お金を払うときには3つの視点があります。
「奪われている」
「受け取っている」
「与えている」
多くの場合、お金が減ったという意識が強いので、
「奪われている」と感じる場合がほとんどです。
お金のことや引き寄せの法則を理解している人は、
「受け取っている」と感じる人もいるでしょう。
「受け取り」の視点
僕たちはお金を支払うことによって、
何かしらの価値を受け取っています。
大抵の場合、その価値はお金よりも大きなものです。
自分で野菜を栽培することを考えたら、
100円そこそこで野菜が手に入ることはかなりお得です。
このように「(価値を)受け取っている」と考えることができたら、
心も豊かになることができます。
「奪われている」場合と真逆の感情ですね。
不足を感じるのか充足を感じるのかで、
現実はまったく違うものになります。
「与える」の視点
そして3つ目の「与えている」という視点。
この視点を持つことができている人は、
かなり少ないのではないでしょうか?
実はこの3つ目の視点が最も心が豊かになる視点でもあります。
人間にとって「与える」という行為は最上の喜びだからです。
一般的に「与える=損」と考えられていますが、実際は違います。
与えることによって信用が貯まっていき、
いつか大きなリターンとなって戻ってくるからです。
そして何よりも、
「与える」という行為を通して
幸福感を感じることができます。
そう考えると、
「与える」という行為を日々体験できるのは、
とてもありがたいことだと思います。
お金はただの情報
お金は世の中を循環しているもの。
富の分配を拒否するということは、
そのお金の流れを止める事でもあります。
そうするとすべての人にお金が行き渡らなくなります。
どこかでお金の流れがストップすると、
その先の人やさらに先の人までお金が流れなくなります。
お金は価値と価値を交換するためのツールです。
どんなにたくさん持っていたとしても、
使わなければ何の価値もありません。
今の時代のお金は「紙切れ」という実体すら存在しません。
ただの情報(データ)です。
僕たちが保有していると思っているお金は、
実際には存在していないのです。
ただ銀行のデータベースに数値情報が記録されているだけです。
スマホゲームと同じです。
データが消えたらすべて終わりです。
実体のないただの情報でしかないのだから、
保有するだけで使わないのであれば何の意味もありません。
「与える」=他人への思いやり
お金を支払うときに「与える」という意識を持つことは、
他人のことを思いやることでもあります。
「自分のお金がこの人達を豊かにするんだ」
相手のことを考えずにこのような思考を持つことはできないからです。
「奪われている」、「受け取っている」という視点は、
自分のことしか見えていません。
抽象度が高い人ほど豊かになりやすいと話しましたが、
与えるという視点を持つことで抽象度が上がるということです。
つまり、自分にとってもメリットがあるということです。
何よりも自分の気分が良くなることが
一番のメリットではないでしょうか。
小さな喜びかもしれませんが、
その喜びが積み重なることで心も満たされていくのでしょう。
まとめ
現実は僕たちの解釈によって作られます。
同じ景色を見ていても、
どう解釈するかによって現実は変わります。
せっかく「与える」という行為を体験できるのだから、
「奪われている」とか「損した」と考えるのはもったいないです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。