える意味とは?
必要に応じて優秀な個人に仕事をアウトソースすれば、
無駄な経費を削減できて業務効率が上がるのになあと思ってました。
リモートワークで個人の仕事ぶりが浮き彫りになったことで、
本当に能力がある人間だけが生き残る時代に突入しつつあります。
仕事の面だけでなく、
私生活や人生というレベルにおいても、
今は「個」の時代に突入していると思います。
物事を判断するときは「個(自分)」を基準に考えると、
間違った方向へ進むことはなくなるはずです。
格差社会=公平
これから格差社会(二極化)がより一層顕著になると言われています。
あなたはそのことについてどのように思いますか?
「不平等だから皆の収入を一律にすべき」
と共産主義的思想で考えるでしょうか?
確かに二極化の「下側」の人からしてみれば、
そのように考えるのも理解できます。
しかし資本主義社会の中では横並び的思想こそ不公平そのものです。
平等=公平ではありません。
格差社会の「上側」にいる人間からすると、
自分の業績に見合っただけの収入が得られないことは不公平です。
人一倍頑張って努力しているのに、
怠けてダラダラしている人間と同じ扱いを受けるなら、
マジメに働こうとする人は減るでしょう。
いつの時代も世の中を変えてきたのは一部の上位層なわけですが、
そういう人が減ることで人類の進化が止まってしまいます。
個人を尊重することこそが公平であり、
人類の進化成長のためにも必要なことです。
社会の幸福=個の幸福の総和
日本人は特に自分よりも他人を優先する傾向があります。
社会(組織)のために自分を犠牲にすることに美徳を感じる文化は、
未だに色濃く残っているように思います。
戦後復興でみんなで力を合わせる必要があった時代は、
その姿勢で生きる事が最善であったと思います。
しかし、経済が成熟しきった現代の日本では、
社会よりも個人を優先するほうが正しい在り方であると言えます。
社会の幸福=個の幸福ではありません。
社会のために自分を犠牲にしてきた結果が、
今の日本や日本人の姿です。
みんなどことなく疲れた顔をして世の中に不満を感じながら生きてますよね。
Japan as No.1と呼ばれていた時代は遠い昔で、
今では「日本人はお金を持っていない」とすら世界で思われています。
個人よりも社会(団体)を重視してきた結果が今の日本です。
人々は疲弊し経済は低迷。
今までの在り方から大きくパラダイムシフトしないと、
日本の将来は本当に危ういと思います。
一人ひとりが自分を大切にして、
個人の幸せを追い求めることこそが、
社会にとってもプラスになります。
自分が満たされていれば他人にも優しくできます。
他人に対して批判的・攻撃的になってしまうのは、
自分の心が満たされていないからです。
「自分にとっての幸せとは何か?」
一人ひとりがその答えを探すようになれば、
充実した人生を送る人が増え、結果として社会も発展していくと思います。
コロナウィルスがもたらしたもの
コロナウィルスは僕たちに
人生を考えるきっかけをくれたのではないでしょうか?
今まで正解だと思われていた価値観が
一瞬にして覆されることになりました。
いい大学に行って大企業に入れば一生安泰。
そのためにはお金のためにやりたくない仕事でも選択する
ひと昔前まではその価値観が正解とされていました。
しかし、終身雇用の崩壊だけでなく
コロナによる不況によって、
もはや会社に雇われていることは何の安定でもなくなりました。
いつ会社が潰れて収入がなくなるかわからない。
そういう状況に追い込まれたとき、
「お金のためにやりたくもない仕事をしていて本当にいいんだろうか」
と考えた人もいるはずです。
我慢してやりたくない仕事を選択したのは、
「安定」という保証がある(と思ってた)からです。
もしその保証すら危ういのであれば、
やりたくない仕事を選択する意味がなくなります。
さいごに
これからの時代に成功を掴んでいく人は、
自分の強みを活かすことのできる人です。
イヤイヤやってる仕事はパフォーマンスが上がらず、
そのためやがてAIなどに仕事を奪われることになるでしょう。
自分の強みを活かしたいのであれば、
まずは自分自身をしっかりと理解すること。
他人と比較して考えるのではなく、
自分の内側にある本質と向き合うことが大切です。
2021年は個人の幸福を追求する人が増えるといいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。