世の中の流れは急速に変化しています。
時代の変化に合わせて人間も進化しないと、
時代の流れに取り残されることになります。
今人類はバーチャルな世界へと向かっています。
バーチャルな世界とは創造主が作り出した仮想世界のこと。
創造主とはいわゆる神のような存在です。
インターネットの発達によって、
人間は神という存在に近づいたのです。
インターネットを使えば、
遠く離れた国の人とも瞬時につながることができます。
過去の情報にアクセスすることもできるし、
ネット上に投稿された情報は未来にも残り続けます。
瞬間移動やタイムスリップのような現象を、
今まさに僕たちは体験しているということです。
昔の人が今の我々を見たら、
魔法でも使っているんじゃないかと感じるに違いありません。
お金という存在もバーチャルに変わりつつあります。
ひと昔前は「お金=紙切れ」という認識でしたが、
今ではお金=紙切れですらありません。
お金はただの情報であり実存すらないわけです。
遠い将来お金という概念自体がなくなるかもしれません。
リモートワークが浸透し人々と直接会う機会も減りました。
ネット上で僕らが出会う「彼ら」は、
人間であって人間ではありません。
僕らが見ている「彼ら」はあくまでもネット上のバーチャルな存在であり、
実際の姿を直接見ているわけではないからです。
本当に存在しているかどうかはわからないということです。
技術がさらに進み、ネット上に自分のクローンのような存在を作ることができれば、
自分がいなくても自分という人間を存在させることができます。
相手がネット上の自分を「○○さん」と認識すれば、
それは自分が存在しているのと同じことだからです。
例えば、亡くなった有名人の方がいたとして、
その事実を知らずにその人物の映像をネット上で見ていたとします。
その場合、その有名人は見ている側の人間にとって、
「存在している(生きている)」ということになります。
仮想世界のみでの話になりますが、
多くの権力者たちが望んだ「不老不死」の状態が、
今すでに実現されているということです。
その人物がすでにこの世にいないという事実を知らない視聴者にとっては、
その人が存在している(生きている)という現実の中に生きていることになります。
つまり、現実はバーチャル世界と変わらないということです。
僕たちは「情報」の中に生きています。
いや、情報によって世界を作り出していると言ったほうが適切かもしれません。
例えばあなたは自分のことをどう思っていますか?
- 父親
- 息子
- 夫
- サラリーマン
- 上司
- 部下
どの立場から自分を見るかによって、
自分という存在が何者であるかが変わります。
「自分=○○」という確固たる定義はなく、
情報によって定義づけが変わる極めてバーチャルな存在です。
あなたは、自分の理想の人間に自由自在になることができたらいいと思いませんか?
そんな夢みたいな話があったらいいなと
誰しも一度は考えたことがあるはずです。
でも実は、それを実現することはカンタンにできるのです。
あなたのことを誰も知らない場所へ行って、
「私は○○だ」と言えばあなたは○○になることができます。
その場所の人たちにとって、
「あなた=○○」という風に解釈されるからです。
現実は解釈によって生まれます。
つまり、彼らの現実世界では、
あなたは○○という存在になるということです。
インターネット上で考えるともっとわかりやすいです。
ネット上で「私は年収1億円です」と言えば、
それを信じた人にとってあなたは、
年収1億円のお金持ちという存在になります。
逆にあなたのことを認知していない人にとっては、
あなたはこの世に存在しないのと同じことになります。
結局我々は何者でもないし、
何者にでもなることができるということです。
今僕たちが認知している自分という存在は、
この人間社会という情報世界の中で、
断片的に切り取った情報によって定義されています。
これから技術の革新がさらに進めば、
人類は神により近い存在になっていくでしょう。
神は万物を作り出す創造主のこと。
我々人間も仮想世界の中であれば、
何でも自由に作り出すことができます。
つまり、神の存在に近づくと言うことは、
より一層バーチャルな世界になっていくということです。
今はその新時代へ向かう過渡期です。
抽象度の高い本質的な思考を磨かないと、
これから訪れる未来を生き抜くのは困難を極めるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。