内面を磨いて、常に心地よい状態でいることを心掛けているとあるものが見えるようになります。
それは「自ら落とし穴に落ちる人」です。
そして過去の自分自身も「落とし穴に落ちる人」でした。
一度落とし穴に落ちるとなかなか上がってくることができなくなります。
自ら落とし穴に落ちる人とは?
当たり前ですが実際に落とし穴に落ちるわけではありません。
ちょっと抽象的すぎてわかりにくいと思うので、具体例を出して説明してみたいと思います。
とても嫌なことがあったときやムカつく人に会った日というのは、心が落ち着きませんよね。
もう終わったことなのにいつまでたっても、そのことばかり考えてしまうことがあります。
これが「自ら落とし穴に落ちる」という状態です。
自分の内面が磨かれてくると、ネガティブなことにエネルギーを奪われることに対して敏感になってきます。
もしそういう感情が出てきそうになったら、意識しないようにします。
ネガティブな感情に支配されている時は波動も低いし、何より楽しくないです。楽しくない時間は少しでも短くできたほうがいいに越したことはありません。
不安や怒りというのは人間にとって必要な感情ですが、だからといってずっとその感情に支配されている必要はないわけです。
嫌な出来事が終わってそのことを考えなければいいのに、わざわざその時のことを思い出して「腹立つ」だの「ムカつく」だの言っていたら、せっかくよくなりかけていた気分もまたネガティブに戻ってしまいます。
まるで「一度通りすぎたのに、わざわざ戻ってきて自分からその落とし穴に落ちている」ように思えます。
貧乏波動
以前にどこかの記事で貧乏波動についてお話をしましたが、この貧乏波動を出している人も「自ら落とし穴に落ちる人」の一人です。
貧乏波動はわかりやすくいうと、「道路を車で走っていて横の車が前に入ってこようとしたときに、意地でも割り込みさせないように嫌がらせをする」ようなことです。
前に車が1台増えたところで無駄になる時間は数秒程度です。
意地でも割り込みをさせないというのは、「私はそんな小さなことも許せない器の小さい人間です」というセルフイメージを自ら作り上げていることになります。
割り込みをさせないように意地になるということはリスクもあります。
事故に遭う確率も上がるし、その横の車に乗っている人が「怖いお兄さん」だったりする可能性もあるわけです。
そうでなかったとしても、割り込みをさせないように必死になっている姿は他者から見ても美しくないし、自分自身の感情も乱れています。
つまり、割り込みをさせないことで得するのはせいぜい自己満足ぐらいで、むしろ損する要素しかないということになります。
昔の自分の心が狭くて他人を許せないことがたくさんありました。
でも今の自分から見ると「なんでわざわざ自分が損をするようなことをするのかな」と思えます。
貧乏波動を出し、自分にとって損になるようなことをしてしまうというのは、「自ら落とし穴に落ちる」ということです。
今はそういう人を見るたび「もったいないなー」と感じています。
エネルギーをお金に換算する
自分の内面を磨き、心地よい感情でいることを心掛けていると得に意識しなくても落とし穴に落ちることはなくなります。
しかし、最初のころはどうしても無意識的に過去の出来事に対してネガティブな感情を感じてしまうものです。
そういう人は「エネルギーをお金に換算してみる」といいと思います。
この記事でも書いていますが、エネルギーを意識して行動をするようにするとネガティブな感情を感じることが少なくなります。
僕たちはお金を使ったら「もったいない」と思いますが、エネルギーを使っても「もったいない」と思いませんよね。
でもエネルギーというのは車のガソリンみたいなもので、これがなくなると行動できなくなってしまいます。
お金がなくてもエネルギーがあればお金を稼ぐことができますが、エネルギーがなくなるとお金があっても何も行動できなくなってしまいます。
僕たちは日々お金を使うことによってエネルギーを補充しているんです。
旅行に行ったり、おいしい食べ物を食べたり、友達と遊んだり。
せっかくお金をつかって補充したエネルギーも、「自ら落とし穴に落ちる」ことで無駄にしてしまうのです。そして落とし穴の中にいる時間が長ければ長いほど、エネルギーは消耗していきます。
その消耗したエネルギーを補充するのに5万円かかるなら、あなたは「自ら落とし穴に落ちる」ことによって5万円を損していることになります。
エネルギーが50の時に50のエネルギーが補充できれば100の気分で過ごすことができます。
でもエネルギーが10まで減ってしまっていたら、50補充しても60の気分でしか楽しむことができません。
まとめ
何か過去に起こった嫌な出来事に感情を支配されそうになったら、意識的にそのことを考えない習慣を身に着けることが大切です。
慣れるまでは「エネルギー」を意識して生活するのがおすすめです。
僕も昔はすごくイライラする人間でした。
今でも「普通ならイライラするだろうな」と思うようなことがたまにありますが、「他人に自分のエネルギーを奪われたくない」と思っているので何も感じなくなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。