何かに挑戦しようとするとき、自信がなくて行動できなかったことは誰にでもあると思います。
今日は自信がない原因と自信をつける方法についてブログを書いてみたいと思います。
自信がない原因
自信とは読んで字のごとく「自分を信頼する」ことです。自信がないということは自分のことを信頼できていないということです。
そして多くの人は「実績を作る」ことができれば、自信がつくと思い込んでいます。しかし、自信がないために行動できず、実績を作ることができないという矛盾にはまってしまいます。
実績をつくることは自信をつけるためのひとつの手段であり、必ずしも自信をつけるために必要な要素ではありません。
「根拠のない自信」という言葉があるように、実績がなくても自信のある人も存在します。
自信がない原因は「自己否定」と「失敗への恐怖」です。
過去に失敗した経験、それによって否定されたり批判されたりした経験がトラウマとなります。そして失敗することが怖くなり、自信がなくなってしまいます。
それでは、自信をなくさない方法と自信をなくした時に自信をつける方法について考えて行きたいと思います。
自己否定をしない
「自信を無くす」と言うように、自信とは本来誰しもが持っているものです。「自信を取られる」とは言わないように、自信とは奪われるものではなく、自ら失うものです。
つまり自信をなくさないために必要なことは「自己否定」をしないことです。
「自信がない」ということはすなわち、「できると思っていない」ということです。
そして「できると思っていない」ということは、過去にその根拠となる何かしらの経験をしているはずです。
小さい子供は「自信がない」とは言いませんよね。ということは成長過程のどこかで自信を失うような経験をしたということです。
例えば大勢の前でスピーチをする経験があり、上手にしゃべることができずに皆に笑われたとします。そうすると、次から人前でしゃべることに恐怖を感じるようになります。
でも、他人から笑われたとしても自分自身がその否定を受け入れなければ、自信を失うことにはなりません。
同じシチュエーションであったとしても、周囲の人間が「スピーチはうまくなかったけど、一生懸命しゃべっていて感動したよ」という反応をしたのであれば、おそらく自信を失うことはなかったでしょう。
ということは、失敗体験そのものが原因になっているわけではなく、その体験に対する自分の受け止め方が自信を失わせているということになります。
自分自身を褒める習慣を持つ
先ほどの「自己否定」をしないということと似ていますが、自分自身を褒めることもとても大切な習慣です。
何かを達成した時だけに自分を褒めるのではありません。それは条件付きの愛です。
挑戦したけどうまくいかなかったときも「よくがんばったよな。俺ってすごい」と自分を褒めてあげることです。
自分のいいところだけを褒めていても、自信がつくのはその分野だけです。
自分の悪いところ、苦手なところも褒めて(認めて)あげることでセルフイメージが高くなります。他人にどう言われるかは関係ありません。他人に否定されても自分が自分褒めてあげることができれば、自信を失うことにはならないからです。
失敗に対する解釈を変える
失敗が怖いのは失敗が悪いものだと考えているからです。失敗することによって何かを失ったり、他人から否定されたりする恐れがあります。
だからこそ、「うまくいかなかったらどうしよう」と失敗を恐れてしまい行動ができなくなります。
失敗を悪いものだと考えるから怖くなってしまうのです。失敗は成功へのプロセスだと思えば恐怖も小さくなります。
そして失敗に対する解釈を変えることです。その体験には必ず何かしらのギフト(学び)があるはずです。
否定されるのが怖くて女性に声をかけることができない人がいたとします。でも、女性に否定されたとしても、「声をかけることができた」という自信と、「断られることに対する免疫」がつくようになったと解釈することもできます。
そうすると、次回から女性に声をかけるという行為に対して、それほど恐怖を感じなくなります。
しかし、この体験によって「俺はやっぱりダメだ」という解釈をしてしまえば、よりいっそう自信を失うことになってしまいます。
失敗に対する恐怖を小さくする
人間は見えないもの、知らないものに対して恐怖を感じます。であれば、自分に恐怖を感じさせているものを、より詳しく知ることで恐怖を小さくすることができます。
起業を考えているけどうまくいく自信がない、でもどうしても起業をしたいと思っている人がいたとします。
その場合は、自分が何に対して恐怖を感じているかを掘り下げて考え、恐怖を感じさせるものを詳しく調べてみるといいです。
このケースで言うならば、一番の恐怖は「起業に失敗して借金をかかえること」でしょうか。
もしそれが恐怖なら、同じように「起業に失敗して借金を抱えている人」の情報を調べてみたり、そうなったときにどのように対処すればいいかを調べればいいです。
「多額の借金を抱えていても普通に生活している人」のことを知ったり、「自己破産」や「生活保護」という選択肢が見えてくれば、幾分か恐怖も小さくなるのではないでしょうか?
それでも恐怖を感じるなら、起業という選択肢から逃げることもありだと思います。そして逃げてしまった自分を絶対に否定しないことです。
そして情報を調べるときにはできる限りネガティブな情報を入れないことです。起業に失敗して最悪の結末を迎えた人の情報が入ってくると、より恐怖が大きくなります。
立ち止まるための情報がほしいのであれば、ネガティブな情報も必要ですが、一歩踏み出したいときにはネガティブな情報は入れないほうがいいです。
恐怖が小さければ自信がなかったとしても行動を妨げることはありません。
例えば、ゴミ箱に紙屑をポイッと投げて捨てるときに、入れる自信がなくても「投げるのをやめておこう」という人はいませんよね。
でも、もしその紙屑がゴミ箱に入らなかったら全財産を失うとしたら、怖くてとてもできないと思います。
つまり自信と恐怖とどちらが大きいかが問題であって、行動そのものが原因であるというわけではありません。だからこそ恐怖を小さくするというのは、自信がなくても行動するために必要な考え方です。
そもそもみんな失敗している
どんな成功者であっても必ず失敗しています。むしろたくさん失敗したからこそ、成功できたとも言えます。
失敗しない人はいません。やったことがないことは失敗して当たり前です。
経験がないから自信がないというのであれば、何もできないですよね。
自信がなくてもとりあえずやってみる。そして失敗を繰り返すうちにできるようになるわけです。
だから、経験がないから自信がないという理屈は、当たり前であり、ある意味矛盾しています。
何かを始めるとき、すでに成功している人と自分を比較するから、「失敗するとバカにされるのではないか」と恐怖を感じるのです。
でも、その成功者も初めての時は必ず失敗したはずです。だからもし比べるなら、その成功者が初めて挑戦した時と比べるべきです。
みんな失敗しているし、初めてなのだから失敗して当たり前だと考えることができるようになれば、多少は自信が出てくるのではないでしょうか?
自分は素晴らしい存在であると思うことができれば、自分を信じることすなわち「自信」をつけることは可能です。
自信とは自分との小さな約束の積み重ね
自信がある人とは、自分のとの約束を守ってきた人のことです。
人間関係においても、信頼できる人というのは約束をきちんと守る人ですよね。
それは自分に対しても同じことが言えます。
「○○をやろう」と決めたのに、ついつい先延ばしをして結局挫折してしまったなんてことはよくある話です。
こういう小さな自分との約束を破る行為が、自信の喪失につながります。
成し遂げる事の大小は関係ありません。
「毎朝5分だけ早く起きる」という小さな約束でいいんです。
ただ、自分と約束したのであればきっちりと約束を守らなければなりません。
小さな約束を積み重ねていくから、大きな自信につながるんです。
それが自信の正体です。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。