願望実現に関する本を読むと、
「欲しいものの写真を目に付くところに置く」
という方法をよく見かけます。
例えば、スマホやパソコンの待ち受け画面を
自分の欲しいものの画像に設定するといった感じです。
確かにそのようにすると効果的なのですが、
なぜ効果的なのか説明している書はあまり見かけません。
今日は僕なりにその理由について考えてみました。
願望実現に重要なことは意識しつづけること
1つ目の理由として考えられるのが、
願望を常に意識し続けるためです。
僕たちは日々の生活に追われ、
願望のことをカンタンに忘れてしまいます。
願望実現において重要なことは意識し続けること。
たまに意識するぐらいでは、
願望実現は難しいでしょう。
流れ星理論にも通ずるところがあります。
スマホなど常に目に付くところに画像を置いておくことで、
常に意識し続けるという状態をキープすることができます。
「100日間願望を3回ずつノートに書く」
という方法もたまに見かけますが、
それも「意識し続ける」という点において有効なのでしょう。
記憶に定着させるため
人間が物事を記憶するプロセスには、
様々なメカニズムが働いています。
例えば、「印象の強いものは記憶に残る」という特徴。
1週間前の晩御飯を覚えている人は少ないですが、
何十年も前の新婚旅行で食べた夕食は鮮明に覚えていたりします。
普通に考えれば、
直近のことであればあるほど覚えているはずです。
どんなに昔のことであっても、
インパクトが強ければはっきりと記憶に残るということです。
その他物事を記憶するための方法として、
「反復」というものがあります。
英単語も何度も反復学習しているうちに覚えられますよね?
目に付くところに画像を置くことによって、
その画像を何度も繰り返し見ることになります。
つまり、反復によって記憶に定着するということです。
イメージは記憶から生まれる
願望実現するためにはイメージが重要だと言われています。
すべてのものは思考から作られるので、
イメージできないものは現実化できないからです。
イメージというのは記憶からしか生まれません。
見たり聞いたりしたことのないものを
イメージすることは基本的にできないということです。
例えば、「土星をイメージしてください」と言われたら、
ほとんどの人が土星を正しくイメージできるはずです。
しかし、「○○星をイメージしてください」と、
宇宙の果てにある聞いたこともない惑星の名前を言われたら、
それを正しくイメージすることはできないはずです。
見たことも聞いたこともないからです。
仮にそれらしきものをイメージできたとしても、
それは自分の記憶の中にある「何か」をベースにしたイメージで、
実際の姿とは大きく異なる可能性が高いです。
「人間は自分の記憶をベースにすることでしか
正しくイメージすることができない」
だからこそ、自分の願望を可視化して記憶に定着させることで、
それを正しくイメージすることができるようになるわけです。
「お金持ちになりたければ、高級ホテルや高級レストランに行くべし」
と言われるのも同じ理屈です。
そういった経験を通して記憶に定着させることで、
お金持ちの体験を正しくイメージできるようになるからです。
高級ホテルや高級レストランに行ったことがなければ、
それらを正しくイメージすることはできません。
体験を通して記憶することで、
より具体的に鮮明にイメージすることができます。
経験したことがない場合は、
テレビなどで見たことのある
「それ」をベースにイメージすることになります。
まとめ
今回のトピックの本質は、
「願望を常に意識し続ける事」
です。
その方法が「目に付くところに写真などを置く」というだけであって、
必ずしもその方法でなければならないというわけではありません。
表面的なことはさほど重要ではなく、
重要なことは根本の部分にある場合がほとんどです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。