潜在意識と引き寄せの法則でどん底から人生逆転

カナダで失業、生活保護、人生どん底からの逆転。

競争の次元に落ちてはいけない



最近引き寄せの法則の元祖と言われるウォレス・ワトルズの著書を毎日読んでいます。

 

ウォレス・ワトルズは成功哲学の祖と呼ばれ、

今から100年以上の前の偉人です。

 

彼は多くの成功者に影響を与えたといわれており、

ナポレオン・ヒルやアール・ナイチンゲール

アンソニー・ロビンズなども彼の影響を強く受けていると言われています。

 

引き寄せの法則というと「ザ・シークレット」が有名ですが、

ザ・シークレット」の著者ロンダ・バーンもワトルズの成功哲学を学んだ一人です。

 

そのウォレス・ワトルズの著書の中にこういう言葉がありました。

 

「決して競争の次元に落ちてはいけない」

 

他人との比較は不幸の始まり

このブログでも何度か「他人との比較は不幸の始まり」というお話をしたことがあります。

 

ワトルズのいう「競争の次元」という言葉をわかりやすく説明するならば、

それは「他人との比較」と言うことができると思います。

 

人間は比較する生き物です。

 

その理由はいくつかありますが、

ひとつは「自己重要感を満たしたい」という理由があると考えられます。

 

自分より劣っている人間と自分を比較することで、

「自分は価値のある人間だ」ということを認めたいと無意識に思っています。

 

そして、もうひとつの理由が「世の中の通念」もしくは「常識」によって作られた価値観です。

 

一般的に「お金がある」ことや「頭が良い」こと、

「容姿が美しいこと」に価値があると常識では考えられています。

 

言い換えると、それらの要素を持ち合わせた人間は価値があり、

そうでない人間には価値がないと考えられているということです。

 

僕たちは他人と自分を比較して落ち込んでしまうことがありますが、

それは大抵の場合、この「世の中の通念に強要された価値観」が原因です。

 

お金がある人もない人も同様に価値があるし、

頭がいい人も悪い人も同様に価値があります。

 

どっちが偉くて、どっちが偉くないということはありません。

 

しかし、世の中の通念は「お金がある」、「頭が良い」、「見た目が美しい」ことこそ価値があるという思い込みを、我々の中に作り出します。

 

この「世間一般の価値の尺度」で自分の価値を測るようになると、

僕たちは自己否定や自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

だから他人との比較は不幸の始まりなんです。

 

魚と鳥を比較した場合、どっちが優れていると言えますか?

 

状況によりますよね。

魚は泳ぐのがうまいし、鳥は空を飛べる。

 

魚は空が飛べないから自己否定をすることもないし、

鳥は水の中をおよげないから、自分に価値がないと思うこともありません。

 

人間は人それぞれ個性が違います。

 

世の中の大部分の人は自分の持っている個性よりも、

自分が持っていないものばかりを求める傾向があります。

 

そして、その「自分が持っていないもの」というのは、

常識で「価値がある」と考えられているものであることがほとんどです。

 

競争の次元に落ちているケース

先ほどの章では、競争の次元(他人との比較)によって

自己否定を感じるケースについてお話をしました。

 

実は競争の次元というのはこういう状況だけを指すわけではありません。

自分を誇示することも競争の次元と呼ぶことができます。

 

例えば、あなたが何かの分野に関して優れた知識を持っていたとします。

 

ある日あなたは、ネット上で別の誰かがその分野の情報に関して発信しているのを見かけます。

その人はあなたよりも知識不足にも関わらず、ドヤ顔で知識を披露していました。

 

あなたはその人を見てムカついてしまい、

自分のほうがすごいのだと言わんばかりの知識を見せつけます。

今風に表現するなら「マウントを取る」ということです。

 

こういう態度を取ることで「自分は相手よりも優れている」と、

自己重要感を感じることができます。

 

実はこれも競争の次元に落ちているケースの一つです。

 

僕たちはこのような「勝ち負け」を日常的に意識の中で行っています。

 

他人に勝ちたいのか、幸せになりたいのか

 

競争の次元に落ちそうになったら、

一度立ち止まって考えてみてください。

 

「自分は誰かに勝つために生きているのか?」

 

ということを。

 

これはどんなことにでも当てはまります。

 

お金稼ぎなら、他人より稼ぐために頑張っているのか?

ダイエットなら、他人より痩せるために努力しているのか?

英語学習なら、誰かより上手に喋れるようになるために勉強しているのか?

 

そうじゃないですよね。

 

百歩譲って「特定の誰か」に勝つためにやっていたとしても、

それ以外の不特定多数と自分を比較する意味はないはずです。

 

僕たちは自分が幸せになりたいから頑張るわけであって、

誰かに勝つために頑張っているわけではありません。

 

競争の次元に落ちているときは、この視点が持てなくなります。

 

競争の次元ではなく、創造の次元で生きる

ではどうすればいいかというと、

「競争の次元ではなく、創造の次元で生きなさい」とワトルズは言っています。

 

創造の次元とは自己実現と表すことができます。

 

自分の持っている能力や才能を最大限に発揮することだけに意識を向ければいいということです。

 

あなたと同じ才能を持っていて、

あなたよりも優れている人がいるかもしれません。

 

その場合でも、自分とその人を比較してはいけません。

比較した時点で競争の次元に落ちてしまいます。

 

自分のできること、やりたいことを精一杯やることだけを意識する。

それが創造の次元で生きるということです。

 

自分をひけらかす必要もないし、

自分を卑下することもありません。

 

創造の次元で生きていると、いつの間にか世の中に価値を提供できる存在になっています。

 

過去の自分よりも成長できていれば、

他人より劣っていてもそれは成功と呼ぶことができます。

 

創造の次元は競争の次元よりも高いところにあります。

 

そこで生きていると、

競争の次元で生きている人たちを見下ろして客観視しているような感覚になります。

 

創造の次元にいる人が競争の次元の人よりも偉いという意味ではありません。

そうではなくて、より広い視野で物事を見ることができるようになるという意味です。

 

創造の次元で生きると人生の見え方が大きく変わります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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