僕も含めほとんどの人は、子供の頃お金を使うときにワクワクした気持ちになったことが1度は必ずあるはずです。
お金とは本来喜んで使うものです。
しかし、人はいつからかお金を使うときに喜びよりも痛みを感じるようになってしまいます。
その理由は、お金を使うときの思考の焦点が「失うこと」にフォーカスしているからです。
お金というのは価値と交換するためのただの手段であり、
お金を使ったということは、何かしらの物やサービスという価値を受け取っていることになります。
したがって、本来ならお金を使うときはうれしい気持ちにならないとおかしいということになります。
実は、お金を使うときに痛みを感じれば感じるほど、お金を引き寄せることが難しくなるという事実があります。
せっかく欲しい物が手に入ったのに、喜ぶどころか痛みを感じるなんてもったいないですよね。
お金というのは僕たちの人生に一生付きまとうものです。
それを使うたびに苦しい思いをしてしまうということは、
生きている間ずっと苦しみを感じ続けないといけないということになります。
今日は過去のおさらいも含め、お金を使うときに気を付けないといけないことについてお話ししていきたいと思います。
お金に価値を置きすぎない
何らかの価値を受け取っているにもかかわらず痛みを感じるのは、「お金に価値を置きすぎている」ことが原因です。
つまり、受け取った価値よりもお金の方が大切だと思っているということです。
お金に価値を置きすぎていると、お金の奴隷になってしまいます。
自分よりもお金を上位に置き、本当に欲しいものよりも価格を優先するようになります。
お金の奴隷になっている人はもれなくお金に執着しています。
しかし、お金に執着すればするほど、お金というのはやってこなくなります。
理由については詳しく説明しませんが、執着すると波動が低くなるためです。
お金は流れているだけ
なぜお金を使うときに「失う」という意識を感じるかと言うと、お金を「所有物」だと思っているからです。
しかし、お金というのは特定の個人の持ち物ではなく、
ただ、世の中を循環しているだけです。
この視点が持てるようになると、お金を「失う」という意識で見ることがなくなります。
お金は流れているだけなので、出ていくお金もあれば入ってくるお金も必ずあります。
人間にはお金の器というものがあり、その器以上のお金を手に入れることはできません。
新しいお金を手に入れるためには、スペースが必要になります。
スペースを作るためにはお金を出さないといけません。
この宇宙には「真空の法則」というものがあり、空白ができることを嫌います。
「隙間ができたら必ずその空間は埋まるようになっている」というのが真空の法則です。
したがって、お金が出て行ったとしても必ずまた入ってくるので心配はいらないということです。
「働いていない人間はどうなるんだ」という反論がでるかもしれませんが、
この資本主義社会で無職の人でも普通に生きているということは、何かしらの手段でお金が入ってきているからということが言えます。
アウトプットが先、インプットが後
ここまでがおさらいで、ここから先がとても重要な話になります。
多くの人々は出来事が先にあって、それに応じて(人間の)反応が起こると思っています。
例えば、あなたが誰かに怒られたとします。
そしてそのことに対して悲しい気持ちになりました。
ほとんどの人はこれを、「怒られた→悲しくなった」という順番で解釈しています。
先ほどお話した通り、「出来事が先、反応が後」だと思っているということです。
「そんなん当たり前やん」と思うかもしれませんが、実はこの順番は逆なんです。
まず自分の発信があって、その後に受信が起こるというのが正しい順序です。
ちょっとカッコつけた言い方をすると、「アウトプットが先でインプットが後」ということです。
今回のケースで説明するならば、あなたが何かを発信したから「怒られる」という出来事が起こったというわけです。
この発信・受信は必ずしも当事者同士で起こるわけではありません。
例えば今回の例で言うならば、あなたがもし上司に怒られたとするならば、
あなたはそれ以前に別の誰か(パートナーなど)に怒りをぶつけていた可能性があります。
自分の発信した「怒り」のエネルギーが、回りまわって別の人物から返ってきたということです。
あなたの周りをよく見まわしてみてください。
普段イライラしている人ほど、イライラするような出来事に遭遇していませんか?
いつも笑顔の人は、良いことばかりが起こっていると思いませんか?
これは自分が発したエネルギーが先で、受け取るエネルギーが後だから起こる現象です。
引き寄せの法則と非常に似ていますね。
お金は喜んで使うもの
以上のことから、お金を払うときに痛みを感じるとどうなるかわかると思います。
まずは発信ありきで、その後に受信の順番でしたね。
ということは、お金を払うという行為が先で、お金を受け取るという行為が後ということです。
つまり、お金を払うときに痛みを感じていると、痛みを感じさせるようなお金が入ってくるということです。
苦労して稼いだお金は支払うときに抵抗を感じますよね?
お金が入ってくるときに感じる「痛み」というのは、その苦労のことを意味します。
言い換えると、お金が入ってくれば来るほど苦労も増えるということです。
だから、これ以上苦労しなくて済むように、潜在意識がお金が入ってこないようにブロックをしてしまうのです。
もしあなたが「もっとお金がほしい」と思うのであれば、まずは自分の発信(支払いの時の感情)から変えなければなりません。
お金というのは喜んで使うものです。
お金を支払うときは、子供のころに感じたあのワクワクを思い出してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。