悩みは悩めば悩むほど悩みになります。
考えなければ悩むことはありません。
悩みを創り出しているのは他人ではなく自分自身です。
要するに、自分の考え方を変えれば、
悩むことはなくなるということです。
悩みの原因を自分の外側に求める限り、
悩みのない人生を送ることはできません。
悩みというのは四六時中我々の意識を支配しています。
痛みが強ければ強いほど、
常に脳みその片隅にこびりついています。
悩みによってエネルギーが吸い取られてしまい、
日常生活にも悪影響を及ぼします。
クリエイティブな思考はできなくなり行動力も落ちます。
悩みを解決したければ悩んではいけません。
悩み=大切にしている価値観
人間が悩むのは「なんとかしたい」という思いがあるからです。
どうでもいいことに悩む人はいません。
つまり、悩みの奥には自分が大切にしている価値観があるということです。
それは自分の人生にとって重要なものです。
自分の容姿に悩むのは、
「モテたい」
「ちやほやされたい」
「注目されたい」
「自分に自信を持ちたい」
などの願望があるからです。
他人と比べて自分の容姿を卑下することがありますが、
その人に(容姿で)勝つことが本当の願望ではないはずです。
自分の容姿に納得できなかったとしても、
別の方法でこれらの願望を満たせばいいわけです。
見た目がいいことだけが正義ではありません。
例えば、お笑い芸人の人たちはブサイクであることが個性だったりするわけです。
でも彼らは自分のことを卑下することなく、実に堂々としています。
その姿が人間としての魅力を高め、
結果として人々から愛されることにつながります。
自分の個性を武器にするか弱点にするか。
ほとんどの人は弱点にしてしまいますが、
この個性を武器に変えた人は本当に強いです。
ハンディキャップのない人生はカンタンすぎてつまらないです。
人間にとっての最大の欲求である
「達成欲」や「自己実現欲」を味わうことができません。
悩めば悩むほど悩みは拡大する
意識を注いだものは拡大します。
問題にフォーカスを当てれば当てるほど、
その問題は大きくなってしまいます。
物事のネガティブな側面ばかりに焦点を当てていると、
ポジティブな側面が盲点(スコトーマ)となって見えなくなります。
人生で直面する苦難は、
後になって考えるとギフトであったと気づくことが多々あります。
困難の渦中にいるときはマイナス面ばかりを見ているので、
そのことに気づくことができません。
悩みを解決したい
↓
行動する
↓
成長する
↓
人生のステージが上がる
人間は怠惰な生き物なので、
悩みや痛みがなければ基本的に行動しません。
悩みがあるからこそ行動できるようになるわけだし、
そのおかげで人生に変化が訪れるのです。
悩みではなく願望にフォーカスを当てる
悩みというのは「不足」や「不満」から生まれるものです。
「何か」を「なんとかしたい」と思うから悩むわけです。
悩むというのはその「何か」にフォーカスが当たっている状態です。
先ほどもお話したとおり、
悩めば悩むほどその問題は拡大します。
これでは悩みが解決するどころか、
ますます状況が悪化してしまうことになります。
悩みは自分自身が作り出しているもの。
ならば、自分でコントロールすることができるはずです。
できる限り「悩み」に意識の焦点を当てないようにしてみてください。
例えば、悩む暇もないぐらい忙しければ、
悩んでいる余裕などないはずです。
もしくは、時間を忘れるぐらい没頭できるものを見つけるのもいいです。
生きている限り悩みは付きまとうものです。
悩みが頭に浮かんできたら、
意識のフォーカスを悩みから願望にスイッチしてください。
「借金を返したい」ではなく、「経済的に豊かになりたい」
「険悪な夫婦関係を改善したい」ではなく「幸せな家庭を築きたい」
といった感じで願望に焦点を当てるのです。
この2つは言っていること自体は同じことですが、
意識の向けられている方向が違います。
小さなことですが、
この違いが人生に大きな違いをもたらすのです。
まとめ
悩みというのは常に考えてしまうから悩みなんです。
大して考えていないことは悩みではありません。
人生の中から悩みが消え去るだけで、
すごく気持ちが軽くなりますよね?
「悩みがない」というだけでも十分幸せなことだと言えます。
悩みは無くなればいいだけであって、
必ずしも解決する必要はありません。
外部要因はあくまでもきっかけでしかなく、
悩みを創り出しているのは自分自身です。
その自覚をもつことができれば、
悩みを消し去ることはそれほど難しいことではありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。