潜在意識と引き寄せの法則でどん底から人生逆転

カナダで失業、生活保護、人生どん底からの逆転。

行動しない理由・行動できない理由



宇宙法則の中に因果法則というものがあります。

この法則は、原因結果の法則とも言います。

 

原因と結果は必ず対になっており、原因なき結果は存在しません。

 

食堂でうどんを注文すればうどんが出てきます。

部屋のスイッチを押せば電気がつきます。

右足と左足を交互に動かせば前に進みます。

 

このようにすべてのものは、原因と結果から成り立っています。

 

大小の違いはあれど、人間誰しも「良くなりたい」という思いを持っています。

 

「良くなる」ということを成功と定義するのであれば、

成功をつかむためには、その原因が必要になります。

 

その原因となるものが「行動」です。

 

 

 

ただ行動していないだけ

もしあなたが自分の願望を実現できていないのであれば、

それは願望実現の原因(=行動)を作ることができていないからです。

 

多くの人が望むだけで願望実現を達成できないのは、

能力が足りないからではありません。

 

ただ行動していないだけです。

 

仮にその時点で能力が足りていなかったとしても、

行動をすることで勝手に能力は高くなり、

願望実現に必要な能力を手にすることができるようになります。

 

それが願望実現の「原因」を作るということです。

 

行動できない理由

「目標設定はするのに行動できない」と悩んでいる人も少なくありません。

 

僕自身も同じ問題で苦しんだ経験があります。

 

やる気満々で目標設定をするのですが、

次第に面倒くさくなって行動することを止め、

いつしか目標の存在すら忘れていきます。

 

そして自己嫌悪に陥るという負のスパイラルを繰り返します。

 

目標なき行動は地図なき航海のようなものです。

だから目標はあるにこしたことはありません。

 

でも目標を設定しただけでは行動すること、もしくは行動を継続すること(=習慣化すること)はできません。

 

「1年後に年収1000万円」

「3か月で10キロ痩せたい」

「世界一周旅行に行きたい」

 

これらの目標設定をする人は多いですが、大抵の場合叶いません。

 

それは「あるもの」が欠如しているからです。

 

行動しない理由

勉強熱心な人は本を読んだりセミナーに出かけたりして、

知識を身に着けたりスキルを磨いたりします。

 

「トイレ掃除をするといい」

「断捨離するといい」

「感謝をするといい」

 

こういったことは様々な本に書かれており、

数多くの成功者が推奨しています。

 

それを聞いた僕たちも、「それはいいことを聞いた」と最初は熱心に取り組みます。

しかし、日が経つにつれ徐々に回数が減っていき、

最終的にまったくやらなくなります(=昔と同じ状態に戻る)。

 

これはただ知識を入れただけだからです。

 

僕自身も経験がありますが、本を読んだら知識が増えるので「できる人間」になったよう錯覚に陥ります。

 

しかし、実際はただ知識が増えただけで行動していないので、

現実は何も変わることはありませんでした。

 

本質を見るための魔法の質問

「トイレ掃除がいい」と聞いているにも関わらず、行動しないのはなぜでしょうか?

「年収1000万円」という目標があるにもかかわらず、行動できないのはなぜでしょうか?

 

それは物事の本質を見ずに、表面上のものだけしか見ていないからです。

 

人間は常に頭の中で自分自身に質問を投げかけています。

英語の授業で習った5W1Hを思い出してもらうとわかりやすいです。

 

今回のケースでいうならば、年収1000万円もトイレ掃除もWhatにあたります。

 

何(What)がほしいのか?

何(What)をすればいいのか?

 

ほとんどの人はwhatもしくはHow(どうやって)の部分しか見ていません。

 

しかし、これでは表面上のものしか見ることができません。

 

5W1Hの中でたったひとつだけ物事の本質を見ることができるもの、それは「Why」です。

 

つまり、「なぜ」年収1000万円がほしいのか、「なぜ」3か月で10キロ痩せたいのかと言う部分が明確でないから行動できないということです。

 

その「なぜ」を1語で表現するなら「目的」です。

 

つまり、目標は設定するのにその先の目的がないから、行動することができないんです。

 

年収1000万円ほしい人は、ただぼんやりと「年収1000万円(ぐらい)ほしい」と思っています。

 

なぜ1000万円ほしいかが明確でない、だから願望が叶わないんです。

 

こういう人に1000万円ほしい理由をきくと、「家族で海外旅行に行きたいから」という理由だったりします。

 

でも、海外旅行に行くのであれば1000万円も必要ありません。

しかも、自分にとっての必然性がなく動機が弱いです。

 

仮にあなたの子供が難病におかされ、アメリカで手術するのに1億円必要だったとします。

この場合はWhy(目的)が明確なので、おそらく1億円をかき集めることは可能でしょう。

 

知り合いに土下座してでもお金を借りるだろうし、インターネット上で寄付を募ったり、とにかくお金が手に入るのであればなんでもすると思います。

 

ダイエットの10kg痩せるというのも、その数値は何となく適当に決めているはずです。

 

本当に自分の適性体重を理解しているのであれば、

10kgという漠然とした数値でなく、5.3kgといったような具体的な数値になるはずだからです。

 

学びが学問に変わる瞬間

トイレ掃除や断捨離に関しても同じことが言えます。

 

大切なことは何(What)をするかではなく、

なぜ(Why)するのかです。

 

我々が学びを行動に変えることができないのは、

「なぜ」の部分が腑に落ちていないからです。

 

この場合の「なぜ」は先ほどお話した目的と置き換えることもできますが、

それだけではありません。

 

「なぜ」トイレ掃除がいいのか?

「なぜ」断捨離がいいのか?

「なぜ」感謝するのがいいのか?

 

という「なぜ」です。

 

これは本やセミナーだけの学びだけに言えることではありません。

日常生活にも応用できる考え方です。

 

「なぜ」あの人は成功しているのか?

「なぜ」あの人は人から好かれるのか?

「なぜ」あの人はいつも元気なのか?

 

この「なぜ」を問いかける癖をつけると、

表面上には見えない本質的な「何か」が見えるようになります。

 

この日常生活の出来事も学びと言えます。

 

「あの人はみんなから好かれている」

「あの人は元気に挨拶するからだ」

 

大抵の場合、ここで止まってしまいます。

「元気に挨拶する」というWhatにこそ、答えがあると思っています。

 

ここまでが学びです。

 

これにWhyを加えて考えてみます。

 

「なぜあの人は元気に挨拶できるんだろう?」

「なぜ元気に挨拶すると人から好かれるのだろう?」

 

こんな感じです。

 

このように「なぜ」という質問を問いかけると、

脳は必死に答えを見つけようとします。

 

「あの人が元気に挨拶できるのは、親の教育のおかげ?」

「もしくは普段から自分を喜ばせているから?」

 

「挨拶をすると良いのは、言われた側が人から認められた気分になるから?」

「挨拶をすると良いのは、コミュニケーションのきっかけになるから?」

 

こんな感じです。

 

これが学びが学問に変わった瞬間です。

「学んで問う」、それが学問です。

学問というとアカデミックな印象があるので、別の言葉に置き換えると「探究」になります。

 

「なぜ」という質問を投げかけた瞬間、

本質的な答えを探すようになり、人生の真理探究が始まります。

 

答えは一つではないし、すぐに答えは見つからないこともあります。

 

潜在意識の特徴のひとつに、「答えが見つかるまで探し続ける」というものがありましたね。

 

ど忘れしたことを突然思い出すことがありますが、

あれも潜在意識の「答えが見つかるまで探し続ける」という働きによるものです。

 

あなたが「なぜ」と問いかけた瞬間、あなたの検索エンジンが答えを探し出します。

 

そうすると、日常生活の何気ない瞬間に答えが見つかることがあります。

それは「なぜ」という質問によってフォーカスが絞られたからこそ、見つけることができた答えであるといえます。

 

まとめ

何かしらの結果を得たいのであれば、その原因となる行動をする必要があります。

 

行動ができなくて悩んでいる時は「なぜ」を問いかけるようにしてみてください。

 

「なぜ」行動できないのか?

「なぜ」その結果がほしいのか?

 

その質問の答えが見つかった時、あなたは行動せずにはいられなくなると思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。