コロナから導き出されるキーワード、
- ソーシャルディスタンス
- リモートワーク
- 時短営業
- 自己隔離
- 国境閉鎖
- ロックダウン
これらのキーワードから導き出される共通点、
それは「Individual(個)」そして「Independence(自立)」。
様々なものが分離分断され、
無駄な人間関係は極限まで排除されました。
個人が自立して生きていく時代。
ここに「副業解禁」や「終身雇用崩壊」というキーワードを足すと、
その様相がますます強くなります。
人と接触する時間が減ると、
必然的に自分と向き合う時間が増えます。
自分を知り個の幸福を追求することが、
これからの時代には求められるようになります。
自分と向き合う時間
僕たちは1日の中で自分と向き合う時間をほとんど持っていません。
1日1分すら持ってないという人も
多いのではないでしょうか。
自分のために時間を使いたくても、
他人との人間関係があるために、
自分の時間はどうしても後回しにされがち。
ようやく自分の時間が取れると思っても、
また別の用事が発生して結局時間が取れない、
なんてことも頻繁に起こります。
無駄な人間関係が整理され、
必要最小限の人付き合いだけになることで、
自分に向き合う時間が増えました。
一人でも生きていける時代
人間は支え合わなければ生きていけません。
確かにそれは正しいですが、
現代社会においては、人と関わりを持たず、
一人で生きていくことも可能です。
コロナがその最たる例で、
部屋に引きこもっていたとしても、
生きていくために必要なものは、
電話やネットで取り寄せることができます。
外食のデリバリーも一般化したことで、
部屋から一歩も出ることなく生活することが、
違和感のない時代になりました。
相矛盾する2つの欲求
人間関係に悩みやストレスを抱える人は非常に多いです。
「できれば他人とのかかわりなど持ちたくない」
そう考える人も多いのではないでしょうか。
人間関係を排除することができれば、
余計なストレスを抱えずに済みます。
そうすればもっとのびのびと自由に生きられるはずです。
そう願う人も決して少なくないに違いありません。
そのように考える一方で、
「他者とつながりたい」という欲求も
持ち合わせるのが人間の不思議なところ。
SNSがここまで普及したのは、
人間が本能的に持ち合わせている「親和欲求」を
満たすことができるからです。
バーチャルなつながり
親和欲求とは別名「つながりの欲求」。
普通に考えたら、
他人のプライベートな書き込みなど、
1ミリも興味などないはずです。
そんな情報なくても生きていけるし、
なんならむしろ無駄な情報であると言えます。
にもかかわらずSNSに(中毒的に)没頭する人が多いのは、
バーチャルなつながりを求めているからだと言えます。
リアルな人間関係はめんどくさいからいらない。
でもバーチャルな環境においては、
他人とつながっていたい。
だからこそ、見ず知らずの赤の他人とつながり、
せっせと交流することに時間を費やすのだと思います。
自分らしく生きよ
個の時代へ向かう今の世の中、
他人に迎合する必要はありません。
そういう生き方はむしろ時代と逆行しています。
他社に迎合するということは、
自分を殺し他人に合わせるということです。
それで幸福になるのは難しいでしょう。
必要最低限の人間関係の中、
付き合いたい人とだけ付き合い、
自分らしく生きることが今の時代の幸せ。
その変化がコロナによって加速しただけの話です。
まとめ
コロナ後の世界は「個」が「自立」して生きる世の中になります。
言葉だけを聞くと厳しい印象を受けるかもしれませんが、
実はとても喜ばしいことなのです。
自立には責任が伴いますが、
一方で自由を手に入れることもできます。
各個人が自分らしく自由に生きる世の中。
素晴らしい社会になると思いませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。