今までこのブログを読んでいただいた方は何度も目にしていると思いますが、
「ネガティブな出来事が起こった時、そこに何かギフトがなかったか考える」という表現がこのブログにはよく登場します。
「要するにポジティブシンキングをすればいいんでしょ?」と思われている方も中にはいらっしゃると思いますので、もう少し詳しく説明したいと思います。
世間一般で言われているポジティブシンキングというのは、「どんなことがあってもポジティブに考える。決してネガティブに考えてはいけない」という考え方のことです。
しかし引き寄せの法則的観点から言うと、この考え方は必ずしも正確ではありません。
いわゆるポジティブシンキングというのは、ネガティブな考え方を否定する思考のことです。
それに対し、引き寄せの法則ではネガティブな感情を否定しません。ネガティブな感情が出てきたとき、その感情を受け入れ、感謝することで癒していきます。
そしてポジティブな出来事が起こったときにも、「その出来事のネガティブな側面」を探します。
ポジティブなことがあった時に有頂天になってしまうと、散漫になってしまい、大きなミスをしてしまうかもしれない。
気が大きくなって無謀な投資をして、大きく損をしてしまうかもしれないなどのケースも考えられます。
引き寄せの法則を上手に活用するためには、「ポジティブ思考ではなく、ニュートラル思考」が重要です。
引き寄せの法則で重要になるのは、思考ではなく感情です。
ネガティブな出来事が起こった時に、ポジティブな側面を見つけることができると、波動が下がることがなくなります。
ポジティブな出来事があった時に、ネガティブな側面を探すことで、有頂天にならず中立的な視点から物事を見れば、危機を予見できる。ネガティブな側面のおかげで、危険を回避できるのであれば、ネガティブ思考にも感謝できると思います。
以前の記事に書きましたが、引き寄せの法則を最も上手に使える人は「潜在意識がクリアな人」です。
余計な観念や思い込みをもたない「赤ちゃん」のような思考の持ち主です。
赤ちゃんは感情で動きますよね。やりたいことをやって、やりたくないことはやらない。完璧に自分軸で生きています。立ったり、しゃべったりするときに大人の様に「自分には無理だ」とか考えることもありません。
また赤ちゃんがお金を見たとしても、それが良い物とか悪い物とか考えることはありません。学歴や性別、肩書などで人を判断することもありません。
潜在意識がクリアな人は善悪のジャッジをすることが極めて少ない「ニュートラル思考」の持ち主です。
僕個人の見解ですが、そもそもポジティブ思考とかネガティブ思考と言っている時点で、善悪をジャッジしてるように思います。
もし人間に不安や恐怖がなく、なんでもポジティブに考えていたら、命の危険にさらされるような無謀な行動をとるかもしれません。
寂しさや悲しみがなければ、他人に感謝したり、大切にしなくなるかもしれません。
ネガティブな感情があることで恩恵を受けていることもたくさんあると思います。そういった状況下では、これらの感情はむしろありがたいと思えるポジティブな感情であるということができるようにも思います。
ポジティブな考えしか持たないことで、命を落とすような危険な行為をとってしまうのであれば、それはネガティブな思考であるともいえるような気がします。
だからポジティブとかネガティブとか偏った側面から物事を判断するのではなく、常に中立なニュートラル思考で物事をとらえる癖をつけることが大切です。
そうすることで余計な観念で善悪をジャッジしなくなり、潜在意識がクリアになっていきます。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。