僕たちは毎日ご飯を食べますが、ご飯はなぜおいしいのでしょうか?
この場合のご飯とはお米のことではなく、食事のことです。
あなたにとっておいしいものとはどんなものでしょうか?
好みは人それぞれですから、何をおいしいと感じるかは人によって違います。
甘い物が好きな人もいれば、しょっぱいものが好きな人もいます。
でも、甘いものが好きだからと言って、そればかり食べていたら体を壊しますよね。
しょっぱいものも同じです。
それだけではありません。
何よりも同じものばかり食べていたら飽きます。
ご飯のおいしさを引き立たせるもの
お、おいしそう・・・。
僕たちがご飯をおいしく感じることができるのは、
バランスのよい食事をとっているからです。
甘いものばかり食べていたら、しょっぱいものが食べたくなります。
こってりしたものばかり食べていたら、あっさりしたものが食べたくなります。
仮に健康面を度外視したとしても、毎日同じものを食べないといけないのであれば、
さすがに好きな食べ物でも嫌気がさすはずです。
適度に違う種類の食べ物を食べるから、
自分の好きな食べ物がよりおいしく感じることができるわけです。
マイナスな出来事があるからこそ幸せを感じることができる
これは人生にも同じことが言えると思います。
僕たちが幸せを感じることができるのは、
人生にマイナスな出来事が起こるからです。
人間には「慣れる」という能力が備わっています。
幸せもずっと続くとそれが当たり前になってしまい、幸せと感じなくなります。
毎日高級フレンチばかり食べていたら、さすがに飽きますよね。
日本ってとても豊かな国だと思います。
でも、それが当たり前になっているから、そこに幸せを感じることができない人が非常に多いです。
一度人生のどん底に落ちると、当たり前の日常がいかに幸せだったかに気付きます。
そう考えると、マイナスな出来事というのはマヒしている僕たちの感覚を呼び覚まし、
幸せに気づかせてくれるギフトではないかと思えます。
いいことだけしか起こらない人生は退屈です。
「そんなわけあるか」と思うかもしれませんね。
でも、よく考えてみてください。
立派な家に住めて、おいしい食事が食べれて、家族がいて、友達がいて、車もあるし、教育も娯楽も充実している。
十分贅沢だと思いませんか?
すでに満たされているにもかかわらず、そこに充実感を感じることはなくむしろ退屈に感じている。
僕たちは自分が幸せになれない理由を外的要因のせいにしがちですが、
結局は自分の解釈の仕方、物事の見方が問題なんです。
自分でそのことに気づくことができないから、
マイナスな出来事が気づかせてくれるんです。
例えば、あなたの足が常に痛かったらどう感じますか?
とてもいい気分でいることは難しいですよね。
でも、ある日突然その痛みが消えたら、おそらく飛び跳ねて喜ぶはずです。
その痛みがあるからこそ、自分の体が健康であることがどれだけありがたいことか気づくことができるんです。
人生に起こる出来事を楽しむ
人生には必ずいいことと悪いことが起こります。
僕たちは、悪いことが起こるとすぐにネガティブな感情に支配され、冷静さを失ってしまいがちです。
でも、今あなたがこうやって生きているということは、
悪いことが起こったけど大丈夫だったということです。
人生に起こるマイナスな出来事は、冷静な目で見ると意外に大したことなかったりします。
それが大ごとになってしまうのは、そこでネガティブな周波数に自分の波動をチューニングしてしまうからです。
今までも大丈夫だったんだから、これからも大丈夫です。
だから、不安や恐怖におびえずに堂々としていればいいんです。
こういう意識を持っていると、自分に起こる出来事を冷静な目で見ることができるようになります。
そうすると、マイナスな出来事が起こっても「お、来た来た」ぐらいの感じでとらえることができるようになります。
お金が一時的になくなっても、また貯めればいいだけです。
ゼロどころかマイナスの人も元気に生きているのだから、気にすることではありません。
たまには高級料理を食べてみる
いつも安いレストランで食事をしていたら、たまには高級料理も食べてみたくなりますよね。
多くの人はそう思っているはずなのに、実際に高級料理を食べる人はほとんどいません。
「高いからやめておこう」という理由で諦めてしまいます。
でも、決して払えない金額じゃないはずです。
高級料理が食べたいなら、その対価として高額なお金を払わなければなりません。
人生もそれと同じで、よりよい結果を手に入れたいのなら、それに見合ったリスクを負う必要があります。
でもそのリスクは、命を賭けなければならないほどのリスクでない場合がほとんどです。
少しのお金しか払わなければ、安い料理しか食べれません。
リスクを避けてばかりいては、それに見合った結果しか得られません。
「でもリスクを考えずに行動して、失敗したらどうするんだ?」
もし、そう思うのであれば、おそらくあなたは失敗するでしょう。
なぜなら、行動する前から失敗することしか見ていないからです。
もっと自分の人生を信頼してください。
どうせ大丈夫だし、絶対にうまくいくようになっています。
自分のことを信頼せず、失敗ばかりにフォーカスしてその現実を引き寄せたいのか?
それとも、自分を信頼して望む現実をイメージしてワクワクしたいのか?
うまいくいくかいかないかは、どちらに焦点を当てるかで決まります。
「高級料理を食べたい」と思いながらも、「高いから」という理由で安い料理ばかり食べる生活に甘んじていたいですか?
その生活に幸せを感じられるなら、リスクを冒してまで行動する必要はありません。
でも、その生活に不満を感じるならば、高いお金を払う、すなわちリスクを背負ってでも行動するしかありません。
そうでなければ、いつまでたっても現状の不満が消えることはありません。
あなたの本心は「幸せになりたい」と思っているはずです。
「自分はこんなもんじゃない」と思っているからこそ、普通の生活に不満を感じているわけです。
だったら自己実現して、あなたの本心が求める幸せを手にいれるべきだと思いませんか?
まとめ
- 幸せを感じることができるのは、マイナスな出来事があるからである。
- マイナスな出来事が起こっても大丈夫。それはギフトである。
- 不安や心配に焦点を当てない
- リスク(マイナスな出来事)は自分が考えているほど大きな問題ではない。
- だから、リスクを恐れず行動して自分の本心が喜ぶ道を選ぶこと