先週息子が6歳になりました。
息子の成長とともに自分自身も同じように成長させてもらい、彼からはたくさんのことを教えてもらったような気がします。
自分が子育てをするようになって初めてわかる親の大変さ。
自分をここまで育ててくれた両親には、改めて感謝しなければいけないと思わせられました。
今の自分と同じ年齢の頃の両親と今の自分を比べると、自分はまだまだ親としても未熟だなあと痛感させられます。
「親孝行をしたい」とずっと考えてはいるのですが、なかなか余裕がなく今だに恩返しができていないのが心苦しいです。
真の親孝行とは
親孝行とは何をすればいいのか?
漠然と旅行に一緒に行くとか、何かプレゼントするのがいいと考えていました。
でもある時、自分なら息子に何をしてほしいか考えたことがあります。
旅行やプレゼントをもらうのも嬉しいですが、それよりも「健康で人生を楽しんでいる」ことのほうが嬉しいということに気が付きました。
何か形のある贈り物をされなくても、息子が「生まれてきてよかった」と思ってもらえることのほうが何倍も嬉しいということがわかりました。
どんなにつらいことがあっても、逆境に立たされても人生を諦めない。
生まれてきたことに感謝し人生を目いっぱい楽しむことが、自分の両親に対する真の親孝行ではないかと思います。
自分を嫌いにならない
逆に自分の人生がつまらないとか、自分が嫌いと息子がもし言っていたらとても悲しい気持ちになります。
自分を喜ばせることは、自分を育ててくれた人を喜ばせることであるとも思います。
両親だけでなく、近所の大人や学校の先生など、自分の成長の一部になった人は数えきれません。
だから自分が幸せになることは、彼らを幸せな気分にすることにもなるのではないかと思います。
両親ほど深いつながりはなかったとしても、多少なりとも心を配った人が幸せになるというのは、与えた側も嬉しいものです。
だから自分を責めたり、傷つけたり、嫌いになったりすることは彼らを悲しませることでもあると思います。
肉体も同じです。
両親が与えてくれた肉体に傷をつけるということは、両親を傷つけることと同じことだと思います。
だからつらいことが起こっても、自分自身を傷つけたり、嫌いになってはいけません。
他人を傷つけない
自分の子供が誰かに傷つけられたら、怒りや悲しみを感じると思います。
もし自分が誰かを傷つけてしまったら、その人の親も悲しい思いをするはずです。
たくさんの人を悲しませることはとても罪深いことです。
自分が嫌いな「あの人」もきっとたくさんの人に愛されて大人になったはずです。
「あの人」の中にも必ず「愛」はあります。ただ心が濁って見えなくなっているだけです。
その人の小さいころを想像し、たくさんの人に愛されている情景が見えたら、きっと優しい気持ちになれると思います。
子供たちに願うこと
自分が子供の頃、学校で友達の持ち物に名前が書いてあるのを見ると、
「きっとお母さんが心を込めて書いてくれたんだろうな」と思うことがよくありました。
どんな親であっても必ず子供を愛しています。
たとえ虐待するような親であっても心は痛めているに違いありません。
僕は自分の子供がいじめられたらとても悲しいです。
いじめをする子供は、いじめられている子供の持ち物を見てみてください。
そこにはたくさんの人の愛が詰まっているのがわかるはずです。
僕自身もいじめを受けていた時期があります。
その時はとてもつらかったです。でもそれを知った親はもっとつらかったと思います。
僕が自分の子供に願うこと。
「成功できなくても、お金持ちになれなくても、人生を目いっぱい楽しんでほしい」
子供にとって親の存在は大きいです。
だから「人生にはこんなに楽しいことがいっぱいあるんだよ」ということを彼らに伝えていくのが、親である自分たちの役目だと思っています。
あなたが幸せでいるだけで、たくさんの人を幸せにすることができます。
だから自分を喜ばせることをたくさんやって、人生を目いっぱい楽しんでください。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。