このブログを読んでいる方は、
セルフイメージの重要性をご存じだと思います。
「人間は自分の思った通りの人間になる」
これは人間開発の神様、アール・ナイチンゲールの書籍のタイトルにもなっている言葉です。
この言葉が指し示す通り、
人間は良くも悪くも自分が思った通りの人間になります。
つまり、セルフイメージが人生を作るということです。
謙遜するとセルフイメージが下がる
僕たちは無意識のうちに「自分は○○な人間だ」というセルフイメージを持っています。
だからこそ、謙遜とは言え自分のことを卑下するような発言はしないほうがいいのです。
本人は謙遜のつもりで自分を下げる発言をしたのかもしれませんが、
その言動によって自分自身が洗脳されてしまうことになります。
セルフイメージは意識していても変えるのは難しいものです。
だからこそ、自らセルフイメージを下げてしまうような発言は絶対に避けるべきです。
「嫌われたくない」という理由で謙遜する人がいますが、
その行為によって自分自身に嫌われることになります。
理想のセルフイメージを持てない理由
セルフイメージの重要性を理解しながらも、
理想のセルフイメージを持つことができないのはなぜでしょうか?
セルフイメージとは「自分で自分をどう思っているか?」です。
考え方ひとつでいくらでもコントロールできるのだから、
理想のセルフイメージを持つことなど簡単なはずです。
にもかかわらず、理想のセルフイメージを持つことができない人は多いです。
その理由は「現実に引っ張られてしまうから」です。
例えば、「私は億万長者である」というセルフイメージを持とうとした人がいたとします。
頭の中で「私は億万長者だ」と考えるのですが、
給与明細や銀行残高を見るたびに「お金がない」と感じてしまいます。
これが「現実に引っ張られる」という状態です。
頭の中の理想よりも現実のほうが臨場感が強いので、
現実(のセルフイメージ)が実現してしまうわけです。
セルフイメージは未来ベースで考える
セルフイメージを現実に引っ張られてしまうのは、
現在を基準に物事を考えているからです。
どんなに高い理想のセルフイメージを持ったとしても、
目の前の現実がうまくいっていなければ、
それが自分のセルフイメージになってしまいます。
セルフイメージとは頭で考えたものではなく、
心の奥で感じているものが現実化します。
別の言い方をすると、
顕在意識ではなく潜在意識が現実化するということです。
頭で「私は億万長者だ」と思っていたとしても、
心で「私は億万長者ではない」と思っていたら、
「億万長者ではない」が現実化してしまいます。
現実に引っ張られてしまったら、
理想のセルフイメージを持つのは難しいです。
現実に引っ張られないためのコツとしては、
「時間軸をずらす」ことです。
現在ではなく未来を基点にして考えるということです。
現在という時間軸で物事を見るから、
「私は億万長者ではない」と考えてしまうのです。
未来視点で考えれば現実に引っ張られることはありません。
「未来で成功している自分」さえイメージできれば、
現在の自分は大して重要ではないからです。
今の自分がうまくいっていなくても、
それは将来成功するためのプロセスであると解釈することもできます。
未来は自分の好きなように考えることができるので、
セルフイメージも自由にコントロールできるのです。
「未来で成功している自分」から逆算して、
今の自分のセルフイメージを持つようにしてみてください。
どんなに今うまくいっていなくても、
現実に引っ張られることはなくなるはずです。
なぜなら「どうせ未来で成功する」とわかっているからです。
この確信の度合いが強ければ強いほど、
理想のセルフイメージを現実化することができます。
まとめ
以前にお話ししたことがありますが、
僕たちが現在だと考えているものは現在ではなく過去です。
過去の選択と行動の結果が現実を創っているからです。
「頑張ってるのに全然うまくいかない」
と考える人は、
現在の行動の結果がすぐに出ると思っている人です。
今の自分の行動と選択の結果は未来に現れます。
そう考えると、基点に考えるべきは現在ではなく未来なわけです。
現実に引っ張られてしまうということは、
過去の自分を基準としたセルフイメージを持ってしまうことに他なりません。
「未来で成功している自分」をイメージしましょう。
未来ベースで考えたら、
理想のセルフイメージに臨場感を感じることができるようになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。