同じ物理空間に存在していたとしても、
人によって見えるものと見えないものが違います。
つまり、見える景色は人によって違うということです。
そしてその景色こそが「現実」となるわけです。
これはRASやスコトーマが関係しています。
簡単に言うと、重要視しているものは見えるけど、
重要だと思っていないものは見えないということです。
「それが何なの?」と思う人もいるかもしれませんが、
この「何が見えるか?」によって人生が大きく変わるのです。
小さなものにエネルギーを奪われる
細かいことが気になる人っていますよね。
「几帳面」と表現されることもあります。
他の人が気にならないような小さなことにも気が付く。
そういう点においては素晴らしいと思いますが、
必要以上に細かいことを気にしすぎるという欠点もあります。
例えば、モノの配置がちょっと変わっている場合など。
普通の人なら気にならないようなことまで気にするのは、
エネルギーの無駄遣いになってしまいます。
些細なことかもしれませんが、
ストレスを感じることによってエネルギーを消費してしまうのです。
人間には1日に使えるエネルギーの総量が決まっています。
小さなことにエネルギーを消費していたら、
本当にやるべき大きなことに使うエネルギーがなくなります。
「モノが整理整頓されていて心地いい」
と感じるのであればいいですが、
几帳面な性格のせいで小さなことにストレスを感じるのであれば、
その性格は自分にとってデメリットとなります。
他人が気になる理由
人間は他人が気になる生き物です。
他人の成功や幸せを妬む人も少なくありません。
その人が成功しようが幸せになろうが、
自分の人生には何ら影響を及ぼさないのに、
なぜかその人のことが気になって仕方ないのです。
ちなみに嫉妬は「2つの距離」が関係しています。
物理的距離と心理的距離です。
もしその人物が自分にとって重要でないなら、
全く気にならないはずです。
他人が気になるのはその人の存在が
自分にとって大きなものだからです。
これも人生にとって大きなマイナスになります。
他人のことばかり気にして、
自分が本来やるべきことに集中できなくなるからです。
SNSに没頭してしまう人などは要注意です。
人生から「小さなもの」を消す方法
これらの小さなものを人生から消す方法があります。
それは「目標(願望)を常に意識する」ことです。
多くの人は目標(願望)を持っていません。
目標が定まっていないと、
「何が重要で何が重要でないか」を
判断することができなくなります。
目標が定まっている人は、
自分にとって必要なものと不要なものがわかります。
モノの配置が変わっていることは、
自分の願望実現にとって何の意味もありません。
目標を強く意識していれば、
「そんな(小さな)こと考えても仕方ない」と思うはずです。
自分の目標に一点集中すると、
他人のことが気にならなくなります。
よそ見をしなくなるからです。
自分の願望実現のことばかり考えてるので、
(いい意味で)他人のことなどどうでもよくなるのです。
まとめ
小さな事ばかり気にしていたら疲れます。
ちょっとしたことでストレスを感じるでしょう。
几帳面な性格がプラスに働くのであればいいですが、
その性格のせいでストレスを感じるなら、
そういう性格は手放した方がいいでしょう。
小さなことが気にならなくなるととても楽に生きれます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。