「あなたは人生の被害者になりたいですか?」
という質問に「YES」と答える人はいないでしょう。
誰だって人生の被害者になりたくないと思っています。
しかし、多くの人は人生の被害者として生きています。
そして、自分が被害者である自覚すらありません。
この記事では人生の被害者になる人の共通点についてお話していきます。
人生の被害者になると...
人生の被害者の共通点についてお話をする前に、
人生の被害者になるとどのような弊害があるかをお話しします。
人生の被害者の対義語は人生の創造者です。
人生の創造者とは自分で人生を作っていく人のことですね。
その反対なのだから、人生の被害者とは「人生を(外部要因によって)コントロールされる人」のことです。
自分の在り方が外部要因によって変化し、
心は常に落ち着かず平安がない状態の人のことです。
人生の被害者になる人の共通点
①なんでも人のせいにしている
なんでも人のせいにする人は間違いなく人生の被害者です。
「自分は悪くない」
「自分が○○なのは○○のせいだ」
「なんで自分ばかりこんな目に遭うのだ」
そんなことばかり考えています。
原因を自分の中に探そうとしないため、
いつまでたっても成長しません。
そういう姿勢で生きているからこそ人生がうまく行かないのですが、
本人がそのことに気づくことはありません。
そういう人は常に誰か(何か)のことを恨んでいます。
そして、その恨みを抱えたまま、
後悔まみれの人生を終えていきます。
「許す」ことさえできれば楽になれるのに、です。
人生の最期の最後まで、「○○のせいだ」なんて思ってこの世を去っていくなんてイヤですよね。
②自分の内側を全く見ていない
人生の被害者になる人は、自分の外側のことばかりを見ていて、
自分の内面を見ようとしません。
自分の外側と内側は本来別々のものなのですが、
外側の出来事によって内側の在り方が決められてしまっているということです。
「それって当たり前のことじゃないの?」
と思う人もいるかもしれません。
良いことがあったときに喜び、
良くない事が起こった時に落ち込むのは、
人間としてごく普通のことのように思えます。
でも、こういう人は常に外側の出来事に自分をコントロールされることになります。
今はコロナの影響で景気が悪くなり収入が減ったり、
仕事が無くなったりした人も多いと思います。
もし、自分の内側と向き合い、自分のことを信頼できているのであれば、
仮に不景気であったとしても不安に押しつぶされそうになることはありません。
外側の出来事だけに意識を向けているから、
それに反応して内側の自分が不安を感じてしまうのです。
人生の被害者から脱却する方法
①すべて自己責任で生きる
「すべて自己責任で生きる」というのは、自分のことを責めなさいと言っているのではありません。
「すべてのことは自分がコントロールしているという自覚を持つ」ということがいいたいのです。
確かに自己責任で生きるというのは時にしんどいこともあります。
すべての責任を自分で負わないといけないからです。
でも、「自分の人生は自分でコントロールしている」と考えることができれば、
自己責任で生きることに対して前向きに考えることができるはずです。
電車が止まって文句を言っている人がいますが、
その電車に乗ると決めたのは自分です。
ブラック企業に不満を漏らす人がいますが、
ブラック企業で働くという選択をしたのは自分です。
結局、人生は自分の選択と決断によって作られているのです。
②反応しない生き方をする
ほとんどの人は出来事が先で感情が後だと思っています。
「腹が立つ出来事が起こったから、怒りという感情が生まれる」
このように考えています。
でも、そういう考え方をしているうちは「反応する人生」のままです。
出来事はコントロールできませんが、
出来事に対する反応はコントロールすることができます。
腹が立つ出来事があっても「怒らない」という選択もできるのです。
そういう生き方ができると、いつも心が一定の状態でいられます。
出来事に反応して自分の在り方が変わってしまうというのは、
自分の人生を外側の出来事によってコントロールされているということです。
まとめ
人生とは自分の認識によってできています。
出来事によって良し悪しが決まるのではなく、
それをどう解釈するかによって良し悪しが決まるということです。
つまり、自分の在り方を自分で決めることができれば、
人生は自分の思い通りにコントロールできるということです。
外側の出来事に反応しそうになったら一度立ち止まって見る。
冷静になって「自分はどうなりたいのか」を考えると、
怒ったり誰かを責めたいわけではないことに気づきます。
その気づきこそが人生の創造者になるための第一歩です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。