先日抽象化思考とはどういうものかについて解説をしました。
この抽象化思考をうまく利用すると、他人と比較したり、コンプレックスを感じることが少なくなります。
他人との比較は不幸の始まり
もしあなたが不幸になりたくないのであれば、今すぐ他人との比較をやめることです。
他人との比較は相対的なもので、そこに絶対的な価値はありません。つまり比較することに意味はないということです。
そして我々人間はないものねだりをする生き物ですので、自分より優れている人と自分を比較して自分を過小評価したり、卑下してしまう傾向があります。
どんなに自分が成長しても結果を出しても、上には上がいるものです。他人との比較を続ける限り、どんなに物質的に満たされたとしても幸福感を感じることはできません。
もし比較をするのであれば、過去の自分との比較です。過去の自分と今の自分を比べて、成長できているのであればそれで十分だと思います。
抽象化思考で他人との比較をやめる
抽象化思考についての概要は上記リンクの記事にて解説しておりますので、そちらをご覧ください。
実はこの抽象化思考ですが、他者との比較に悩まされている人にも非常に役に立つ思考法なんです。
自分は周囲の人たちを抽象化してみましょう。できれば、3段階ぐらい抽象化するといいです。
そうすると、あなたもあなたにコンプレックスを感じさせる人も同じ「人間」であるということがわかると思います。
「人間」という抽象度で両者を見た時、そこには違いがありません。違いがないのであれば、コンプレックスも感じようがないですね。
僕は最近街を歩いていて見かける人たちを、みんな「人間」という抽象度で見るようにしています。
「人間という生き物が道を歩いているだけ」。そう思うようになると、通行人だけでなく自分と関わりのある人たちに対しても、よけいな感情を持つことがなくなりました。
抽象化思考で引き寄せの法則を加速させる
抽象化思考は引き寄せの法則に対しても非常に役にたつ考え方です。
目の前に見えている物質世界を抽象的視点で見るようになると、そこにリアリティがなくなります。
「脳は現実とイメージを区別できない」と以前お話したことを覚えているでしょうか?
目の前に見えている現実のリアリティがなくなり、イメージングやアファーメーションで理想世界に臨場感を持たせたとき、脳は理想世界を現実だと勘違いし、それを実現しようと働きます。
もし目の前に見えている現実に満足しているのであれば、抽象化思考は必要ないですが、実現したい理想世界があるならば、現実のリアリティを低くして、理想世界に臨場感を持たせることが、願望の引き寄せを加速します。
今日は以上です。
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。