人間関係にストレスを感じる人は非常に多い。
日本人は特にその傾向が強いように感じます。
でも実は人間関係とは自分関係であり、自分が変われば人間関係も変わります。
それこそストレスやイライラを消し去ることもできます。
ちょっと考え方を変えるだけで、一瞬で人間関係の悩みが解消されてしまうのです。
その方法について解説していきます。
すべては捉え方次第
イライラの感情を感じるとき、僕たちはその原因を自分以外のものに探そうとします。
しかし実際イライラの原因は自分自身の中にあるのであり、それに気づかないと一生イライラし続けることになります。
同じ状況だったとしても、イライラする人もいればしない人もいる。
ということはつまり、自分の解釈の仕方に問題があるということです。
イライラパラダイムで世の中を見ているから、他の人が何も感じないようなものに対してイライラしてしまうわけです。
被害者意識を捨てる
被害者意識が強いと感情が乱れやすくなります。
例えば夫婦関係などがわかりやすいです。
自分は仕事も家事も頑張っているのに、パートナーは何もしてくれない。
「相手のせいで自分はすごく大変な思いをしている」と感じてしまうのは、被害者意識を持っている証拠です。
このような状況のとき、相手に対して激しい怒りを感じますよね。
被害者意識というのはマイナスの感情を増幅させるんです。
ただ実際はそういう事実があるだけに過ぎない。
その事実を「受け入れる」ということができれば、負の感情に振り回されることはなくなります。
以前お話した「抵抗しない」ということと同じ意味です。
他責思考を止める
イライラしやすい人の共通点に他責思考があります。
様々な物事に対して「自分以外のもの(人)が悪い」と考える人のことです。
何か問題が起こったとき、まっさきに「誰がやった?」という言葉が出てくる人は100%他責思考の人です。
何でも他人のせいにする人はイライラすることが増えます。
イライラさせる他人がいることすら自分の責任であると考えることができる人は、他人の言動に対して嫌な気分になることはありません。
その人と一緒にいるということを選択したのは自分自身。
ということは結局、自分に責任があるということです。
もし仮に外出先でたまたま出会った他人の言動がいらつくものだったとしても、その場所に行くという選択をしたのは自分自身なのです。
他責思考の人は自分以外のものに人生をコントロールされることになります。
なぜなら、他人の在り方によって自分の感情が決められてしまうことになるからです。
自責思考の人は他人がどうあれあり方がブレることはありません。
他人を裁くのを止めなさい
人間は自分の価値観で他人を裁くのが大好きな生き物。
自分の正義を相手に押し付けることによって衝突が生まれ、やがて揉め事に発展します。
自分の正義とは「すべき」「ねばならない」といったもの。
しかし、人間の価値観など人それぞれであり、自分の考えが常に正しいと考えるのは非常に傲慢な考え方なのです。
「すべき」「ねばならない」が多い人ほど、他人を許すことができない。
他人を許すことができないことによって、一番苦しむのは自分自身です。
他人を裁くことにより自分と相手を鎖でつなぐことになります。
許すだけで自由の身になれるのに、絶対に鎖を外そうとしないのです。
真面目な人ほど他人を裁いてしまいがち。
口癖は「なんで!」です。
「なぜそれをやった(やらなかった)?」という意味です。
しかし、真意はその理由を聞きたいわけではなく、単純に相手を責めたくて言ってるに過ぎないのです。
「正しさ」をベースに生きている人ほど、たくさんの「すべき」「ねばならない」をもっています。
しかし、その「正しさ」というのは単なる思い込みにすぎず、人間は人それぞれ異なる正義を持って生きているのです。
そのことに気づくことができなければ、永遠に他人を裁き一生嫌な気分で過ごすことになります。
まとめ
現実はすべて自分が作り出しているものであり、自分で自由に作り上げることができるものです。
イライラの感情を感じるのであれば、それは自分がそういう現実を作り出しているからそう感じるだけだということです。
これが理解できれば、人間関係のストレスは圧倒的に少なくなります。
他人に振り回されることは減り、いい気分で過ごせる時間が増えます。