ドリームキラーという言葉をご存知でしょうか?
その名の通り「夢をつぶす人」のことです。
僕たちが夢に向かって挑戦しようとするとき、その夢の実現を阻もうとする人がいます。
「お前には無理だ」
「そんなことできるわけない」
「もっと現実を見ろ」
ほとんどの人は他人のこういう言葉を真に受けて、夢を諦めてしまいます。
どんなことも、できるかどうかはやってみなければわかりません。
それをやる前から無理だと決めつけて、夢を諦めてしまうのは非常にもったいないと思います。
- 善意のドリームキラーと悪意のドリームキラー
- 悪意のドリームキラーとは距離を置く
- 夢のない人生は目的地のない航海のようなもの
- 夢を否定する人間ほど何も成し遂げていない
- ドリームキラーを一撃で撃退する方法
- 一番のドリームキラーは自分の潜在意識
善意のドリームキラーと悪意のドリームキラー
ドリームキラーには2種類あり、善意のドリームキラーと悪意のドリームキラーがいます。
善意のドリームキラーとは主に家族や友人など、あなたの身近にいる人のことです。
夢に向かって挑戦することに対し、失敗したときのリスクなどを考えあなたの身を案じて夢を諦めさせるような助言をしてくる人たちのことです。
善意のドリームキラーのタチが悪いのは、本人は「あなたのためを思って」言ってくれていることです。
これに対し悪意のドリームキラーとは、あなたの成功を妬み足を引っ張るような発言をする人のことです。
あなたに成功してほしくない、あなたが成功することによって劣等感を感じ、自分が取り残されてしまう孤独感に襲われることを極度に恐れています。
だからあれやこれやと理屈をこねて「いかにあなたが成功できないか」ということを饒舌に述べてきます。
悪意のドリームキラーとは距離を置く
善意のドリームキラーは家族・友人と前述しましたが、友人の中には悪意のドリームキラーになる人もいます。
もしあなたのまわりに悪意のドリームキラーがいるのであれば、すぐに距離を置くべきです。あなたの成功を心から喜んでくれない人はうわべだけの友人で本当の友人ではないからです。
もちろん子供の夢を応援してくれる親もたくさんいます。
しかしなぜ子供に対して無償の愛を注いでくれる存在であるはずの親がドリームキラーになるのか?
それは「親はあなたに成功してほしいのではなく、苦労してほしくない」からです。
ですから自分の夢を否定されたことに反発するのではなく、まずは感謝してください。
善意のドリームキラーはあなたのことを大切に思ってくれる人ですから、距離を置く必要はありませんがその助言を本当に受け入れるべきかはよく考える必要があります。
夢のない人生は目的地のない航海のようなもの
善意のドリームキラーの助言を聞くな、ということではないです。
時にそれは正しい指摘であることもあるので、自分にとって腑に落ちるのであれば耳を傾けることも必要です。
子供の頃は大きな夢を抱くことがありますよね。
プロ野球選手になりたい、歌手になりたいなど夢は人それぞれですが、いつしかその夢を諦め、「やりたいことがわからない大人」になってしまいます。
人生は航海によく例えられますが、夢や目標のない人生というのは「目的地もないまま海をさまよっている」状態です。
目的地がないのであれば当然たどり着くことは不可能です。
夢を否定する人間ほど何も成し遂げていない
あなたの夢を否定されたとき、そのドリームキラーが善意・悪意であるか関係ありませんので、よく考えてみてください。
その人はプロ野球選手(歌手)ですか?
おそらく違うと思います。本人が経験したこともないのに、なぜあなたが抱いた夢が実現不可能であるということが言えるのでしょうか?
別の例を挙げます。
今あなたの年収が300万円だったとします。
そして友人に「年収1億円を稼ぐ人間になる」と宣言したとします。
友人は「年収300万円のお前がどうやって1億円稼ぐんだ?無理に決まってるだろう」と言ってきました。
では果たしてその友人は年収1億円を稼いでいるのでしょうか?
ドリームキラーが「夢をつぶす」ような発言をするとき、彼らの常識の範疇で物事を判断しています。自分が経験したことないから「できない」という結論に至るわけです。
そして善意・悪意のドリームキラーに共通して言えるのですが、
あなたが夢を諦めても、彼らは責任を取ってくれません。
夢を諦めたから豊かな人生を提供してくれるわけでもなく、あなたが後悔することになっても何かをしてくれるわけでもないです。
だから助言を受け入れてその夢を諦めるのであれば、絶対に後悔しないと自分自身に納得させておかなければ、後からその人たちのことを憎むことになってしまいます。
これでは人生がつらく苦しいものになってしまいますね。
ドリームキラーを一撃で撃退する方法
ではドリームキラー撃退法です。
たった一言です。
「で、根拠は?」
これだけです。
数は多くありませんがごく普通の野球少年が最終的にプロ野球選手になることもありますし、普通の少年少女が歌手になることだってあるわけです。
年収300万(もしくはそれ以下)の人が年収1億円になった事例だっていくつもあります。
ということは可能性はゼロではないわけです。
それをやる前から不可能だと決めつける(しかも他人が)のは、あまりにも軽薄だと思います。
だからもしどうしてもやりたいことがあって、ドリームキラーがあなたの夢を否定してきたら「で、根拠は?」と言ってみてください。
一番のドリームキラーは自分の潜在意識
実はここまでは前置きです。
本当のドリームキラー、それはあなたの潜在意識です。
子供のころから否定的な言葉を聞かされて育っているうちに、「こんな自分になんて無理だ」という観念を持つようになったあなたの潜在意識が強烈なブレーキをかけて、夢の実現を阻害します。
ですからどんなに外側のドリームキラーを排除したとしても、最大の敵である潜在意識を制圧しないことには夢の実現は難しくなります。
潜在意識がドリームキラーになったきっかけを作ったのは周囲の人々かもしれませんが、最終的にその否定的は言葉を真に受け潜在意識に観念としてインストールしてしまったのはあなた自身です。
夢の実現に対し否定的な観念をインストールしてしまうと、潜在意識が「できない理由」を必死に探してきます。
例えば「学歴がないから」とかそういうことです。
実は人間は変化を嫌う生物で、脳は怠けようとするという特徴があることも夢の実現を阻害する原因の一つであるのですが、これについてはまた後日解説します。
学歴がなくても社会的に成功している人はたくさんいますね。
自分の周りにそういう人がいないとか、統計的にそういう人が少なめであるという世間一般の通念が影響していることが大きいですが、だからといって「あなたができない」理由にはなりません。
だから潜在意識があなたの夢の実現を阻害するような声をかけてきたときは、
「で、根拠は?」
と自分自身に聞いてみてください。
あれやこれやと否定的な理由を見つけてくると思いますが、100%実現が不可能であるということを証明することはできないと思います。
そして自分と同じような境遇で夢を実現した人の事例があるのであれば、
それを繰り返し潜在意識にインプットします。
「できない理由」を証明できず「できた事例」があったとするならば、
潜在意識も「ひょっとしたら実現は可能なのではないか」と思うようになってきます。
そうこうしているうちに潜在意識が書き換えられ、「夢の実現は可能である」と観念が変わっていきます。
絶対に「できない理由探し」をしないでください。
夢の大小は関係ないです。
夢に向かっている旅路こそが幸せである、と言っている成功者もいます。
内なるドリームキラーと向き合ってみてください。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。