人にはそれぞれ口癖というものがありますが、
言葉遣いを見ればその人がどんな人生を送っているのかがなんとなくわかります。
プラスの言葉や穏やかな言葉しか使わない人は、
充実した人生を送っている人。
乱暴で粗野で下品な言葉ばかり使っている人は、
大抵人生がうまくいっていない人です。
少なくとも僕が今まで見てきた中で、
これに当てはまらない人はいませんでした。
乱暴な言葉を使っている人で幸せそうな人を見たことがありません。
使う言葉によって感情が変わることがあります。
「ついてない」
「むかつく」
「最悪だ」
これらの言葉を口にしてしまうと、
感情もマイナスに引っ張られてしまいます。
これは認知的不協和という働きによるもので、
脳が言葉と感情のつじつまを合わせようとしてしまうために起こります。
言葉はエネルギーです。
マイナスの言葉を発すればマイナスのエネルギーを浴びることになります。
ネガティブな言葉が口癖になっている人は、
体ではなく心の自傷行為をしているようなものです。
「毒を吐く」とはよく言ったもので、
ネガティブな言葉はまさに毒です。
言葉一つで他人を傷つけることなどカンタンにできます。
ナイフで人に切りかかっているのと大差ありません。
ただ傷を負っているのが目で見えないから、
犯罪として裁かれないだけです。
人生がうまくいかない人は言葉遣いに原因があるのかもしれません。
普段からネガティブな言葉を口にする人は、
ポジティブなフレーズに言葉を置き換えてみてください。
「幸せだ」とか「ついてる」と口にしていると、
気分が明るくなってきます。
良くない出来事が起こったときにこれらの言葉を口にすると、
脳は「幸せな理由」や「ツイてる理由」を探し始めます。
そうすると、その出来事の良い面を見つけることができ、
マイナスな出来事もプラスに解釈できるようになります。
腹が立っているときに「ムカつく」と口にすると、
感情がますますエスカレートします。
こういった言葉は無意識かつ反射的に出てきてしまうので、
口癖になっている人は気を付けなければなりません。
僕たちは生かされている存在だということを
今一度再認識する必要があります。
人間は一人では生きていくことができません。
他人や動物や自然、そして地球や宇宙があるからこそ、
今こうやって生きていることができるわけです。
それらに対して否定的な言葉を投げかけるのは、
傲慢以外の何物でもありません。
僕もまだまだその境地まで到達することはできていないので、
自戒の意味も込めて言葉の大切さを再認識したいと思います。
言葉には人生を変えるだけのパワーがあります。
意識的に良い言葉を使うことによって、
人生を良い方向へ導くことができるようになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。