失敗しない人と聞くと「すごい」という印象を受ける人が多いと思いますが、
実はそういう人は結構ヤバいのです。
この世に完璧な人間は一人もいません。
ということは、どんな人でも必ず失敗するということです。
もし失敗しない人が存在するのであれば、
その人は今の自分にできることしかやっていないということです。
要するに「挑戦していない」ということです。
挑戦とは今の自分にできないことをすることです。
今の自分にできることをやることを挑戦とは呼びません。
新し事にチャレンジしないということは、
できることの数が増えない、すなわち人生の幅が広がらないということです。
失敗が怖いのであれば、
それは失敗に対する意味付けが
間違っていることが原因かもしれません。
失敗に対する価値観
僕たちは年を取ればとるほど保守的な考え方になります。
挑戦することよりも失敗しないことを優先し、
現状にしがみつくことを重要視します。
ある程度の年齢が言った人であれば保守的になるのもわかる気がしますが、
可能性に溢れた若いうちから挑戦しないというスタンスは、非常にもったいないと思います。
人々がここまで失敗を恐れるのは、
失敗に対する価値観が間違っているからです。
「失敗=悪」
「失敗=恥ずかしい」
こういった価値観を持っていると、
失敗が怖くて挑戦することをしなくなります。
日本人は特にこの価値観が強いような気がします。
「失敗=うまくいかないこと」ではない
多くの人が誤解していることが
「失敗=うまくいかないこと」だと考えていることです。
初めて新しいことにチャレンジしてうまくいかなかったら、
それを失敗だと考えてしまうということです。
しかし、これは失敗ではなく、
ただうまくいかなかっただけです。
99回うまくいかなくても100回目に成功したら、
その99回は失敗とは呼べないでしょう。
1回やってうまくいかなかったから失敗なのではなく、
そこで諦めてしまうから失敗になってしまうだけです。
うまくいかないのは当たり前
新しいことにチャレンジしたとき、
最初はうまくいかない時期が続きます。
しかし、うまくいかないのは当たり前です。
「挑戦=今の自分にできないことをやること」だからです。
今の自分にできないことをやっているわけだから、
うまくいかないのは当たり前です。
もし1回目からうまくいったのであれば、
それは今の自分にできることだったということです。
つまり、挑戦ではなかったということです。
(もちろん、たまたまうまくいく場合もあります)
うまくいくという期待が高ければ高いほど、
うまくいかなかったときの落ち込みが大きくなります。
うまくいかなくて当たり前ぐらいに考えておけば、
うまくいかなかったとしても想定内なので落ち込むことはありません。
挑戦しない人生の弊害
挑戦しない人生の弊害は、
人生で生じる不安の数が増えるということです。
今の自分にできることしかやらないから、
できることの数が増えません。
そうすると、人生において壁が発生したときに、
その壁を乗り越えることができなくなります。
自分の将来(老後)が不安という人は多いです。
なぜ不安なのかというと、
年金が支給されるかもわからないし、
生きていくだけの収入が得られるかもわからないからです。
もし自分で十分なお金を稼げる能力が身についていたら、
将来に不安を感じることはないでしょう。
不安を感じるのは、
問題が発生したときに、
その問題を乗り越える自信がないからです。
いろんなことに挑戦して経験値が十分にあれば、
少々のことで不安を感じることはなくなります。
挑戦することから逃げてばかりいると、
常に不安に襲われ続けることになるわけです。
失敗は財産
今日から失敗に対する定義づけを
「失敗=財産」に変えてみてください。
たくさん失敗をすればするほど強くなります。
大きな失敗をしたことがある人は、
多少のことでへこたれることはなくなります。
「あの時の失敗に比べたら全然マシ」
と思えるようになるからです。
さいごに
今2人の息子を育てていますが、
親の教育って本当に大事だなと思います。
親がどういう教育を施すかによって、
その子のもつ価値観がある程度決まってしまうからです。
自分の子供たちには「失敗=財産」と教えて、
自分で自分の可能性に蓋をすることがないようにしてあげたいです。
一度きりの人生、自分のやりたいことにたくさんチャレンジしてほしいですからね。
失敗した人は挑戦した人。
彼らを笑うのではなく称える世の中になればいいなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。