大きな目標に向かって努力しているとき、現状と目標の落差に愕然とすることがあります。
世の中の成功者と比較すると決して高い目標ではないのですが、
今の自分には途方に暮れるほど実現困難に思えるときって誰しもあると思います。
世の中には8:2の法則というものがあります。
すべてのものは8:2の割合で細分化することができるという考え方です。
この法則に当てはめて言うならば、
目標を持った段階でそのギャップの大きさに(行動せずに)諦める人が8割。
行動した残りの2割の中で継続できずに辞める人が8割。
継続した残りの2割の中で結果を出せない人が8割。j
実際に行動して結果を残すことができたのは、全体のわずか1%
といった感じです。
世の中は公平だが平等ではない
僕たちの人生は全員が横並びで一斉に「よーい、ドン」をするわけではありません。
恵まれた環境で育った人は、そうでない人よりも前のラインからスタートすることもあります。
同じようにあなたが目標というゴールに向かって階段を上っている時、
エスカレーターで涼しい顔をしてあなたを追い抜いていく人もいます。
人生の突然の出会いで次元上昇し、エレベーターで一気に駆け上がる人もいます。
自分は苦しい思いをして階段を一歩一歩上っている中でそういう人達を見たら、
心が折れそうになりますよね。
「自分は恵まれていない」
「自分には才能がない」
「あの人はいいよなぁ」
みたいな気持ちって誰しも1度は感じたことがあるはずです。
詳しい説明は割愛しますが、僕たちは自分の人生を選択してこの世に生まれてきます。
ということは、苦しい思いをして階段を1段ずつ上るというのも自分自身が選んだということです。
したがって、そのことに不平不満をもらしたり、無理やりなんとかしようとしても無駄だということです。
本来の目標を見失う瞬間
このブログの読者の方々は、実際に自分でブログを書いているという人も多いと思うので、わかりやすくするためにブログを例にして考えてみます。
あなたの目標は自分の発信する情報を通して、
より多くの人たちの心を豊かにすることです。
しかし、毎日ブログを書いても一向にアクセスが増えません。
一方で「ブログ開始1か月で30000PV獲得しました」とか、
「ブログ開始1か月で読者数300人越えました」と言った人がいたとします。
彼らは階段を駆け上がっている人かもしれないし、
エレベーターで一気に上昇していった人かもしれません。
そういう人たちを見て、
「やっぱり自分には才能がない」と、
心が折れそうになったとします。
でも、これって本来の目的からするとまったく関係のないです。
最終的な目標は人々の心を豊かにすることであって、
誰かに勝つということではありません。
最初は目標も明確だったのに、周囲の人間が自分よりも先に行くのを見ているうちに、
本来の目標を見失ってしまいます。
どんなに他の人より時間がかかろうが、最終目標に到達できればいいはずです。
ならば、他人と比較して挫折してしまうというのは願望実現の本質からずれていることが理解できると思います。
人生は短距離走ではなくマラソン
僕たちは意識をしていないとどんどんミクロ視点になってしまい、マクロな視野を持つことができなくなります。
言い換えると、木ばかりを見て森を見ることができなくなるということです。
願望実現においても短期的な視野ばかりで物事を判断してしまい、
長期的な視点で考えることができなくなっています。
今この時点で他より遅れをとっていたとしても、最終的にゴールする段階では自分の方が先にゴールしている可能性だってあるわけです。
最初の1-2年で結果がでなくても、10年、20年とロングスパンで考えると、
最初に苦労している分、大きな結果を出せるという見方もできます。
階段を走って上る人は転倒し大けがをするリスクがあります。
エレベーターは故障して閉じ込められる可能性だってあります。
1日1歩ずつ階段を上るとしたら、
1年で365段上ったことになります。
そこから見る景色は1年前とは全然違うものになるはずです。
最初は目標がとてつもなく高い場所にあるように思えたかもしれませんが、
365段上った状態から見上げると、意外に大したことないと気づくかもしれません。
途中で慌てて階段を駆け上がったら、転倒して歩けなくなっていたかもしれません。
他人のゴールはあなたよりもはるか上にあるかもしれません。
でも、そんなことは自分にとってはどうでもいいことです。
目標をもっていない人が8割。
目標はあるが、階段を上ることをしない人が8割。
途中で引き返す人が8割。
そう考えると、「歩き続ける」ということだけでも十分すごいことです。
その姿が人々に勇気を与え、「自分も頑張ろう」と思う人が出てくるかもしれません。
だから、たとえゆっくりでも歩き続けることに価値があるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。