人によって奇跡の定義(尺度)は様々ですが、一般的に奇跡と聞くととても壮大なことをイメージします。
例えば宝くじで高額当選することなどがあげられます。
確かにこれも奇跡であることに間違いはありませんが、実は奇跡というのは我々の身の回りに多数存在します。
例えばこの世に生を受けることも、ものすごい確率ですよね。それだけでも十分奇跡と呼べると思います。
つまり僕たちは存在しているだけで「奇跡の存在」なわけです。
鈍ったセンサー
子供というのは好奇心旺盛でいろんなものに感動します。それが年を取るにつれ、心が動かされることも少なくなり、「感動するセンサー」が鈍っていきます。
このセンサーが鈍ってしまうと身の回りにある奇跡にも気づくことができなくなります。
でも「感動センサー」が鈍ってしまうのは、人間の特性上仕方のないことです。
人間には「慣れる」という性質があるからです。
どんなに感動する映画を見ても、何度も見てたらさすがに感動しなくなります。
自分の理想の環境を手に入れ、心躍る日々を過ごしていたとしても、しばらくするとその環境になれて気持ちが高ぶることもなくなります。
それとは別に「心のコップが満たされていない」状態でいるときも、感動センサーというのは働きにくくなります。
心のコップが満たされていないというのは、不足感・欠乏感に支配されネガティブな感情でいる状態のことです。
世間一般に「奇跡」と呼ばれるような環境を手にしていたとしても、本人がその自覚がない限り、それはその人にとって奇跡でもなんでもありません。
感動センサーの動かし方
子供の頃に持っていた「感動センサー」を取り戻すことができたら、今目の前に見えている世界が「奇跡でいっぱいである」ということに気づくことができるようになります。
そういう気持ちで毎日過ごすことができたら、とても幸せですよね。
では鈍ってしまった感動センサーを動かすためにはどうすればいいのでしょうか?
それは「感謝する習慣を持つ」ことです。
「なんだそんなことか」と拍子抜けするかもしれませんが、こんな簡単なことで現実(に対する認識)が大きく変わるなら、やらない手はありません。
しかも「感謝すること」はお金がかかりません。
感謝することは「奇跡を見つけること」です。
今身の回りで起こっている当たり前のことも、「感謝しよう」という視点で見るとそれが奇跡であることがわかると思います。
例えば太陽の位置がもう少しずれていたら、地球に生命は存在できなかったかもしれません。
空気や水がなければ、僕たちは生きていくことができません。
日常生活においても、たくさん奇跡はあります。
昔の人が現代にやってきたら「奇跡だ」というに違いありません。
車、電車、飛行機、携帯電話など当たり前に利用していますが、これって普通に考えたらすごいことです。
インターネットを使えば時空を越えることもできます。昔の人からすれば、それは神の領域だと言えるでしょう。
少し家をでれば、完璧な状態で食材が保存されたお店があります。
昔の人が汗水たらして作った食べ物が、わずか数百円で変えたりします。
こういうことは身の回りに無数に存在します。ただそういう視点で見ていないから気づかないだけです。
「当たり前」と思った瞬間に奇跡は消える
「ありがとう」の対義語は「当たり前」です。
どんなに素晴らしいことであっても、
一度慣れてしまうとそれが当たり前になってしまいます。
当たり前になった瞬間に奇跡は消えます。
僕たちの日常にはありとあらゆる「当たり前」が存在しますが、
それらは見方を変えると「奇跡」に見えるはずです。
空気があること自体も奇跡だし、
地球という星が存在することも奇跡です。
「何か奇跡でも起こらないかな」と考えている人は、
まずその物の味方から変える必要があります。
そうしないと奇跡と思うような出来事が起こっても、
それに気づくことができないからです。
全ての出来事を奇跡に変える方法
モノだけでなく出来事にも奇跡はいっぱいありますね。
あなたにとっては不満だらけの仕事かもしれませんが、仕事が見つかるっていうだけでも奇跡だと思います。
現代社会ではお金がないと生きていけないですから、一般的には仕事がないと生きていけないわけです。
とはいえ、人生には良い出来事ばかりではありません。つらい出来事や悲しい出来事もたくさんあります。
しかし何度も言っているように、出来事そのものにはプラスもマイナスもないんです。
自分がマイナス(プラス)に解釈しているだけです。
つまり不運だと思われるような出来事であっても、自分の捉え方次第で幸運な出来事に変えることもできるようになるということです。
解釈を変えるのに一番いい方法は言葉の力を使うことです。
言葉を使うと思考の焦点が変わります。
具体的にいうと「ツイてる」という言葉を口癖にすることです。
これは長者番付日本一にもなった銀座まるかんの創始者斎藤一人さんが、天国言葉と呼んでいる言葉の一つです。
上の記事にも言及している通り、言葉もエネルギーの振動ですから、ポジティブな言葉を発すると、ポジティブなエネルギーに触れることができます。
もし出来事そのものが良くないことであったとしても、「ツイてる」と口にすることで、脳はその出来事をツイてる出来事として認識します。
これは認知的不協和という働きによるものです。
脳は現実と非現実を区別できません。「ツイてる」と繰り返し口にすることで、脳はそれが現実だと認識するようになります。
そして「ツイてる」というとその出来事から、ツイてる側面を探そうとします。
同じように「ツイてない」と言うと、ツイてない側面を探そうとしてしまいます。
この言葉を口にしている限り、自分にとって奇跡しか起こらなくなります。
そして
自分は奇跡を起こして当たり前だというセルフイメージが持てるようになると、困難な挑戦もやり遂げることができると思えるようになります。
奇跡に囲まれた人生は楽しくて仕方ありませんね。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。