「気づき」は人生に変化をもたらすギフトです。
今まで見えていなかったものが見えるようになることを「気づき」と表現します。
その「気づき」によって自分の価値観が全く別のものになることもあります。
それをパラダイムシフトと呼びます。
「気付き」というのは特別な体験をしたときだけに得られるものではありません。
日常生活の中にもたくさんの気づきが存在します。
ただ見えていないだけです。
「気付きが一切ない」ということは、自分の考え方が変わらないということです。
自分の考え方が変わらないということは、行動パターンが変わらないということです。
行動パターンが変わらないということは、人生が変わらないということです。
現状の内側にいる限り人生に変化は起こらない
変化というのは現状の外側に存在します。
現状の内側に居続ける限り変化は起こりません。
つまり、今の自分で得られるものしか得られないということです。
世の中には3種類のタイプが存在します。
- 現状の内側に居続けるタイプ
- 現状の外側に出たけど内側に戻るタイプ
- 現状の外側に出続けるタイプ
2はコンフォートゾーンとホメオスタシスが関係しています。
ある意味人間の本能的なものなので、
これは仕方ないことであると言えます。
一番の問題なのは「現状の内側に居続けるタイプ」です。
言葉を置き換えると、「(現状の外側に出る)行動をしない人」と表現することができます。
何か新しいことを始めるときに、
やる前から「無理だ」と決めつけて行動しない人のことです。
そういう姿勢で生きていて人生が変化するはずがありませんよね。
「どうやったらできるか」ということを考えることを放棄し、
完全に思考停止状態に陥っています。
確かにそれは今の自分にとっては無理に思えるかもしれません。
今の自分にできることならとっくに達成しているはずですからね。
しかし、そこで知恵を絞るからこそ新しい気づきが得られるのです。
考えることを放棄してしまったら、
気付きなんか得られるわけがありません。
○○が多い人は気づきが得られない
気付きが得られない人には共通点があります。
それは「思い込み」や「決めつけ」が多い人たちです。
思い込みや決めつけが多いと、思考することをしなくなります。
それだけではなく、物事を多角的に見る能力も養われません。
思い込みによって盲点(スコトーマ)が生まれ、
本来見えるはずだったものが見えなくなります。
気付きを得やすい人は、物事をニュートラルに判断することができる人です。
善悪のジャッジをすることが少なく、
思考に余計なバイアスがかかっていません。
ニュートラルな視点を持つと得られるもの
例えば「リストラ」という言葉を聞いて、
あなたはどのようなイメージを持ちますか?
おそらく大半の人はマイナスなイメージを持つと思います。
それは「リストラ=悪いこと」という無条件の意味付けがされているからです。
そういう人はリストラされてしまったときに、
マイナスに解釈してしまいます。
しかし、リストラされて会社を去るということは、
新しい人生が始まるということでもあります。
もしストレスまみれの職場だったとしたら、
そういう会社から自由になれただけでむしろラッキーかもしれません。
しかし、「リストラ=悪いこと」という無条件の意味付けがされていると、
こういう視点を持つことができません。
コロナの影響で先行きが不安という人も多いですが、
人生のターニングポイントだと考えるとワクワクしませんか?
それとも、今までの人生が今後死ぬまでずっと続くほうがいいですか?
僕はそっちのほうがゾッとしますけどね。
世間一般で常識とされている無条件の意味付けを変えることにより、
物事をニュートラルな視点で見ることができるようになります。
そうすると、今まで見えなかったものが見えるようになります。
それが「気づき」です。
まとめ
今回の記事を書くきっかけになったのは、
とある人が考えることもせずに、
やる前から「無理だ」と決めつけているのを見たからです。
もう少し自分のことを信頼しましょう。
人間には秘められた潜在能力があるのだから、
やろうと思えばなんだってできるはずです。
そういう決めつけをしている限り、
潜在能力が解放されることはありません。
思考停止してしまっているので気付きも得られません。
もしその人の人生がうまくいっていないのであれば、
そういう自分の下した決断はうまくいかない決断である可能性が高いです。
思考パターンが変わらない限り、
現状に変化が訪れることはありません。
「気付き」は現状に変化をもたらすきっかけを与えてくれます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。