ストレスに悩む日本人は多く、その数は年々増えつつあります。
こちらはGoogle Trendsの「ストレス」の月間検索数をグラフにしたものです。
10年前の約2倍の検索数になっています。
それだけストレスに悩む人が多いということでしょう。
ストレスに悩んでいるということは、
ストレスがさらなるストレスを生んでいるということです。
一方でストレスフリーな暮らしをしている人も一定数存在します。
両者の違いはいったい何でしょうか?
- ストレスを感じやすい人の特徴
- コントロールしたいをやめる
- 我慢するのをやめる
- Have to ではなくWant toで生きる
- 運命の被害者になるのをやめる
- 嫌な人からも学びはある
- 他人の声よりも自分自身を信用する
- 結論
ストレスを感じやすい人の特徴
ストレスを感じやすい人に共通する特徴は、「真面目な人である」という点です。
何事も真剣に考えすぎてしまうため、
適当に受け流すことができません。
ストレスを感じないようにするためには、いい意味で不真面目になることです。
要するに「気にしすぎない」ということです。
真面目な人は「こうでなければならない」という観念をたくさん持っている人です。
そのルールから外れることを自分に許可していません。
自分自身に対して許せないことは、他人に対しても許せないものです。
だから、他人がそのルールから外れているところを目撃すると、
怒りやストレスを感じてしまうのです。
ならば、そのルールを手放せばいいだけです。
ほとんどの観念は人生にとって必要のないものばかりです。
コントロールしたいをやめる
ストレスを感じる原因の一つに、「自分の思い通りにコントロールしたいと思っている」ということがあります。
人生に起こる事象が自分の思い通りにならないと気が済まない。
だから、思い通りに行かないことがあるとストレスを感じます。
外側の世界を自分の力でなんとかしようとすればするほど、
人生は苦しくなってしまいます。
そうではなくて、自分の在り方を変えればいいんです。
外側の世界は自分の内面を投影しているだけ。
鏡に映った顔を笑顔にしたいのなら、
鏡の中の自分をどうにかしようとするのではなく、
自分自身が笑顔になればいいだけです。
我慢するのをやめる
ストレス=我慢です。
我慢をするということは、自分よりも他人を優先しているということです。
言い換えると、自分よりも他人を大切にしているということです。
やりたいことがあるのに何らかの事情で断念するのも同じです。
「やりたい」という自分の正直な気持ちよりも、
その事情の方に重きを置いているということです。
やりたいことをやることを自分に許可して、
我慢することをやめたらストレスはなくなります。
Have to ではなくWant toで生きる
ストレスを感じる人はHave to で生きています。
ストレスフリーな人はWant toで生きています。
真面目な人はHave toを基準に生きている傾向があります。
それはWant toで生きることに罪悪感や恐怖を感じているからです。
Want toを基準で生きていると、一部の人から嫌われることがあります。
でも、それはその人たちがHave toで生きているからです。
そういう世界で生きたいですか?
もしそうでないのなら、Have toの人から嫌われても大した問題ではありません。
「どっちの世界で生きたいか」を自分に問いかけてみることが大切です。
不思議なことにWant toで生きていると、自分の周りにはWant toで生きている人が集まり、Have toで生きている人がいなくなっていきます。
運命の被害者になるのをやめる
被害者意識が強いとストレスを感じることがあります。
被害者意識に支配されているときというのは、
自由を感じることができていないからです。
自由がなくて制約ばかりの環境にいたらストレスを感じますよね。
被害者意識というのは自分以外のものに自分をコントロールされている状態です。
そこには自由がないためストレスを感じてしまうのです。
嫌な人からも学びはある
人間社会で生きる限り、どうしても嫌な人と付き合わないといけないことがあります。
嫌いな上司に理不尽な扱いを受けてストレスを感じるということはよくあります。
僕はそういう人のことを「神様の化身」だと考えるようにしています。
神様が「嫌な人」として現れることによって、
学びを与えてくれているのだと思います。
仮に尊敬できるところがまったくない人でも、
そこには必ず学びがあります。
ただの嫌な人で終わらせることもできれば、
反面教師として学びを得ることもできます。
あなたがその人のことを「ダメな人」だと思うのなら、
そのダメな点の真逆をやればいいということになります。
そして、その人のことを嫌な人だと思うのは、
自分の中にその根拠となる価値観があるからです。
嫌な人にストレスを感じるだけではもったいないです。
「なぜ自分はこの人にストレスを感じるのだろう?」
という質問を自分に投げかければ、その答えが見つかるはずです。
その発見こそ学びです。
他人の声よりも自分自身を信用する
どんなに自分を否定されたとしても、
真に受けなければいいだけです。
あなたは自分と他人のどちらを信用していますか?
もし否定されても「自分は素晴らしい人間である」と思っていればいいということです。
否定されたことを真に受けるということは、
自分よりも他人の言うことを信用しているということです。
先ほどもお話ししましたが、
他人の言うことを適当に受け流すことができないからストレスを感じるわけです。
それは自分よりも他人の言うことに価値を置いているからです。
結論
ストレス発散という言葉がありますが、
そもそもストレスを溜めなければいいだけの話です。
「ストレスの原因は自分自身の中にある」
そのことが理解できない限り、たとえ環境が変わってもストレスフリーになることはできません。
「自分がストレスを感じるのは○○のせい」だと思っているからです。
自分の在り方を変えれば大半のストレスは消えていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。