僕たちの価値観や観念は経験によって作られます。
どんな体験をするかによって、
考え方や在り方が形成されます。
そしてその体験によって現実まで作られてしまう場合があります。
僕たちは無意識のうちに様々な情報に触れていますが、
何に触れるかは注意しなければなりません。
子供にとって自分の親は、
価値観や観念を形成する重要な存在です。
親がどのような情報を与えるかによって、
子供にとっての真実が決まることがあるのです。
知ることが真実をつくる
僕たちは目の前に見えている世界が真実だと思っています。
しかし、実際は目に見えている世界が真実なのではなく、
どう思っているかが真実を作っています。
例えば、Aさんという人がいたとします。
あなたはAさんのことをまったく知りません。
あなたの周りの人々はAさんについて、
「性格が悪い人」だとうわさしています。
そうすると、あなたの中でAさん=性格が悪い人という真実ができます。
実際にAさんに会ってAさんが普通の人だったとしても、
「皆が性格悪いと言っていたから性格が悪いに違いない」
と考えるかもしれません。
その場合、あなたにとってAさんは「性格が悪い」という真実は変わりません。
目の前に見えている現実は、
Aさん=普通の人であるにも関わらずです。
その真実が変わるときは自分の思い込みが変わるときです。
日常に溢れる様々な洗脳
知ることが現実を創ることだと考えると、
いかに間違った情報に触れることが危険かということがわかります。
相手に悪気がなかったとしても、
間違った情報を吸収することにより、
正しい真実が見えなくなることは往々にしてあります。
インターネットが普及し情報が溢れる現代社会では、
真実を見抜く目を養うことが求められます。
受動的に情報を受け取っているだけでは、
間違った情報に触れ洗脳されることになるかもしれません。
自分の軸をしっかり持つ
情報に流されないようにするためには、
自分の軸をしっかりと持つことが重要です。
「○○が言っているから」という理由だけで、
その情報を妄信してしまうと誤った真実を作ることになるかもしれません。
「この情報は本当だろうか?」と疑いの目を持ち、
自分の頭で判断する能力を磨かないと、
受動的に情報を受け取るという状態から脱却するのは難しいです。
変化のスピードが速い今の時代だからこそ、
正しい情報を吸収することはとても重要になります。
知らないことの恐ろしさ
知ることが真実を作ることだとするならば、
知らないことがいかに恐ろしいことかがわかります。
もし、物事に対して「知っている」という状態であれば、
間違った情報に触れても「これは違う」と判断できるからです。
知らないという状態では、
それが正しいのか正しくないのか判断できません。
そう考えると、初めて情報に触れる対象がいかに重要かがわかります。
未知の状態から初めて情報に触れると、
その情報が正しいと信じるケースがほとんどだからです。
一番最初に間違った情報に触れてしまうと、
それが正しいと信じそれが真実になってしまう可能性があります。
そうならないためにも、
能動的に情報を受け取り、
自分の頭で判断することはとても重要です。
まとめ
時代の過渡期は情報が氾濫し混沌とします。
この状態の中で正しく生き抜くためにも、
正しく知るという能力が求められます。
「何を知るか」によって自分の真実が作られる。
そう考えると、一つ一つの情報を受け取るときに、
注意深くなることができるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。