潜在意識と引き寄せの法則でどん底から人生逆転

カナダで失業、生活保護、人生どん底からの逆転。

「馬鹿不平多」 福沢諭吉 



「馬鹿不平多」とは日本人なら皆大好きな福沢諭吉先生の言葉です。

 

その意味するところは次のようになります。

 

「他責の暇があったら勉強すべき。馬鹿は何か事が起こると何でも人のせいや社会・環境のせいにする」

 

ついでにアメリカの思想家であるベンジャミン・フランクリンの名言も紹介します。

 

「どんな馬鹿でもあら探しをしたり、難癖をつけたり、苦情を言ったりできる。

そして、たいていの馬鹿がそれをやる」

 

すごい言われようですね(笑)

 

 

他責的な姿勢の弊害

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人のせいにするのはカンタンです。

でも、人のせいにしたところで事態が好転するわけではありません。

 

物事がうまくいかない理由を正当化しているだけです。

 

だったら、誰かのせいにしている時間というのは時間の無駄ですね。

その時間を自分の成長のために使った方が人生は良くなるはずです。

 

「他責的である=自分は悪くない」と思っているということです。

自分の非を認めないので当然成長や改善はありません。

 

うまくいかない人は、うまくいかない思考パターンを持っているからうまくいかないのです。

 

その自分を正当化して成長・改善しないのであれば、

人生のステージが上がるわけがありません。

 

どんな理由があるにせよ、目の前の現実は過去の自分の選択と行動が生み出した結果です。

 

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そう考えることができないなら、

その人はいつまでたっても「運命の被害者」のままです。

 

すなわち自分の人生を自分以外のものにコントロールされるということです。

 

不満に感じるのはすでに満たされているから

「満たされない」から不満を感じると思っている人が多いですが、

すでに満たされているからこそ不満という感情が生まれるのです。

 

めちゃくちゃまずいご飯があったとします。

 

おそらくほとんどの人は不満を言って食べないでしょう。

 

でも、日々の食事もままならない貧しい国の人たちなら、

絶対にそんなことはしないはずです。

 

「ご飯が食べられるだけでもありがたい」と感じるのではないでしょうか。

 

狭くて窮屈な家に不満を感じるのは、

その環境にすでに満ち足りているからです。

 

住む家がなく雨風しのぐことさえ苦労する人からしたら、

その家が狭かろうがボロかろうが文句はないはずです。

 

不満という感情を感じるのは暇だからです。

 

そんなことを考える余裕がないぐらい忙しかったら、

そもそも不満など感じることなどないわけです。

 

要するに、不満を持つ人々は時間も十分に持っているということです。

 

すでにそれだけ満たされているにもかかわらず、

その事実に気が付かない愚かさを

偉人たちは揶揄しているのかもしれません。

 

不満を感じる=価値観の優先順位が高い

何かに不満を感じるのは、そのことに対する価値観の優先順位が高いからです。

 

自分にとってどうでもいいことは、

仮に満たされていなかったとしても、

不満に感じることはありません。

 

大切だと思っているからこそ、

それが欠けていることに不満を感じるのです。

 

仕事にまったく価値観を感じていない人は、

昇進できなくても不満を感じません。

 

むしろ変な責任を負わされるほうが嫌なのです。

 

逆に仕事一筋で恋愛に興味のない人は、

恋人がいなくても何も感じないわけです。

 

不満という感情の中には、あなたが大切にしている価値観の種があります。

それは自分という人間を深く理解するためのヒントです。

 

不満エネルギーの使い方

不満とハングリー精神はまったく別物です。

 

ハングリー精神には他責的なニュアンスはありません。

欠乏は時に強力なパワーに変わることもあるのです。

 

残念ながら大多数の人は不満を言うだけで、

行動に移すことはありませんが。

 

適度に欠乏があるからこそ人間は頑張るのです。

 

すべて完璧に満たされていたら頑張る気もなくなるし、

たぶん退屈な人生になると思います。

 

テレビゲームでも最初からレベル99で最強装備の状態で始まったら、

そのゲームはつまらないはずです。

 

足りていないことが悪いのではなく、

足りていないことを人のせいにするのが良くないのです。

 

負のエネルギーを自ら浴びる馬鹿

不平・不満というのはマイナスのエネルギーを持っています。

 

言葉もエネルギーなので、不平不満を言うということは自ら負のエネルギーを浴びる状況を作っているようなものです。

 

不平不満を言う人間は美しくないし、器が小さく見えます。

 

「私はこの程度のことも我慢できない人間です」

 

と言っているようなものですからね。

 

だから福沢諭吉は彼らのことを「馬鹿」と読んでいるのかもしれません。

 

 

さいごに

スティーブジョブズのスタンフォード大学の有名なスピーチがあります。

 

Stay hungry, Stay foolish

(ハングリーであれ、馬鹿であれ)

 

この場合の馬鹿は「愚直に行動する人」のことを指しており、

冒頭の福沢諭吉の言う馬鹿とは別物です。

 

他人のせいにすればするほど、

自分のうまくいかない現実を正当化することになります。

 

その不満のパワーを原動力に変えて、

愚直に行動すれば人生は必ず良くなります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。