失敗するのが怖くて一歩踏み出すことができず、
「行動しない」という選択をしてしまう。
一昔前の僕はそんな人間でした。
自分のことが一番嫌いになる瞬間です。
傷つくのが怖くて何もできない自分。
当然自分に自信も持てなくなり、
ますます一歩を踏み出す勇気が持てなくなります。
当時は自分のその性格に激しく悩んでいました。
「失敗が怖い」とか「一歩踏み出せない」というのは、
自分の能力が劣っているからではありません。
ただの考え方の問題です。
考え方を変えれば失敗が怖くなくなるし、
自分のことを嫌いにならずに済みます。
当時の僕と同じことで苦しんでいる人の
役に立つことができれば幸いです。
嫌われるのが怖くて一歩踏み出せないとき
昔の僕は他人の目がめちゃくちゃ気になるタイプの人間でした。
どれぐらい自意識過剰だったかと言うと、
使っている携帯電話が「ダサい」と言われるのが怖くて、
人前で携帯電話を出すことができないくらいの臆病者でした。
あなたはこのことについてどう思いますか?
「いや、考えすぎでしょ」
と思いますよね。
そうなんです。ただの考えすぎです。
基本的に人間は自分にしか興味がありません。
自分が考えているほど他人は自分のことなど気にしていません。
「こんなことをしたら笑われるんじゃないか?」
「失敗したら馬鹿にされるのではないか?」
そういう恐怖が頭をよぎると行動できなくなってしまいますが、
その恐怖は自分の思い込みが作り出した幻想です。
あなたは他人の失敗のことをいちいち覚えていますか?
少なくとも見ず知らずの他人の失敗談なんて、
数か月も経てば忘れてしまっているはずです。
覚えていたとしてもどうせ二度と会うこともないのだから、
そんなこと考えるだけ時間の無駄です。
相手が知り合いの場合もありますが、
他人に迷惑をかけたわけでないのなら、
自分の失敗を他人にどうこう言われる筋合いはないわけです。
他人に笑われようが馬鹿にされようが、
自分がそれを受け入れなければ傷つくことはありません。
失敗に対する定義づけを変える
失敗が怖くて一歩踏み出すことができない理由は、
失敗に対する定義づけが間違っているからです。
「失敗=悪」
「失敗=恥ずかしい」
失敗に対してこういうイメージを持っていると、
行動することが怖くなります。
でも失敗のない人生なんてありません。
今大成功をしている人たちも
たくさんの失敗をしたからこそ成功を掴めたのです。
失敗には学びがあります。
「失敗=成長」
に定義づけを変えてみてください。
失敗すればするほど成長します。
つまり、失敗すればするほど成功確率が上がります。
失敗することにワクワクしてきませんか?
その失敗を笑ったり馬鹿にしたりする人間がいても、
気にしてはいけません。
そういう人たちは他人の失敗を笑ったり非難したりするだけで、
決して自ら行動を起こそうとはしません。
行動できない自分の選択を正当化したいからこそ、
他人の足を引っ張ろうとするのです。
失敗しながらも成長し続ける人生と、
失敗を笑い他人の足を引っ張る人生、
あなたはどちらの人生を生きたいですか?
転ばない選択をしつづけるリスク
大人になれば失敗しない選択を選び続けることもできます。
「転ぶのが怖くて転ばない選択をしつづける」
傷つかなくて済むというメリットはありますが、
その代償はとてつもなく大きいです。
転ばない(失敗しない)選択をし続ける人は、
コンフォートゾーンの中でしか生きることができません。
自分の世界は広がらず人生のステージも上がりません。
コンフォートゾーンの中から出てこないということは、
「今の自分にできることしかやらない」ということです。
「今の自分にできることしかやらない」ということは、
今手に入れている結果しか手に入らないということです。
5年後も10年後も今と変わらない人生が待ってるということです。
時代は進歩しているので現状維持は衰退を意味します。
つまり、5年後、10年後に今と同じ状態ならまだいい方だということです。
そうなったときに必ず後悔するはずです。
「あの時やっておけばよかった」と。
どんなお金持ちでも人生をやり直すことはできません。
そう考えると、
「失敗が怖くて何もしない」
という選択の代償がいかに大きいかわかるはずです。
今この瞬間に最善の選択をすることは、
お金では買えないほどの価値があるのです。
まとめ+就職・転職に悩む人へ
「失敗するのが怖い」という恐怖は自分が作り出したただの幻想です。
つまり、自分の考え方を変えれば、
恐怖も消えてなくなるということです。
僕は立場上、海外就職を目指す人の悩みを聞くことがよくあります。
海外就職に成功する人はとりあえず行動する人。
海外就職に失敗する人はいつまでたっても行動しない人です。
海外就職はビザの問題があるので、
一度逃したチャンスは二度とやってこないこともザラにあります。
その時に後悔したのでは遅いのです。
いつでも日本に帰ることができるのだから、
とにかく一度挑戦してみればいいのです。
後悔という代償の大きさが理解できれば、
「失敗が怖い」なんて言ってられないはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。