人生というのは山あり谷ありだから楽しいんですが、谷底にいるときは絶望の淵に立たされたような気分になります。
頑張っても頑張っても暗闇から抜けることができず、心に湧いてくるのは焦りと不安ばかり。
次第に頑張ることに嫌気がさし、やけくそになってしまいそうになります。
もし、あなたが今そういう状況にいるのであれば、そんなあなたに贈りたい言葉があります。
長期的視点で人生を俯瞰する
仮に今人生のどん底にいるとしても、それは明るい未来へのプロセスであることをまずは理解してください。
喜劇王チャールズ・チャップリンの名言に以下のようなものがあります。
「人生はクローズアップ(短期的)で見ると悲劇だが、ロングショット(長期的)でみると喜劇である」
今という視点だけで人生を見た時、目の前にある現実は悲劇的かもしれません。
しかし、人生を長い目で俯瞰したときに、それは成功するためのきっかけにすぎないことに気が付くはずです。。
多くの偉人がそうだったように、人生のどん底経験があったからこそ大きな成功を手にすることができるわけです。
だからつらい時は人生を長期的視点で見るようにしてみてください。
そして今目の前にある現実はきっと大きな花を咲かせると信じてください。
人生の棚卸しをする
「人生は常に最良の方向に向かっている」ことを確信するためには、自分の人生を棚卸しする必要があります。
過去にあった同じようなどん底経験を振り返ってみてください。
それは必ず人生のターニングポイントになっているはずです。
そしてその経験がなかったら(その人生が順風満帆に進んでいたら)、今の自分がどうなっていたかを想像してみてください。
僕自身も人生で挫折したことが何度かあります。
でも、もしそのすべての挫折経験が仮に上手く行っていた場合の現在の自分を想像したとき、それは自分の本当に進みたい道ではなかったということが、人生を棚卸しして初めて理解できました。
つまり僕にとってその挫折経験というのは、人生を最良の道へ進めるための方向転換だったわけです。
当時はもちろんそんなこと考えもしませんでしたが、長い目でみると挫折経験というのはギフトであるということが、今の自分には心から腑に落ちています。
もしあなたも人生の棚卸しをしてみて、自分が最良の道を歩いてきていることが自覚できれば、今目の前にあるどん底の現実も必ず明るい未来へつながると確信できるはずです。
人生に疲れた時に楽になれる言葉
僕自身も頑張るのが嫌になり、やけくそになりそうになったときに心(潜在意識)から聞こえてきた言葉があります。
その言葉を聞いてとても気持ちが楽になって、人生が軽くなりました。
この言葉を聞いてあなたの人生が少しでも軽くなるのであれば、僕も嬉しいです。
やけくそになりそうになった僕を救ってくれた言葉、それは
「これでいいのだ」
です。
有名なマンガの名ゼリフですから、ご存知の方も多いでしょう。
ある日この言葉が降りてきて、僕はとても気持ちが楽になりました。
今目の前にある現実というのは過去の選択の積み重ねです。
そして過去の選択で最良のものを選んできた結果、現在の自分があるわけです(理由は前章で述べた通りです)。
「これでいいのだ」という言葉が降りてきたとき、「じゃあ、どん底の現実が目の前にあっても別にいいじゃないか」と思えるようになりました。どうせ人生うまくいくんだから、あれこれ考えていてもしょうがないと。
「これでいいのだ」というのはとても深い言葉
バカボンのパパが言っているからギャグっぽく聞こえますが、この「これでいいのだ」というのは、実はとても深い言葉だと思います。
引き寄せの法則をうまく発動させるのには、充分思考が必要だということはご存知だと思います。
「無いもの」にフォーカスして執着するのではなく、「今あるもの」に感謝しなさいというのが充分思考です。
とはいえ頭では理解していても、やっぱり「無いもの(欲しいもの)」に意識が行ってしまいがちになります。
そんなときにこの言葉を言ってみると、簡単に充分思考になることができます。
「これでいいのだ」というのはあるがままの現実を受け入れるということです。言い換えるなら、目の前の現実を受け入れる許可を自分自身に出しているということです。
望ましくない現実があったとき、それを受け入れるのは勇気がいります。
誰だって、できればそんなことは認めたくないからです。だから現実を受け入れる許可ができず、「まだない未来(ほしい結果)」ばかりに執着してしまいます。
でも「これでいいのだ」と声に出してみるだけで、不思議とそういった制限が外れていきます。これも認知的不協和の働きによるものだと思います。
英語で言うならLet it be(ありのままでいい)でしょうか。
どうせあなたの人生はうまくいきます。
だから「これでいいのだ」。
最後まで読んでいただきありがとうございます。